米オハイオ州クリーブランドで開催された共和党全国大会で代議員に呼び掛けるウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(2016年7月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/DOMINICK REUTER 【7月31日 AFP】米国で29日、ノースカロライナ(North Carolina)州の「有権者ID法」は、黒人有権者の投票制限を目的として制定されたもので無効だとする連邦控訴裁判決が出された。 ダイアナ・モッツ(Diana Motz)連邦判事は判決文の中で、ノースカロライナ州議会が制定した有権者ID法は「5種類の方法で投票と有権者登録を制限し、その全てがアフリカ系米国人に過度に影響を及ぼしている」と述べた。モッツ判事はさらに判決文で、2013年8月にパット・マックロリー(Pat McCrory)知事(共和党)が署名して成立したこの法律には「差別的な意図がある」と指摘している。 米国の投票基準
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