タグ

ブックマーク / realsound.jp (137)

  • 人類学者・ミラと紐解く「バ美肉」の世界 あらゆる人が「理想の自分」になれる時代に感じた可能性

    スイスの人類学者であり、「ミラ」として活動するリュドミラ・ブレディキナ(Liudmila Bredikhina)氏が、「バ美肉(=バーチャル美少女受肉)」に関する論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞した。「バ美肉」に関する研究が学術賞を受賞するのは世界初の快挙であり、2022年のバーチャルに関する動きのなかでも特筆すべきもののひとつだった。 今回はそんなミラに、これまで行なってきた研究の内容や、「バ美肉」に興味を持って研究を始めたきっかけ、バーチャルの姿とジェンダー規範に関する話などを聞いた。 Liudmila Bredikhina ーーまずはミラさんの行っている研究の具体的な分野と内容について教えてください。 ミラ:2021年、私はスイスのジュネーブ大学にてアジア研究の修士号を取得しました。最近「プリ・ジャンル」を受賞した論文は、バ美肉と日の伝統的な演劇

    人類学者・ミラと紐解く「バ美肉」の世界 あらゆる人が「理想の自分」になれる時代に感じた可能性
    Imamu
    Imamu 2024/03/06
    「ネットで日本のロリータファッションの写真を発見し、雑誌『FRUiTS』のスキャンを読んだことをきっかけにMALICE MIZERのギタリストであるManaに恋心を抱くようになり、そこからヴィジュアル系ややおい、乙女ゲーム」
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
    Imamu
    Imamu 2023/09/24
    「特にメタルバンド・Animals As Leadersは象徴的ですね。メンバー構成がドラムひとりと8弦ギターがふたりの3人で、もはやギターとベースが別の役割をするという概念もない」
  • 小説家 三浦しをん、BUCK-TICKから受けた多大な影響 ツアーに通い詰めて感じた“バンドの真髄”や“愛すべき隙”

    小説家 三浦しをん、BUCK-TICKから受けた多大な影響 ツアーに通い詰めて感じた“バンドの真髄”や“愛すべき隙” 2022年にデビュー35周年を迎えたBUCK-TICK。これまでにリリースされたオリジナルアルバムの数は23枚にも上り、パンクやニューウェーブ、歌謡曲などの影響を独自に昇華した美しい世界観や、ロックバンドとして放つ妖艶でソリッドなオーラ、圧巻のライブ演出などによって、多くのリスナーを魅了し続けている。今年4月には最新アルバム『異空 -IZORA-』をリリース。それに伴うツアー『BUCK-TICK TOUR 2023 異空-IZORA』はまもなくファイナルを迎えるが、10月からは新たなライブハウスツアー『BUCK-TICK TOUR 2023 異空-IZORA- ALTERNATIVE SUN』も控えており、アニバーサリーを経た2023年も彼らの勢いは止まることがなさそうだ。

    小説家 三浦しをん、BUCK-TICKから受けた多大な影響 ツアーに通い詰めて感じた“バンドの真髄”や“愛すべき隙”
    Imamu
    Imamu 2023/07/19
  • 黒沢ともよが語る、『スキップとローファー』の役作り 「私の喜びや悲しみを美津未に」

    高校生たちの等身大なスクールライフを描き、彼らの人間関係の悩みや付き合い方から多くの気づきを与えてくれるアニメ『スキップとローファー』。“日常系”と称されるような緩いテイストながら、人間的に未熟な彼らが悩み、成長していく様子が老若男女問わず人気の作品だ。 作の空気感を生み出し、主人公でありつつ紛れもないキーパーソンである美津未を演じているのが黒沢ともよ。黒沢は『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役でも感情の機微を見事に演じていたが、作でも“田舎育ちでマイペース”な美津未が魅力的に映っているのは、黒沢の繊細な演技の賜物だ。 それはただ声色を作っているだけではなく、役に対しての深い解釈と演技の工夫がある。今回のインタビューでは美津未役への向き合い方から作品への思い入れ、そして声優として大切にしていることを聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】 「美津未ちゃんの

    黒沢ともよが語る、『スキップとローファー』の役作り 「私の喜びや悲しみを美津未に」
    Imamu
    Imamu 2023/06/28
    「性格がどうこうというよりは骨格とか身長、そして生まれ育った空間の広さを常に大事にしてますね」
  • 『劇場版アイドリッシュセブン』から“推し”文化を考える ライブアニメが持つ演劇性

    『劇場版アイナナ』から「推し」について改めて考える ここ10年ほどの間、ポップカルチャーに関する批評や教育に携わっていると、いわゆる「推し(活)」について考えを巡らさないわけにはいかない。 もはや説明するまでもないだろうが、「推し」とは自分が応援したい対象を指す言葉である。また、そうした「推し」を応援することが「推す」という行為である。もともとはAKB48などのアイドルグループのファンがお気に入りのメンバーを呼ぶために使っていた「推しメン」(推しメンバー)という言葉に由来する。しかしその後、2010年代を通じて、より一般的な文脈にも広がっていった。その言葉の持つ意義は2020年代以降も変わらず、いまや現代人の感性や文化表現、行動様式を象徴するキーワードとして、さまざまな場面で注目を集めている。宇佐見りんの芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』(2020年)や平尾アウリのマンガ『推しが武道館いってくれた

    『劇場版アイドリッシュセブン』から“推し”文化を考える ライブアニメが持つ演劇性
    Imamu
    Imamu 2023/06/03
    『没入と演劇性』「蓮實のいう〜「興奮している未知の仲間」の存在などと徹底して隔絶した「没入」の体験に違いない」「「醜い民主主義者たち」と名指す対象こそ、「推し」との接触を「演劇的」に享受する」
  • 後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」

    暗黒批評家・後藤護が著した書籍『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社)は、耳慣れない「アフロ・マニエリスム」なる概念を軸に、これまでにない切り口で黒人音楽史を捉え直した一冊だ。アフロ・マニエリスムとは、ドイツのジャーナリストで文筆家のグスタフ・ルネ・ホッケが1950年代に再評価した後期イタリア・ルネサンスの美術様式「マニエリスム」の理論を換骨奪胎し、ブラック・カルチャーに応用したもの。後藤護は、このアフロ・マニエリスムによって、奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代までを総括しようと試みた。 ジャズ・ミュージシャンにして文筆家の菊地成孔は、書『黒人音楽史』をどのように読んだのか。リアルサウンド ブックでは、ふたりの初対談をお届けする。(編集部) 後藤護 菊地:いわゆる黒人音楽史についてのは20世紀にたくさん出ています。特にジャズ批評の多くは、歴史主義で書かれてい

    後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」
    Imamu
    Imamu 2023/05/03
  • 福嶋亮大の大江健三郎 評:《弟》の複眼――大江健三郎の戦後性

    大江健三郎の小説を特徴づけるのは、何よりもその異様な文体である。ときに暗く低いうめき声をあげながら、うごめき、とぐろをまき、立ち止まり、また動き始めるミステリアスな生き物のような文体は、こちらを当惑させるほどに粘っこい。大江の小説は、ある事柄を高所から鮮明にするというよりは、その粘っこい運動のなかで、過去の記憶や未来のサインを手探りするようにして進む。それでいて、彼の文体はぼやけた不正確なものではなく、暗い欲動をしぶとく引っ張り続けるような独特の力をもつ。分析することではなく持続させること――それが大江の文体が志向するものである。 この異様なスタイルはどこから生まれたのだろうか。大江は《戦後》の時空間から出てきた作家であり、人も戦後文学の系譜を強く意識していた。大江の小説は戦後日のコンテクストに根ざすことによって、かえってその特殊なコンテクストを突き抜けた普遍性を得たと言えるだろう。一

    福嶋亮大の大江健三郎 評:《弟》の複眼――大江健三郎の戦後性
    Imamu
    Imamu 2023/04/29
    「大岡にとっては、強烈な「外」の体験を明晰かつ厳密に捉えることが「思想」であった。逆に、大江にとっては、そのような明晰さや厳密さをむしばむ「不思議な監禁状態」こそが、戦後性の核にある」
  • 村上春樹による村上春樹のリマスターは成功したのか――『街とその不確かな壁 』評

    私は村上春樹の小説を比較的熱心に読んできたほうだと思うが、特に2010年前後に出た『1Q84』三部作以後の作品には、毎度首をかしげざるを得なかった。なぜこの小説が書かれねばならなかったのか、その動機やコンセプトが判然としないまま、いかにも村上春樹的なキャラクターが村上春樹的な性愛と村上春樹的な壁抜けをひたすら擦り切れるまで反復するばかり――しかも、文体はかつての弾力性やスピード感を失い、キャラクターも総じて精彩を欠く。宇野常寛もnoteの記事(『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月17日追記))で同じようなことを書いているが、私も村上のこの低調な自己模倣モードには耐え難いものを感じていた。 むろん、以前の作品と似ていることが一概に悪いわけではない。例えば、小津安二郎の映画は毎回どれも似たようなキャラクターばかり登場するが、それでも十分面白

    村上春樹による村上春樹のリマスターは成功したのか――『街とその不確かな壁 』評
    Imamu
    Imamu 2023/04/29
    「戦後文学とは人類の「絶滅」の可能性を、差し迫った現実として受け取った作家たちの運動」「村上的なリマスタリング〜歴史をもたない美しい計算プログラム」
  • 三上ちさこ、心を重ねるように歌う“かけがえのない慈愛の想い” 繋がりを通して豊かになったシンガーとしての可能性 - Real Sound|リアルサウンド

    三上ちさこ、心を重ねるように歌う“かけがえのない慈愛の想い” 繋がりを通して豊かになったシンガーとしての可能性 2年の延期を経た20周年のアニバーサリーライブを含め、初のアコースティックワンマンツアーや、2年越しのレコ発ワンマンライブなど、充実のライブ活動でキャリアの全盛期を更新しているシンガーソングライター、三上ちさこ。コロナ禍でも断続的な配信リリースを行ってきた彼女だが、12月7日にそれらも含めた6曲入りEP『6 Knot』がリリースされた。コロナ禍での心境を素直に書き綴っていったような作品だが、そこには新たなメンバーを迎えたセッションから生まれた抜群のグルーヴと、何よりも純粋な三上の願いが音楽となって織り込まれている。上述した3つのライブを観て、三上が音楽で表現しようとしているのは“心と心の繋がり”だと書き記したが(※1)、例えば今作収録の「僕の子供」ではその想いをさらに深めて、人が

    三上ちさこ、心を重ねるように歌う“かけがえのない慈愛の想い” 繋がりを通して豊かになったシンガーとしての可能性 - Real Sound|リアルサウンド
    Imamu
    Imamu 2023/01/02
    「fra-foaのサブスク解禁」
  • 「マンガとゴシック」第10回:楠本まき『KISSxxxx』論 後篇——日常という名の「不思議の輪」

    「楠まき『KISSxxxx 愛蔵版1 〈楠まきコレクション〉』(小学館)」 『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の影響 前篇では、楠まき『KISSxxxx』を「日常系ゴス」だの「ハッピーゴス」だの滔々と語ってきたが、今回はそのあたりをもう少し深く考察してみたい。つまりマーガレット・コミックス(ワイド版)第3巻の「作品かいせつ」にある、以下の頭を悩ませる文面をしっかり考慮に入れるということだ。 「巻末の『蟹のカノン』は、D. R. ホフスタッターの『ゲーデル・エッシャー・バッハ』を読んで以来ずっとかきたかったもので、『KISSxxxx』はこれをかくためにかいていたようなものです。蟹・かめの・亜樹良という登場人物の名前もそこからとりました。また「カノン」という概念は、『KISSxxxx』全体のテーマでもあります。」 難解をもって鳴る『ゲーデル、エッシャー、バッハ——あるいは不思議の輪』(以下

    「マンガとゴシック」第10回:楠本まき『KISSxxxx』論 後篇——日常という名の「不思議の輪」
    Imamu
    Imamu 2022/12/31
    「時間が発展せず滞留し、腐って甘い匂いを発することがデカダンス〜なのだとしたら、楠本には(楠本がリスペクトする『ポーの一族』の萩尾望都と同様に)それを芳しいと思う世紀末人間の美的感性がある」
  • 「マンガとゴシック」第9回:楠本まき『KISSxxxx』論 前篇——キュアーで踊る、ハッピーゴスの誕生

    「マンガとゴシック」第9回:楠まき『KISSxxxx』論 前篇——キュアーで踊る、ハッピーゴスの誕生 「楠まき『KISSxxxx 愛蔵版1 〈楠まきコレクション〉』(小学館)」 ポジティヴ・パンク/ゴスロックを描いた初のマンガ 水野英子『ファイヤー!』が先鞭をつけ、上條淳士『TO-Y』が中興の祖となり、のちにハロルド作石『BECK』、矢沢あい『NANA』、浅野いにお『ソラニン』などヒット作の百花繚乱となる「バンド漫画」の系譜が日にはある(島田一志『ロックコミック』に詳しい)。その中でも孤高と言ってよいカルト的な立ち位置にあるのが、楠まき『KISSxxxx』ではなかろうか。 もしかするとマンガ史よりも、サブカルチャー史全体に与えた影響の方が甚大かもしれない。(おそらく嶽野ばらの啓蒙も後押しして)世代を超えて読み継がれるゴスロリのバイブルとなっている、というのがまず一つ。また、愛蔵

    「マンガとゴシック」第9回:楠本まき『KISSxxxx』論 前篇——キュアーで踊る、ハッピーゴスの誕生
    Imamu
    Imamu 2022/12/25
    「死に憑りつかれた「本質」のジョイ・ディヴィジョンではなく、「スタイル」化された暗黒で遊ぶバウハウスや、ポップでカラフルなキュアーに言及する『KISSxxxx』~ドレスアップするゴスロックこそが逆説的に「本質」」
  • ロバートの“元ストーカー”がYouTubeをきっかけに本を出版 秋山も認めるその情熱とは

    芸人・ロバートの熱狂的なファンとして、15年彼らを追いかけた末、現在TV局員として働いている篠田直哉氏。ロバート人にも当時から“認知”されており、そんな彼が半年前に投稿した秋山との初対談動画が現在600万回近く再生されており、大バズり。それをきっかけに、今月25日『ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。』といったが出版された。 劇場ではコントをメモる“メモ少年”と話題に 篠田氏は現在、名古屋テレビ「メ~テレ」でTV局員として働く26歳。しかし、ただのTV局員ではない。彼は、“メモ少年”と呼ばれるロバート公認の“ストーカー”として有名な人物である。 その始まりは、小学5年時にロバートのコントDVDを何気なく借りた所、大ハマりしたことがきっかけとなる。中学2年生の頃には、劇場で行われたロバートの単独ライブにて、自作プリントした秋山のTシャツを着て、観覧。その上で、笑わずに一心不乱にコン

    ロバートの“元ストーカー”がYouTubeをきっかけに本を出版 秋山も認めるその情熱とは
  • 千葉雅也が選ぶ「宮台真司の3冊」 強く生きる弱者ーー宮台社会学について

    社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行中だ。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 今回、リアルサウンドでは同書の刊行を記念し、識者・著名人が宮台の批評との出会いを語るシリーズを企画。自身に大きな影響を与えた3冊を挙げてもらった。第2回は、哲学者・小説家の千葉雅也による、「弱者の強者性」を説く宮台社会学から学んだことについて

    千葉雅也が選ぶ「宮台真司の3冊」 強く生きる弱者ーー宮台社会学について
    Imamu
    Imamu 2021/06/02
    「宮台真司的なもの、遠くなりにけり」「宮台社会学とは、一種のニーチェ主義だった」「弱者の強者性」
  • 大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」

    太平記から漫画、模型、アニメ、ボーカロイドまで、日の大衆文化の通史を一冊ので描き切った日文研大衆文化研究プロジェクトによる書籍『日大衆文化史』(KADOKAWA)。 大塚英志氏 このでは、漫画の鳥獣戯画起源論など、現代の日文化が中世や近世にルーツを持つとする説は、戦時下に政治的に必要とされて「創られた伝統」だと退けた上で、それとは別に一貫して存在してきた運動を描いていく。 「お約束」や共通前提(歌舞伎でいう「世界」)を踏まえながら新要素(同じく歌舞伎でいう「趣向」)を入れて作品が生み出されていくという、二次創作的とも言える仕組みこそが「文化」であり、それは有象無象の大衆=民俗学者の柳田國男がいう「群れとしての作者」が担ってきた、という見立てのもとで見えてきた「日」「大衆」文化史の姿とは――主筆を務めた国際日文化研究センター教授・大塚英志氏に訊いた。 『日大衆文化史』は通史を

    大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」
    Imamu
    Imamu 2021/01/02
    「アンカーに「見通すことを恐れない」ライターを並べた」「主体的な情報の担い手としてのアマチュアから動員される素人への転換」「「はみ出し者」こそが権力に吸収されやすい」
  • 【「枯詩」で涙した】Machicoが語る、the GazettE 初の東京ドーム公演の思い出【オリジナル動画】

    Switch/PS4ゲーム『この素晴らしい世界に祝福を! 〜この欲望の衣装に寵愛を!〜』主題歌シングル『It's so fine!/雨宿り』をリリースしたMachicoが、リアルサウンドオリジナル動画企画「教えて!あなたの名ライブ!」に登場。声優・アーティストデビュー以前から好きだったというthe GazettEの初の東京ドーム公演に参加した思い出やパフォーマンスの魅力について語ってくれました! 『この素晴らしい世界に祝福を! ~この欲望の衣装に寵愛を!~』主題歌シングル『It’s so fine!/雨やどり』 ■リリース情報 『この素晴らしい世界に祝福を! ~この欲望の衣装に寵愛を!~』主題歌シングル 『It’s so fine!/雨やどり』 10月21日(水)発売 歌:Machico/アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣) ¥1,500 +税 配

    【「枯詩」で涙した】Machicoが語る、the GazettE 初の東京ドーム公演の思い出【オリジナル動画】
    Imamu
    Imamu 2020/10/28
  • ゴールデンボンバー 鬼龍院翔が明かす、オンラインライブへの意識と今後 「アーティスト同士は刺激しあうべき」

    ゴールデンボンバー 鬼龍院翔が明かす、オンラインライブへの意識と今後 「アーティスト同士は刺激しあうべき」 配信ライブ『ゴールデンボンバー有料無観客ライブ「去年の無人島より100倍マシ ~電気があるって素晴らしい~」』を経て、様々な配信イベントに出演しているゴールデンボンバー 。鬼龍院翔にライブを振り返ってもらった前編に続き、後編では配信におけるこだわり、楽曲制作へ向き合う心情の変化などについて聞いた。鬼龍院の素直な思いが聞ける貴重な内容となっている。(編集部) 「ユーザーになったときに不便に感じたことを全て改善するつもりで臨んだ」 ――今回の経験を経て、8月29日には『a-nation online 2020』、30日には『CRUSH OF MODE -ENDLESS SUMMER’20-』に出演、そして9月26日には『氣志團万博2020』が控えています。(※9月4日に眉村ちあきとの2マ

    ゴールデンボンバー 鬼龍院翔が明かす、オンラインライブへの意識と今後 「アーティスト同士は刺激しあうべき」
    Imamu
    Imamu 2020/09/21
    「ニコニコ動画で配信すると、コメントで何がウケたかスベったかが、数秒後に目に見えてわかる」「僕が不便だと感じたのは、MCの時の音量~演奏中の音と比べて小さいケースが多かった」
  • ゴールデンボンバー 鬼龍院翔が振り返る、配信ライブとその後の報道 チケット価格設定の背景も明かす

    8月1日に無観客生配信ライブ『ゴールデンボンバー有料無観客ライブ「去年の無人島より100倍マシ ~電気があるって素晴らしい~」』を開催したゴールデンボンバー。会場の換気やメンバーのPCR検査など、その時にできる最大限の配慮を行ってのライブとなった。今回リアルサウンドでは鬼龍院翔にインタビュー。前編ではライブ編を振り返ると同時に、数日後に歌広場淳の陽性反応が判明し報道された際の心境、配信ライブに対する向き合い方などを語ってもらった。(編集部) 「触れないでいるのは不自然なくらい、世界は大きく変わってしまった」 ――8月1日に開催された無観客ライブ『去年の無人島より100倍マシ ~電気があるって素晴らしい~』の手応えから伺ってもよろしいでしょうか? 鬼龍院翔(以下、鬼龍院):ライブの手応え云々よりも、その後の歌広場淳に陽性反応が出たという話題の方が、拡散してしまって報道されていたので、手応え

    ゴールデンボンバー 鬼龍院翔が振り返る、配信ライブとその後の報道 チケット価格設定の背景も明かす
    Imamu
    Imamu 2020/09/21
    「回を重ねるごとに満足度や数字は下がっていくのは確実」「バンド活動というのは、マンネリとの戦い」
  • 大橋彩香が語る、多種多様なリスニングスタイルとハイレゾ音源の魅力「ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる」

    大橋彩香が語る、多種多様なリスニングスタイルとハイレゾ音源の魅力「ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる」 ソニー・ミュージックエンタテインメントがスタートしたハイレゾ対応のストリーミング音楽配信『mora qualitas(モーラ クオリタス)』。モバイル版アプリが今年2月、一般向けにサービスを開始したことを踏まえ、ハイレゾ音源を届けるプロデューサー・アーティストに取材してきたシリーズ。 今回は、声優として活躍しながら、ソロアーティストとしても多くの音楽作品を届ける大橋彩香に、『mora qualitas』によるハイレゾ音源を視聴してもらいながら、普段のリスニング・スタイルやハイレゾに対する見解、さらにはハイレゾでの配信も行っている初のライブ音源『大橋彩香 5th Anniversary Live 〜 Give Me Five!!!!! 〜 at PACIFICO YOKOHAMA』に

    大橋彩香が語る、多種多様なリスニングスタイルとハイレゾ音源の魅力「ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる」
    Imamu
    Imamu 2020/07/30
    「ハイレゾのほうがちょっと音量が大きく感じるし、ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる」「低音はイコライザとかでブーストしていない分、そこまでドゥンドゥンした感じはないですけど、優しい音になっていて」
  • メイク動画の新潮流「量産型・地雷系」はなぜ人気? 藤田ニコルから峯岸みなみまで、ヒット動画とともに考察

    「メイク動画」は女性YouTuberの定番ジャンル。なかでも最近、YouTubeの急上昇ランキングにもランクインし、注目されているのが「量産型メイク」と「地雷系メイク」だ。 簡単に説明すると、「量産型」とは「量産型女子(あるいは量産型オタク)」を指し、髪型はハーフアップのツインテール、フリルやリボンを多用し、過剰にガーリーなメイクやファッションのこと。「量産型」という名前のとおり、ジャニーズなどのメンズアイドルグループのライブに来ているような女性が、このような外見をしていることが多いため、(やや自虐的・ネタ的に)そう自称しているケースが多い。InstagramやTikTokで「量産型」を検索するとイメージがつかみやすいだろう。 ちなみに2010年代前半くらいまでは、「量産型女子」といえば、まとめサイトなどで、流行のファッションを身にまとう女子大生を揶揄する言葉だったはずなのだが、いつの間に

    メイク動画の新潮流「量産型・地雷系」はなぜ人気? 藤田ニコルから峯岸みなみまで、ヒット動画とともに考察
    Imamu
    Imamu 2020/06/09
    "量産型"[流行のファッションを身にまとう女子大生を揶揄]から[アイドルオタクの指すもの]へ/"地雷系"[愛情の重さ故に苦労するタイプ]から[重たい愛情を注ぐ~あえて「地雷」を自称]へ
  • 0.1gの誤算が明かす、オンラインでのファンとの交流や公演延期を受けたリアルな心境

    新型コロナウイルスの感染拡大によりライブやイベント活動が制限される中、V系バンド・0.1gの誤算がZoomを利用したファンミーティングを行ない、注目を集めている。ライブを中心に活動し、ファンとの距離感を大切にしてきた彼らならではのアイデアだ。事務所やレーベルに所属せず、自主で活動する彼ら5人に、現在のリアルな心境や、今リスナーに伝えたいメッセージについて聞いた。(編集部) ライブ延期を発表してホッとした部分があった ――2月以降、多くのライブを延期、もしくは中止されていますが、中でも3月に予定されていた4周年記念ワンマンである豊洲PIT公演の延期は、バンドにとって非常に大きな決断だったと思います。延期を発表した当時の心境を聞かせてください。 緑川裕宇(Vo) 緑川裕宇(Vo):正直ホッとした部分もありましたね。実はファンから、「なんでやるんですか?」みたいなメッセージがたくさん届いてたんで

    0.1gの誤算が明かす、オンラインでのファンとの交流や公演延期を受けたリアルな心境
    Imamu
    Imamu 2020/05/24
    「僕らはコロナがなかったとしても、いつでも死と隣り合わせなんで(笑)」「箱(会場)は大体1年前に押さえるから、来年やるためにはもう押さえなきゃいけないしね」