多くのビジネスが行き詰まったコロナ禍。こんなビジネスもあるのかと話題になったのが、『地球の歩き方』だ。海外旅行にいけないのにガイドブックが売れるワケがない。そうした状況下で『地球の歩き方』が新たに到達したのが、蓄積されたノウハウを用いた読ませる本をつくるということだ。この路線は見事にあたり『世界の中華料理図鑑』や『ディズニーの世界』など、様々なテーマの本が、慣れ親しんだ地球の歩き方のフォーマットで刊行されている。 そのなかでも、こんな手があったかと話題になった本がある。 『地球の歩き方 ムー 異世界(パラレルワールド)の歩き方』が、それだ。この本は14万部(10刷)を超える大ヒットとなり、今年3月には日本列島の津々浦々のミステリースポットを集めた『地球の歩き方 ムーJAPAN ~神秘の国の歩き方~』も発売。