最近、また細木数子の露出度が高くなっているように思える。僕は、基本的に彼女は嫌いだし、占い師がいつのまにか予言者になっていることもどうでもいい。ただ、彼女の名前を目にすると、どうしてもリンクしてしまう人物がいる。 安岡正篤その人だ。昭和から平成になるとき、「平成」という元号の発案者であると報じられた。これは、昭和54年に大平内閣で成立した元号法に安岡が深く関わっており、昭和64年1月、竹下内閣のもとに発足した新元号に関して、再び安岡の名が報じられたのだ。細木との関係は、後述するにして、僕は、この安岡なる人物に当時、非常に興味を持った事を覚えている。この老陽明学者は、終戦の詔勅に朱筆を入れ、戦後の歴代首相との師としてあがめられ、政界裏面史のカリスマでもあった。 しかし、政界の裏面に登場する多くの人物同様、彼も戦勝国から追われた一人であった。彼は、東京帝国大学在学中に陽明学を究め、
私は、オーストラリアのメルボルンに住んで20年になる。ほぼ毎年、日本に一時帰国しているが、そのたびに、日本社会の変わりようが目に付く。 今回は、日本やオーストラリアにいる日本人の友人たちから「ぜひ行ってみたら面白いよ」と言われていた、東京・秋葉原の店を覗いてみた。秋葉原といえば、世界中に知れ渡っている電気製品やコンピューター関連の店が立ち並ぶ街のはずだった。ところがそこに、ちょっと口では説明しきれない店ができているという。 特に期待して出かけたわけではないが、結果としては必要以上にたっぷりと時間をかけて、何度も階段を上ったり下りたりするハメになってしまった。 まず、妖しいコスチュームのフロアーに出くわした。なんとそこには、女子高生らしいくったくのない数人の学生がいるではないか。昔は、この手の店には笑顔のないサラリーマン風の男が多いと相場が決まっていたが、今は様変わり
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