前回「Expression の構造を調べてみる」と云う記事で、Expression の内部のツリー構造を調べた。 その中で、ラムダ式を Expression として扱うことで、式の中の名前が取れることが判った。 今回は これを利用してラムダ式のメンバー名を取得する例を挙げてみたい。 ■ ラムダ式のメンバー名を取得する例 先ずシンプルなクラスを一つ用意する。 そして、item => item.Id というラムダ式を渡してプロパティ名を取得するメソッドを作ってみよう。 前回の知識が役に立つ。 前回の調査で、ラムダ式の => の右側の式は Body で取れることが解かっている。 次に、Visual Studio のデバッガーなどを駆使して、Body の式の種類を調べよう。Body は MemberExpression であることが判る筈だ。 MemberExpression であれば、プロパティ