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ブックマーク / agora-web.jp (150)

  • フェイク論文は科学分野での大きな問題だ!

    科学・文化Continuous one line drawing of magnifying glass with fake. vector illustration Nature誌11月5日のNews欄に「How big is science‘s fake-paper problem?」という記事が掲載されている。 Paper millsと呼ばれる論文製造工場によって生み出された論文数が過去20年で40万を超えるという。昨年だけで約7万と推測されており、2022年に公表された論文の1.5-2%に相当するそうだ。生物学や医学の分野では3%と推測されており、科学の世界も異常事態だ。 日々、ウクライナロシア戦争やイスラエル―ハマス戦争で流される情報も、何を信じていいのかわからないことが多い。生成AIを上手に使えば、世の中は大きく進歩するが、悪用すれば大混乱に陥る。論文製造工場などなくとも、生

    フェイク論文は科学分野での大きな問題だ!
    Itisango
    Itisango 2023/11/15
  • 富士通Japanのマイナンバー誤交付トラブルは令和日本の象徴か

    富士通Japanがシステム開発を手掛けたマイナンバーによる各種証明書の誤交付の報道が続いています。 さいたま市と熊市のコンビニ交付でも誤発行、富士通Japan製システムで計7自治体に https://t.co/nVWwOvF0YB — 日経クロステック IT (@nikkeibpITpro) May 16, 2023 ■ どうやら初歩的なミスのようですが。 ファイル名が秒単位の時刻なので、1秒間に複数申請があれば、後の申請の出力に上書きされてしまう、ということなのか。どうしてこれでうまくいくと思ったのか>富士通Japan https://t.co/FOvWWMdqar — Haruhiko Okumura (@h_okumura) May 10, 2023市は「富士通Japan」のシステムは利用しておりませんので、問題なくご利用いただけます』とアナウンスする自治体も現れ始めました。

    富士通Japanのマイナンバー誤交付トラブルは令和日本の象徴か
  • 見かけだけのエリートが牛耳る社会

    教育Tokyo, Japan - Mar 31, 2016: Students go to the University of Tokyo as new academic year starts in April. 今週のNature誌のニュースに「Most US professors are trained at same few elite universities」(米国の大学教授の大半は限られたエリート大学の出身だ)という記事がでていた。 「米国の大学における終身制身分職員の80%は、学位制度のある大学のうちの20%の大学の出身者である」と紹介されていた。ここでは採用の際に出身大学によるバイアス(というと柔らかい感じがするが、差別といっていいと思う)があるのではとの疑念が書かれていた。 私もシカゴ大学在職時には、レジデントやフェロー採用時の面接をしていた。3000人が応募し、300

    見かけだけのエリートが牛耳る社会
  • 2030年に必要なスキル、オワコンになるスキル

    教育ฺีBusiness close down, fired, unemployment, financial crisis, economic downturn, jobless, lay off concept. A depressed and stressed businessman, an employee holds a box leaving from closed company 黒坂岳央です。 オックスフォード大学は「2030年に必要とされるスキル、不要なスキル」についてThe Future of Skills: Employment in 2030というタイトルの論文を発表した。論文の内容は英語だが、下記ツイート投稿で日語訳が付けられているので紹介したい。 2030年に必要とされるスキル・必要とされないスキル pic.twitter.com/L434lisVwz — 平

    2030年に必要なスキル、オワコンになるスキル
  • 勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」 – アゴラ

    厚生労働省の毎月勤労統計調査についての特別監察委員会の報告書が出され、樋口委員長の記者会見が行われた。疑問も残るが、おおむね事実関係は明らかになった。焦点になっている東京都の大企業の抽出調査については次の通り: 2003年5月22日付の事務連絡に「事業所規模500人以上の抽出単位においては、今回から全国調査でなく、東京都の一部の産業で抽出調査を行うため注意すること」と書かれている。この事務連絡は雇用統計課長の決裁をへて他部局にも公式に伝達されており、隠蔽の事実はない。 当時の担当課長は「抽出調査としたことについて、覚えていないが当時自分が決裁したと思われる決裁文書を見たらそのように残っていたのでそうなのだと思う。ただ、抽出していたとしても労働者数に戻す復元を行っていれば問題ない」と供述しているが、この復元が行われた形跡がない。 システム改修を行った担当係によると「外部業者等に委託することな

    勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」 – アゴラ
  • 東京大学が関東ローカル化しても日本は困らない

    中央集権の象徴としての東京大学 拙稿「東京大学は通信教育制にしないと破綻する」で述べた通り、東京大学が急速に関東ローカル校化しています。でも、日の国益を考えると、それはあながち悪いことではありません。(もちろん卒業生としては、忸怩たる思いはありますが。) 日全国に一定数優秀な人がいて、関東地方の占有率が減っているということは、確実に地方に優秀な人材が分散化しているということです。グローバル経済の終焉によるシェア経済・IoT化によって、これからの日は、今までと違い、むしろ東京一極集中をやめ、人も金も地方に分散化した方が効率がよくなります。 なぜ、今までマントラの呪文のように政治家やマスコミによって地方分権が声高に叫ばれても、ちっとも進まなかったかというと、それは、そちらのほうが日株式会社としては効率が良かったからです。 1868年の明治維新から大正・昭和そして平成グローバル経済の20

    東京大学が関東ローカル化しても日本は困らない
  • ナチスからの輸入なのに護憲左翼がスルーする税制

    どうも新田です。きのうニコニコ超会議に参加し、アゴラチャンネル「今年生まれた赤ちゃんの人生はどうなる?」で対談してまいりました(YouTubeはこちら)。 今年生まれる子供を持つ親として、社会保障の受益負担の不公平極まりない話や、無為無策ないまの政治について、なんだかなあ、と思うところを虚心坦懐に話したわけですが、有権者の多数派である高齢者の不利益になるようなことを、政治家がわざわざやるインセンティブがない“シルバー民主主義”を理由に我々世代が何も考えも行動もしないのは、ダメなんじゃないかと考えさせられた次第です。 日人の納税者意識醸成を阻むアノ制度 日の戦後政治は、一部の例外を除き、高度成長期時代の追い風もあって「大きな政府」路線の政党が大半を占め、社会保障を大幅に見直すような「小さな政府」路線の政党、政治勢力が育たない土壌になっております。去年12月、静岡出張の折、田原総一朗さんと

    ナチスからの輸入なのに護憲左翼がスルーする税制
  • 「風刺」はどこまで許されるか

    風刺はどこまで許されるか……、このテーマは昨年1月、フランスで起きた仏風刺週刊紙「シャルリーエブド」社襲撃テロ事件の時も提示された。イスラム教の預言者ムハンマドを風刺した仏週刊紙の社がテロリストの襲撃を受け、10人のジャーナリストが殺害されたテロ事件だ。その直接の契機は「シャルリーエブド」誌がムハンマドを風刺し、イスラム側の反発を誘発したことだ。 ▲エルドアン大統領を風刺したべ―マ―マン誌(独週刊誌「シュピーゲル」最新号4月16日号の表紙から) 今度はドイツ公営放送(ZDF)の風刺コメディアン、ヤン・べーマーマン氏(Jan Bohmermann)が3月31日、”Neo Magazin Royale”の番組の中でトルコのエルドアン大統領を揶揄った風刺詩(Schmahgedicht)を披露。その内容に怒った同大統領はドイツ側に即抗議すると共に、同氏を名誉棄損で告訴した。 べ―マ―マン氏の風

    「風刺」はどこまで許されるか
  • なぜ日韓併合は韓国の自己責任に拠るところが大なのか(その1) : アゴラ - ライブドアブログ

    社会・一般 なぜ日韓併合は韓国の自己責任に拠るところが大なのか(その1) まえがき 日韓併合とは何だったのか――。今日の急速な両国関係の険悪化に伴い、改めて百年前の出来事がクローズアップされている。通常は日韓協約あたりから論じられることが多いが、それは一連のプロセスにおける結末に近く、私はむしろそれ以前にこそ事の質があると考える。併合が実施された時期のみを切り取ると、人々の目にはいかにも「日が一方的に武力で脅して強要した」と映る。しかし、そこに至った経緯を伏せ、結末にだけ焦点を当てることは、写真ならぬ“歴史のトリミング”に他ならない。不可欠なのは、1875年の江華島事件から1905年の日韓協約へと至る30年間にわたるプロセスの検証である。それ抜きに日韓併合の是非を論じると、質を見失うのではないだろうか。 まず結論から述べたい。韓国人は今日「すべて日のせい」と信じて疑わない。対し

  • 税収弾性値は3.13もあるのか

    高橋洋一氏が、直近10年間の「税収弾性値」は3.13という記事を掲載した(注)。「成長による税収増があれば、増税をしなくても財政を健全化できる」との議論は根強い。拙書『アベノミクスでも消費税は25%を超える』(PHPビジネス新書)でも指摘しているように、こうした議論の鍵となるのが、「税収弾性値」という概念だ。 税収弾性値とは、経済成長によって税収がどの程度増えるか、具体的には、GDPが1%増えるごとに、税収が何%増えるかを示す数値である。(名目GDPに対する)税収弾性値が1であれば、名目GDPが1%増えるごとに税収も1%増えることとなり、税収弾性値が2であれば、名目GDPが1%増えるごとに税収は2%増えることとなる。この税収弾性値が3や4といった高い値であることを前提に、経済成長すれば税収は大幅に伸びるとする。 仮に税収弾性値が3であり、かつ、名目4%の成長を実現すれば、税収は4%×3で1

    税収弾性値は3.13もあるのか
    Itisango
    Itisango 2013/11/23
    “税収弾性値とは、経済成長によって税収がどの程度増えるか、具体的には、GDPが1%増えるごとに、税収が何%増えるかを示す数値である。(名目GDPに対する)” #税収弾性値 という #概念 を #初めて知った。
  • 日本は「ワイマール化」するか

    いま霞ヶ関や日橋では、書がよく読まれているという。初版は1963年だが、ヒトラーの出てくる前からずっとワイマール共和国の生い立ちを追いかけた日語のは少ない。ワイマール憲法を美化して「ナチスが理想の憲法を破壊した」という類の話が多い中で、著者(林健太郎)は冷静に憲法の欠陥を分析している。 第一の欠陥は、ワイマール憲法が1918年のドイツ革命によって生まれた右派(帝政派)と左派(社民)の妥協の産物だったことである。その制定の中心になって初期の政権をになったのは、「ワイマール連合」と呼ばれた社民党・中央党・民主党の三党だった。中でも最大勢力は社民党だったが、社会主義に重点を置く左派は独立社民党として分派を形成し、民主主義に重点を置く右派との対立が続いた。 ワイマール憲法は帝政を廃止して共和制にし、主権在民の原則のもとで比例代表制による議院内閣制と大統領制を併用するものだったが、右派は共和

  • 暗愚の保守主義

    安倍総裁が、日銀の白川総裁にインフレ目標を2%にする政策協定の締結を申し入れたという。まだ安倍氏は首相ではないのだが、彼の頭は大丈夫なのだろうか。第2次安倍内閣では麻生太郎氏が副総理兼財務相で入閣するといわれているが、彼も自民党政権の末期に大型補正を連発して何の役にも立たず、財政赤字を積み上げた。この暗愚の3代目コンビにまた財政をまかせるのは、泥棒に金庫の鍵を渡すようなものだ。 安倍氏は「保守主義」を自称しているが、日銀にインフレ目標を強要し、財政政策を拡大しようとしている。海外では、こういう介入政策を主張するのはクルーグマンのようなケインジアンで、保守派はFRBの過激な緩和政策に反対している。安倍氏が内閣府参与に迎えるといわれる浜田宏一氏のようなオールド・リベラリストがケインズ的な介入主義を主張するのはわかるが、安倍氏が大きな政府を主張するのは、保守主義を根的に取り違えているからだ。

  • 戦争をする「普通の国」への長い道のり=もしもハトカンが核のボタンを手にしたら… : アゴラ - ライブドアブログ

    吉田茂を演じる俳優の渡辺謙氏(NHKドラマ「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂」ホームページより。クリックするとリンク) 新しい考え「戦争のために国は存在する」 アゴラ読書塾「戦争する人間」を受講した。 講師のアゴラ研究所所長、池田信夫氏からテルアビブ大学の歴史学者アザー・ガットの「文明と戦争」など、世界の読書界で話題になっている最近の注目を紹介していただいた。そして、とても知的な刺激を受けた。社会科学が戦争を軸に見直されているという最新の動向を知ることができたためだ。 私なりに、この読書塾のまとめをしよう。新しい知見では次のような興味深い話がある。 「戦争のために国が存在する」。これが普通の国であるとしたら、憲法に規定された日の「戦争放棄」という国の姿はとても異常だ。 吉田茂は「戦争しない国」の異常さを自覚していた 中国での反日暴動や中国韓国の領土問題の外交攻勢によっ

    Itisango
    Itisango 2012/10/05
    gmailのアカウントを取られちゃうような人の戦争論って危うくて見ていられないかもね。
  • 日米の教育観の差に驚く─「ペーパーテストをやめたら大学は崩壊する」を読んで

    感情的な個人攻撃の常見陽平氏の「茂木健一郎よ、ペーパーテスト批判はやめなさい」は論外として、池田先生の茂木批判には、米国の入学制度への誤解が見られるので、意見を述べたい。 米国の大学入試は、高校の成績書、SATなどの全国共通テスト(日の統一テストに当たる)、エッセイ、個人面接の四つのプロセスで合否が決められ、大学が個別にペーパーテストを行うと言う話は耳にしたことがない。 それでも、毎年行われる世界の優秀大学ランキングの上位は米国の大学が圧倒している。 アジアの教育国は、日同様のペーパーテスト万能主義で、中高教育ではこれ等の国が世界の模範とされ、これ等の国に学べと言う声は米国でも強い。だが、残念な事に最近の日は、これ等の「アジアの優秀教育国」のランクからも外れてしまった。 処が大学になると様相は一変し、アジアの高校優等生の圧倒的多数がアメリカの大学留学を希望している。 体質の同質化を極

    日米の教育観の差に驚く─「ペーパーテストをやめたら大学は崩壊する」を読んで
    Itisango
    Itisango 2012/09/27
  • 茂木健一郎よ、ペーパーテスト批判はやめなさい

    池田信夫先生のエントリーを読んで茂木健一郎が大学について吠えていたことを知った。茂木の言いっぱなしの欧米礼賛、無責任な日ダメだ論を読むたびに、なんて牧歌的でおめでたいのだろうと思う一方で、それをもっともらしく伝える技はさすが「プロフェッショナルの流儀」だ。敵ながらあっぱれ! 大学の非常勤講師、大学院生、民間の研究所の客員研究員、そして学生を採用する企業のコンサルティングを行なっているという稀有な立場から、茂木の牧歌的な見解を批判するとともに、大学の現状について徒然なるままに書くことにしよう。 池田信夫先生の「ペーパーテストをやめたら大学は崩壊する」を読んだのだが、まったくそのとおりで、ペーパーテスト以外の方法にすれば、優秀な学生が集まる、育つというのは幻想、妄想である。 新卒の採用面接では、高校名を見たり、大学への入学方法を聞いたりする企業が存在する。ずばり、学生の能力・資質に対する不安

    茂木健一郎よ、ペーパーテスト批判はやめなさい
    Itisango
    Itisango 2012/09/23
  • JPモルガンが溶かした5000億円と巨大銀行のビジネスモデル

    先週の金曜日に発売され拙著『外資系金融の終わり』は、ファイナンスが専門ではない人にも面白いノンフィクションとして書かれている。しかし、アカデミックなテーマとして、筆者が多くの人に理解して欲しかったのが巨大銀行が引き起こすシステミック・リスクとモラルハザードという、現在、非常に大きな問題になっていることである。なぜなら、これは金融機関に勤めていないものであっても、知らず知らずのうちにさまざまな形で負担させられているものだからである。 今年、金融業界で多少話題になったことに(つまり大きな話題ではない)、JPモルガンがクレジット・デリバティブの自己勘定取引で大きな損失を出した事件があった。最初にニュースになった今年の5月の時点では2000億円程度の損失であったが、その損失はアッという間に5000億円以上に膨れ上がった。JPモルガンの社内ヘッジファンドのひとりかふたりのトレーダーがやっていたトレー

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    Itisango 2012/09/19
  • 成長の限界ー拡大主義の終焉 : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 成長の限界ー拡大主義の終焉 / 記事一覧 1972年に発表されたローマクラブによる研究「成長の限界」は、制御理論によるコンピュータシミュレーションを用いて、2030年前後に世界人口減少が始まり、世界は急速に崩壊に向かう、という衝撃的な予測を行ったものである。  「成長の限界」はA Comparison of the Limits to Growth with Thirty Years of Reality」という論文で検証されている。この論文によれば、ローマクラブのシミュレーションと現実の軌道は、かなりの程度一致しており、持続可能モデルとは乖離しているということである。 実際、予測は、極めて正確である: (Looking Back on the Limits of Growth(「成長の限界」の検証)より転載) 「成長の限界」の読み方 「成長の限界」の最大の貢献は、地

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    Itisango 2012/09/11
  • 労働市場の問題を階級対立にするな - 池田信夫

    けさの朝日新聞の「にっぽんの争点」という連載は、雇用問題を取り上げています。「自民党は『行き過ぎた市場原理主義とは決別する』と表明したが、派遣の規制についての言及は、雇用期間が30日以内の派遣規制の原則禁止にとどまる」と自民党の「経済界への配慮」を強調し、それに対して民主党は「家計への支援策とともに、安定した雇用制度を主張する」と書いています。この図式によれば問題は、財界の利潤追求のために労働者を犠牲にしようとする自民党に対して、正義の味方の民主党が労働者を保護している、という階級対立になるわけですが、当にそうでしょうか。 まず問題なのは、民主党など野党3党の主張するように、日雇い派遣や登録型派遣や製造業への派遣を禁止することが「安定した雇用」を実現するのかということです。こうした雇用形態を禁止すれば、今そういう契約で働いている労働者は確実に職を失います。民主党は派遣を禁止すれば、みんな

    労働市場の問題を階級対立にするな - 池田信夫
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    Itisango 2012/09/09
  • 劣化著しい厚生労働白書 --- 鈴木 亘

    今年度の厚生労働白書(平成24年版厚生労働白書 ─社会保障を考える─)が、8月28日にリリースされました。 近年、厚生労働省からの頭脳流出は著しく、白書の劣化も年を追うごとに酷くなるばかりですが、今年は特に読むに堪えない記述が多くみられます。とりわけ、年金に関しての記述は、史上最悪のレベルと言っても良いでしょう。 例えば、文56ページには、「国民年金の未納が増えると年金制度が破たんする?」と題したコラムが記載されています。(56ページ) これは、2011年度末現在、未納率が41.4%にも達している国民年金制度に対して、厚生年金や共済年金が財政援助をして、未納分の保険料収入を肩代わりしていることについて、それを正当化するもので、 曰く、「……未納の分は将来、年金が支給されないため、長期的に見れば年金財政に影響はなく……」等と説明されています。これはかなり大きな問題がある記述です。 このコラ

    劣化著しい厚生労働白書 --- 鈴木 亘
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    Itisango 2012/09/02
  • ドラクエ:ダイス賭博に本当にリスクは無いのか? --- 木曽 崇

    ことの始まりは、ゲームジャーナリストの新清士氏による日経記事にあります。 「ドラクエ10」揺るがす重大課題 基機能を賭博に使うプレーヤー http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2801Y_Y2A820C1000000/ スクエア・エニクスが提供する人気のオンラインゲーム「ドラクエ10」の中で、プレイヤーに提供されているダイス機能を使ったバーチャル賭博がゲーム内で横行しているという記事。賭けられているのはドラクエの世界で使用される通貨「ゴールド」なワケですが、これが一方で横行しているバーチャルアイテムの現金売買行為(RMT: リアルマネートレード)と結びついた場合、賭博罪に問われる可能性があるとの指摘です。 これに真っ先に反応したのが株式市場。8月29日の日経新聞電子版でこれが報じられた翌日の8月30日にスクエニ株は下落しはじめ、ドラクエ10の好評を受

    ドラクエ:ダイス賭博に本当にリスクは無いのか? --- 木曽 崇
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    Itisango 2012/09/02