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ブックマーク / knakayam.exblog.jp (2)

  • ラザロ徴候 | 中山研一の刑法学ブログ

    「ラザロ」とは、「新訳聖書」の「ヨハネによる福音書」に登場する、イエスによって死後4日目に蘇らされたという人物の名ですが、ここで「ラザロ徴候」とは、脊髄反射とも脳幹反射ともいわれる、すぐれて人間的でなめらかな動きのことを意味します。 それは、具体的には、脳死判定の最中や前後に、ベッドに横たわった脳死者の両手が、直接触れるなどの刺激を与えていないのに突然持ち上がり、胸の前で合わさってまるで祈るようなしぐさをするというものです。つまり、それは、いわゆる「長期脳死」の典型的な一例をあらわすものとして、注目されているのです。 ご承知のように、2009年7月の国会で、1997年の「臓器移植法」の根原則を変えてしまうような改正案があわただしく通過し、2010年7月から施行されることになっています。 このブログでも取り上げましたが、人の同意がなくても遺族の同意があれば「脳死体」からの臓器移植を可能に

    ラザロ徴候 | 中山研一の刑法学ブログ
    I11
    I11 2010/07/01
    7月1日より本人の同意がなくても家族の同意だけで殺して臓器を摘出できる改正臓器移植法施行。脳死者に特有のラザロ徴候http://www.fujitv.co.jp/nj/photo/nousi2_03.jpg
  • 裁判員法第1号事件 | 中山研一の刑法学ブログ

    新しい裁判員法の実施第1号事件の審理が、8月3日から8月6日までの4日間の連続開廷で早期に終結しました。テレビや新聞は、その経過と内容を連日にわたって詳しく報道しましたが、それは、裁判員の選出手続から始まって、第1回公判からの審理の進行状況、そして最終的には、判決の内容を伝えるとともに、裁判員の感想や、担当した検察官や弁護士、さらにはいわゆる有識者の談話にも及んでいます。そして、一般には、まずは無難な門出(好発進)として評価されているといってよいでしょう。 この第1号事件は、いわゆる「否認事件」ではないので、最初から有罪が予測されており、「量刑」(どの程度の刑罰を科すのか)に関する裁判員の対応が問われるというケースでしたから、それほど問題があるとは思われなかったのですが、しかし細かく見ますと、このような単純と思われる事件の審理においても、すでにいくつかの問題があり、今後の課題をかかえている

    裁判員法第1号事件 | 中山研一の刑法学ブログ
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