15年6月~16年5月に作成「照会票」と「相談記録」 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、上脇博之・神戸学院大教授は22日、財務省近畿財務局が学園側との交渉について内部で検討した文書を開示したことを明らかにした。上脇教授が昨年9月、財務局に開示請求していた。一方、上脇教授が昨年3月、この問題を巡って学園との交渉記録を開示請求した際には開示されなかったといい、「財務局の対応は問題だ」と批判している。 開示されたのは、財務局が2015年6月~16年5月に作成した「照会票」と「相談記録」。上脇教授は「学園からの要請に基づき、庁内で作成した文書」などとして開示請求していた。財務局は今月19日、このうち16年3月以降の文書を毎日新聞にも開示した。