Windowsを始め、Unixの影響を受けているOSが持つ機能に環境変数がある。環境変数は、実行するプログラムに対してなんらかの情報/パラメーターを与える方法。1979年に作られたVersion 7 Unixに搭載され、Unixの基本的な機能の1つとして今でも使われている。 プログラムに対して情報やなんらかのパラメーターを与える方法にはコマンドラインがあるが、環境変数は事前に定義しておくもので、複数回実行されるプログラムに常に同じ情報/パラメーターを指定する。あるいは、デフォルト値のように常に情報/パラメーターを指定するといった使い方をすることが多い。 典型的なUnix系のコンソールアプリケーションでは、コマンドラインのオプション指定の一部を環境変数から受け取ることができるものが多い。 Windowsでも、cmd.exeの組み込みコマンドである「dir」は、「DIRCMD」という環境変数か
客によるITベンダーへの丸投げと、人月商売にありがちなITベンダーによる現場丸投げのなれの果てだな。調査報告書に目を通して、そんな感想を持った。何の話かというと、兵庫県尼崎市で再々委託先の技術者が泥酔してUSBメモリーを一時紛失し、そこに保存されていた全市民の個人情報を漏洩の危機にさらした例の事件の報告書である。ただもう1つ別の感想がある。「こんなひどい報告書を読んだのは初めてだ」。 この報告書は尼崎市が2022年11月28日に公表した直後に読んだ。人月商売のIT業界と客のIT部門などのアカンところを徹底的にえぐり出して、悔い改めてもらうことを仕事の本分と心得ている私だから、当然のことだ。で、読み始めたのだが、いろんな意味で「何じゃこりゃ」とあきれてしまった。BIPROGY(旧日本ユニシス)の客先、尼崎市の現場は、人月商売にありがちとはいえ、やりたい放題。尼崎市は究極の丸投げでベンダーマネ
こんにちは!LayerXバクラク事業部 OCRチーム ソフトウェアエンジニアの秋野(@akino_1027)です。 この記事では、バクラクシリーズの機能であるOCRのテスト基盤について紹介していきます。 ※本記事は LayerX Tech Advent Calendar 2022 11日目の記事となります。 背景 バクラクでは手入力ゼロを目指すべく、 OCR機能(文書の読み取り機能)を提供しています。 以下、OCRで書類が読み取られる様子 www.youtube.com OCR機能は「手入力不要」という価値に直結するため、OCR精度を常に高い水準で保っておく必要があります。 安心してコード変更を取り込めるように 今まで読み取れてたのに読み取れなくなった書類はないか 新たに読み取れるようになった書類はどれか を確認する仕組みが必要でした。 OCRテスト基盤の開発 そこでOCR精度を担保するた
Windowsの内部構造を詳細に解き明かす定番書籍「インサイドWindows」。1992年の初版発行以来(初版の訳書は1993年発行)、Windowsに接するすべてのITエンジニアのバイブルとして永く読み継がれてきました。最新刊の第7版は、2017年5月に上の原書が発行され(訳書の発行は2018年5月、山内和朗訳)、約4年の歳月を経て2021年10月に下の原書が発行されました(訳書の発行は2022年9月、山内訳)。 第7版完結を機に、「インサイドWindows」の読みどころを、上(第1章~第7章)と下(第8章~第12章)から抜粋してお届けします。今回は第6章(上)からの抜粋で、WindowsのI/Oシステムのコンポーネントを見ていきます。(日経BOOKSユニット第2編集部) 第6章 I/Oシステム WindowsのI/Oシステムは、複数のエグゼクティブコンポーネントで構成されており、それら
このブログは NewsPicks Advent Calendar 2022 2日目の記事です。 qiita.com こんにちは。むとうです。 プログラミングって難しいですよね。昔スゴーク頑張って何十行も書いたコードをベテランの人に一行に直されて、衝撃が走ったことを覚えています。手練との歴然とした力の差を見せつけられる、みなさんもそういう経験があるのではないでしょうか? 私はかれこれ20年近くプログラミングを教えてきており、人のコードの書きっぷりを見て「これを身につければもっといい感じにできるのに」と感じることも増えてきました。そういう技は決して難しいものばかりではありません。誰でもすぐに身につけられて一生もののスキルとして使える技の一つに「コレクション処理」があります。実用的なプログラムの多くの部分はコレクション操作で成り立っています。コレクション操作を適切につかえば難しい仕掛けや独自実装
syslog — Unix syslog library routines¶ This module provides an interface to the Unix syslog library routines. Refer to the Unix manual pages for a detailed description of the syslog facility. This module wraps the system syslog family of routines. A pure Python library that can speak to a syslog server is available in the logging.handlers module as SysLogHandler. The module defines the following f
sqlite3 — DB-API 2.0 interface for SQLite databases¶ Source code: Lib/sqlite3/ SQLite is a C library that provides a lightweight disk-based database that doesn’t require a separate server process and allows accessing the database using a nonstandard variant of the SQL query language. Some applications can use SQLite for internal data storage. It’s also possible to prototype an application using SQ
PEP 249 – Python Database API Specification v2.0 Author: Marc-André Lemburg <mal at lemburg.com> Discussions-To: Db-SIG list Status: Final Type: Informational Created: 12-Apr-1999 Post-History: Replaces: 248 Table of Contents Introduction Module Interface Constructors Globals Exceptions Connection Objects Connection methods Cursor Objects Cursor attributes Cursor methods Type Objects and Construct
Pythonにはビット演算子として&, |, ^, ~, <<, >>が用意されている。2進数で表した整数intの各ビットに対して、それぞれ論理積、論理和、排他的論理和、ビット反転、左ビットシフト、右ビットシフトを行う。 整数を2進数、8進数、16進数で記述する方法や、bin(), oct(), hex()やformat()を使った2進数、8進数、16進数の数値、文字列の変換については以下の記事を参照。 関連記事: Pythonで2進数、8進数、16進数の数値・文字列を相互に変換 整数intの2進数表記における1の数をカウントする方法については以下の記事を参照。 関連記事: Pythonで2進数の1の数をカウント(int.bit_count) また、ビット単位の演算ではなく、真偽値bool型(True, False)に対する論理演算(ブール演算)については以下の記事を参照。&, |ではなく
三菱電機グループとスタートアップを繋ぐ架け橋として2022年1月に設立された「MEイノベーションファンド」。有望なスタートアップに投資し、共創を通じて、次世代を見据えたイノベーションの社会への実装を目指している。22年5月に第1号案件として量子コンピュータ関連ベンチャーのQunaSys(キュナシス)への出資を発表したが、決定までは立ち上げから2カ月だったという。このスピードで出資を決定づけた理由は何か。そしてともに見据える未来とは。新たに始まった共創に携わる4名に話を聞いた。 「不安」と「戸惑い」から始まった共創 出合いのきっかけと決断の動機 出資検討に向けて、意見交換の時間をいただけないだろうか——。QunaSysのCEO、楊天任のもとへ、三菱電機MEイノベーションファンドからのオファーが届いたのは、2022年2月のことだった。シリーズBラウンドの資金調達をしているタイミングだったものの
三菱マテリアルでモデリング/アジャイル開発によるサプライチェーン改革やCRM・eコマースなどのシステム開発、ネットワーク再構築、グループ全体のIT戦略立案を主導。欧州企業との合弁事業ではグローバルIT責任者として欧州や北米、アジアのITを統括し、IT戦略立案・ERP展開を実施。2007年より現職。クラウド・コンピューティング、ネットワーク、ITアーキテクチャ、アジャイル開発/DevOps、開発言語/フレームワーク、OSSなどを担当し、ソリューション選定、再構築、導入などのプロジェクトを手がける。ユーザー企業のITアーキテクチャ設計や、ITベンダーの事業戦略などのコンサルティングの実績も豊富。 今や、安価なPCやタブレットがあれば、誰でもソフトウェアを開発できます。クラウドを使えば、いつでも世界に向けてソフトウェアを公開することもできます。 本来、ソフトウェア開発とは、自由な発想で大きな資本
C# 配信でちょくちょく出てくる話題の1つに 「Visual Studio (for Windows)はいまだに .NET Framework だから」 というものがあります。 もちろん、「.NET Core 化はよ」みたいな文脈です。 Visual Studio は .NET 製アプリの中でも大規模なものの1つなわけで、ドッグフーディング的な意味で早く .NET Core 化してほしいというのもありますし。 .NET Framework → .NET 5 → .NET 6 → .NET 7 と、毎度2・3割は速くなってるというベンチマークがあるわけで合計すると2倍以上速いかもしれず、 普通にパフォーマンス上の理由でも早く .NET Core 系になってほしかったりもします。 そしてもう1個、 実は .NET Framework の方は Unicode 8.0 で止まっているという話があっ
キャッシュレス後進国と言われた日本は、過去3年間でだいぶ進化した。 とくにQRコードではPayPayの勢いが凄まじく、ユーザー数が5000万人を突破。スマートフォンの普及率が90%を越えたいま、いよいよ諸外国に追いつきそうである。 しかし海外と比べれば已然として使いづらい。一体何がそうさせるのか。今回は実際にヨーロッパや東南アジアに訪問した筆者が感じたことを書いていく。 キャッシュレスの使い分けが不可欠 あくまで筆者の私見であるが、日本で不便なのは「使えるキャッシュレスが店によって異なる」こと。A店ではPayPayが使えるのにB店ではQRコードそのものが使えないといった現象だ。 (nanacoやwaonユーザーは別のキャッシュレスか現金?) 最近ではFelica、QRコード、クレカ全てに対応する店舗も増えてきたが、それでもQUICPayは不可とか、楽天ペイは使えないとか何かしら欠ける事がよ
Meta(旧Facebook)は2022年11月15日(米国時間)、社内向けのユーザーフレンドリーでスケーラブルなソースコード管理システム「Sapling」のGit互換クライアントをオープンソース化したと発表した。 Saplingクライアントは、互換性のあるSaplingサーバおよび仮想ファイルシステム(Metaは将来、これらもオープンソース化したい意向)との組み合わせにより、数千万のファイル、数千万のコミット、数千万のブランチを持つMetaの社内リポジトリを管理してきた。 MetaはSaplingシステムを、主に大規模なモノリシックリポジトリ(モノリポ)で使用しているが、SaplingクライアントはGitリポジトリのクローンや操作もサポートしており、開発者はGitHubなどのGitホスティングサービスの操作に利用することもできる。 使いやすさとスケーラビリティを重視したSaplingシス
関連キーワード Java | アプリケーション開発 | メインフレーム プログラミング言語「COBOL」を扱えるエンジニア不足が深刻だ。COBOLに精通していないエンジニアでも、メインフレームで稼働するプログラムを扱えるようにするために、企業はCOBOLプログラムのモダナイゼーション(最新化)に取り組んでいる。 良くない「COBOLのやめ方」 併せて読みたいお薦め記事 COBOLプログラムからの脱却 COBOLの呪縛を解いて「Java」に書き直すことに意味はあるのか? Javaで書き直しても消えない“COBOLの呪縛”とは? COBOLプログラムのモダナイゼーションには、さまざまな手法がある。調査会社Intellyxの創設者兼プレジデントであるジェイソン・ブルームバーグ氏は、「COBOLプログラムを行単位で別のプログラミング言語に変換することは、決して良いアイデアではない」と話す。 ブルー
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