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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (71)

  • EVも原発も「定説」と「感情」だけで語り続ける日本のメディア 科学技術を読み解くことを怠ったニュース作りが日本をダメにする | JBpress (ジェイビープレス)

    前回に続いて、筆者が最近参加したヨーロッパの自動車メーカー、サプライヤーによる報道関係者向けミーティングでの出来事と感想を記す。 それぞれのミーティングで、企業のビジネスシーンの説明、そしてEV関連技術の講演を受けて、「日はEVとその技術では世界をリードしているのですが・・・」で始まる記者からの質疑の後にも、まだ他のテーマの講演があっ たり、要素技術の現物を手にして技術者と話す機会もあったりした。しかし「世界をリードする日のEV市場、EV開発にどうやって参入するつもりですか?」というやりとりを済ませると、そそくさと会場を後にする記者がけっこう多かった。 これもいつものことではある。しかし例えばボッシュのミーティングで「電動駆動の最新動向」の後に続いた講演は、「ディーゼルエンジン要素技術の最新動向」であり、「衝突回避を含めたシャシー安全技術の最新動向」であった。 ディーゼルエンジン要素技

    EVも原発も「定説」と「感情」だけで語り続ける日本のメディア 科学技術を読み解くことを怠ったニュース作りが日本をダメにする | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2012/08/02
    同意。長い文章だけど、最後まで読む価値あり。
  • 雑誌のせいにされた日本半導体の凋落 SoCへ舵を切ったのは実は間違っていなかった | JBpress (ジェイビープレス)

    2007年1月、同志社大学の教員だったころ、ルネサス テクノロジ(現ルネサス エレクトロニクス)のある幹部に呼び出されたことがあった。その幹部は、私に「執筆や講演活動を止めろ」と説教を始めた。 大学教員に「書くな、話すな」と言うことは、「仕事をするな」と言っているに等しい。大学教員でなくとも、日には言論の自由がある。公共の福祉に反しない限り、その自由は憲法で保障されていることだ。 当然、私は、「執筆も講演も止めません。なぜそんなことを言うのですか?」と反論した。以下、その幹部とのやり取りである。 「あいつが日半導体をミスリードした」 「君は、事実を歪曲しているからだ」 「私はそうは思いません。もし仮に“歪曲”しているとしても、それは読み手が判断すればいいことです」 「違う! そういう考え方が日をミスリードするのだ!」 えーっ! ミスリードだって? 私としては自分の発言が、それほどイン

    雑誌のせいにされた日本半導体の凋落 SoCへ舵を切ったのは実は間違っていなかった | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2012/07/03
    こういう経営者が、「社員一人ひとりが経営者の自覚を持って...」って言い出すんだよなぁ。
  • 日本株式独り負けの原因、政策敗北主義 経済学者、吉川氏とサマーズ氏の相違点とは | JBpress (ジェイビープレス)

    2008年のリーマン・ショックで世界株式は6割の大暴落となったが、その後、大底から昨年の高値まで2倍へと鋭角上昇した。日株は同様の下落幅だったのに上昇は4割にとどまった。 さらに昨年は、ギリシャ・ユーロ危機が表面化し世界株式は2割強ほど下落した後、10%強の上昇を見せているが、日株式は依然昨年の底値圏で推移している。 現在の各国の株価水準をリーマン・ショック前の高値と比較すると、米国9割、ドイツ8割、日5割という惨憺たる有様である。株価だけではない、危機の後のボトムからの生産や輸出など経済回復力でも日は見劣りする(図表1)。

    日本株式独り負けの原因、政策敗北主義 経済学者、吉川氏とサマーズ氏の相違点とは | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2012/02/01
    吉川氏とサマーズ氏の違いが、そのまま中央銀行の政策の違いになっている、という感じ。
  • 医療の実態を知らない「医者だけ儲けさせるな」の声 診療報酬「現状維持」で医療破綻へまっしぐら | JBpress (ジェイビープレス)

    決定を受け、小宮山洋子・厚生労働大臣は「首の皮一枚、髪の毛一でもつながった」とコメントしました。確かに、この改定率ではせいぜい公的医療が「崩壊を招かない」程度の効果しかありません。 苦しい財政の中、民主党が「Manifesto2010」通り「診療報酬の引き上げに引き続き取り組む」という姿勢を示したことは大いに評価すべきでしょう。しかし、診療報酬改定では「今の医療の実態に見合った診療報酬なのか」こそが真剣に議論されるべきだったと思います。 実際に行われた議論はポイントがずれたものでした。それだけではなく、今後も公的医療を維持していくための財源を含めた“質的な改革案”まで踏み込んで議論されることはなかったのです。 医療の実態を無視した提言型政策仕分け 2011年11月22日に、診療報酬に対する「提言型政策仕分け」が開かれました。 議論では、「デフレの影響で物価が下がり、民間給与の動向や公務

    医療の実態を知らない「医者だけ儲けさせるな」の声 診療報酬「現状維持」で医療破綻へまっしぐら | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2012/01/05
    残念な記事。タイトルの「医者だけ儲けさせるな」に対して、医療従事者の平均賃金が民間一般を下回る、て書いたら「こいつ、何か恣意的だな」思う。しかもリンク先の資料を見ると「福祉」も含めたの数字。
  • 社説:円高を抑止する方法は介入ではない

    10月31日に3兆円規模の円売り介入を命じた時、安住淳財務相は1つの疑いようのない問題を解決しようとしていた。 円相場は2008年の年初から上昇を続け、製造業者ができれば見たくないと思っていた記録的な高値水準に至っていた。 対ドルの上昇率が41%に達したこの円高により、日の主要企業は製造拠点を国外に移しかねなくなっている。この傾向が続けば失業が発生する。世界の需要が伸び悩んでいる時期だけに、その痛みは特に大きなものになる。 しかし、この問題に対する安住財務相の答えは、円高の根的な原因に徹底的に取り組むものにはなっていない。 確かに、今回の介入で円の対ドル相場は一時5.1%も下落し、1ドル=79円50銭という比較的対応しやすいレベルになった。しかし、介入後は再び市場の力が働くため、介入効果は限定的なものになってしまう公算が大きい。 日企業や市場が打ち消す介入効果 逆説的だが、介入の効果

    JULY
    JULY 2011/11/02
    というか、介入が根本的な円高対策でないことはみんな分かっていて、あくまでも急ピッチに進む行き過ぎを一時的に是正する、という事に一定の意味があるからだと思う。
  • 「一括交付金」を欲しがらない自治体の情けない本音 「ふるさと創生1億円事業」の頃と何も変わっていないのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    先日、政府関係者と情報交換をしていたところ、事業仕分けの話になりました。久しぶりに行われる事業仕分けで原子力行政を取り上げることになったのは野田佳彦総理の指示だとのこと。 野田総理ご人は原発についてはあまり確たる思いはないようですが、何か改革したいという思いは強いのだそうです。しかし、大臣の人事は「派閥均衡理論」という自民党の時代と同じ発想で組閣されているので、ジレンマに陥っているのだとか。 もともと事業仕分けは、単に補助金などの予算を削減するのが目的ではなく、政府と地方自治体のどちらが行うのが適切かを判断するというのが、より重要な仕事だったはず。 エネルギー関連の事業は、どちらかというと政府の仕事であることが大部分と思います。事業仕分けで取り上げる対象として優先すべきものかどうかは疑問が残ります。 一括交付金をやめてほしい自治体の音とは これまでも記事に書いた通り、残念ながら野田政権

    「一括交付金」を欲しがらない自治体の情けない本音 「ふるさと創生1億円事業」の頃と何も変わっていないのか? | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/11/01
    地方自治体、といっても、人口1万人を来るような町村だと、都会で考えているのとは、かなり違うと思うなぁ。
  • 社説:見て見ぬふりが招いたオリンパスの危機

    (2011年10月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) オリンパスをのみ込んでいる危機は、間違いなく目を引くものだ。何しろ、説明不足の巨額損失が絡んでおり、企業の頂点で内紛が勃発するという全く日らしからぬ事態となっている。先日解任された英国人前CEO(最高経営責任者)は、同社の活動に関する証拠書類を英重大不正捜査局(SFO)に提出した。コンセンサス経営も、もはやこれまでだ。 ありのままの事実を見ても、十分にひどい。日の光学機器メーカーとして高く評価されているオリンパスは、説明不足で、率直に言って不可解な一連の企業買収と手数料支払いに13億ドルものカネを使った(急減するオリンパスの時価総額の約4分の1に相当する金額)。一連の事実は何年にもわたって、もみ消されてきたようだ。 説明不足のオリンパス まだ答えを必要としている疑問が多々ある。例えばオリンパスはいまだに、無関係な事業を手がける

    JULY
    JULY 2011/10/21
    「近年、日本企業はコーポレートガバナンス(企業統治)の強化に取り組んできたが、」そのガバナンスって、日本の場合、「社員の口を封じる」という事に置き換わっている。
  • 米国の貧困事情:窮地に追い込まれて

    (英エコノミスト誌 2011年9月17日号) 折しも国民に犠牲が求められる時に衝撃的な数字が明らかになった。 米国の景気後退は、少なくとも数字上は、バラク・オバマ大統領の就任からわずか6カ月後には終わっていた。 多くの有権者にとっては、そんな実感はない。8月の失業率は依然9.1%と、景気後退が始まった時の2倍近くに上っている。 米国勢調査局は9月13日、所得、貧困率、そして健康保険に関する最新の数字を公表した。2010年が対象の統計データは、2009年6月に景気後退が終わって以来、最初の通年の数字だ。 一般の人が変化に気付かなかったとしても無理はない。 記録を塗り替える悲惨な統計 統計は記録をいくつも塗り替えるほど際立つ内容で、良い記録は1つもなかった。過去の景気後退の後も所得は否応なく落ち込んだが、今回ほど大きく減少したことは1度もなかった。 2010年の世帯年収の中央値(実質ベース)は

    JULY
    JULY 2011/09/22
    「1999年にピークをつけて以来、世帯年収の中央値は7%も減少し」と言うことは、リーマン・ショック前のバブル時でも、一般的な世帯収入は下がっていた、ということ。やっぱり、こういう場合は平均ではなくて中央値。
  • 原発停止で本当に3兆円が必要なのか?垂れ流し報道は経産省の思うつぼだ | JBpress (ジェイビープレス)

    原子力発電の燃料代は安い。一方、火力発電の燃料代は高い。ゆえに原発を止めてその分の電力を火力発電により補おうとすると、新たに3兆円以上のお金が必要になる。これは6月7日に経済産業省の試算として海江田万里経産大臣が発表したものである。 それが大手マスコミによって広く伝えられたために、脱原発は高くつくというイメージが国民に定着した。経産省は、多くの国民が、そんなにお金がかかるのなら今後も原発を動かすべきだと考えるようになることを狙ったと思われるが、それは思わぬ方向へ世論を誘導してしまった。 火力発電のための燃料を輸入すると、多額のお金海外に流出してしまう。しかし、そのお金を再生可能エネルギー開発のために国内に投資すれば国益になる。少々高価であろうと、再生可能エネルギーの推進は国益になる、との理屈につながったのである。 原発を止めた時の費用を高く見積もったことが、再生可能エネルギーを推進すべし

    原発停止で本当に3兆円が必要なのか?垂れ流し報道は経産省の思うつぼだ | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/08/19
    現時点で1バレル 100 ドルという想定の方が、20 ドルまで下がる事を想定するより現実路線だと思うが。というか、石油よりも天然ガスの価格で算出したらどう?
  • エネルギー危機をあおってはいけない 本当に新エネルギー開発を急ぐ必要があるのか | JBpress (ジェイビープレス)

    「エネルギー危機」、それに備えた「安定供給策」と「自給率の向上」。日でエネルギーを論じると必ずこのような文脈になってしまう。 原発の推進も、をたどればエネルギーの安定供給と自給率の向上に行き着く。原発の燃料であるウランは国内に大量に貯蔵できる。そのために、原発によって作られるエネルギーは国産に分類される。原発の推進はエネルギー自給率向上につながる。 自給率を向上させたいとの思いは脱原発を目指す人々も同じようで、原発の代わりに税金によって風力発電や太陽光発電を普及させることを主張している。もちろん、風や太陽光は自給エネルギーだ。 エネルギー自給へのこだわりを生む日人の記憶 日人がエネルギーの自給にこだわるのは、次のような体験が影響している。その1つは言うまでもなく石油ショックである。 1973年の10月に第4次中東戦争が勃発すると、湾岸諸国は原油価格を大幅に引き上げるとともに、イスラ

    エネルギー危機をあおってはいけない 本当に新エネルギー開発を急ぐ必要があるのか | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/07/11
    確かに、「石油」の占める割合は減っているけど、「天然ガス」はどうなのかなぁ。あと、外交上の有利・不利とか。エネルギー問題を経済だけで切ると、ミスリーディングしそうな気がするなぁ。
  • 米国の失われた10年? 日本のような運命をたどる恐れ JBpress(日本ビジネスプレス)

    米国の景気回復が失速したことを受け、重大かつ恐ろしい疑問が浮上している。この国では景気後退が終われば雇用が急速に回復するのが普通だが、今回はそうなっていない。 雇用回復の歩みがあまりに遅いために、米国はいつ完全雇用を回復できるかではなく、回復する頃には「完全雇用」という言葉がどんな意味になっているか、が問題になっているのだ。 ホワイトハウスは、景気回復のピッチはすぐに速まると考えている。先週にはバラク・オバマ大統領も「道路のこぶ」という表現を用い、あくまで一時的な現象だという認識を示した。 労働市場の柔軟性と高い生産性の伸びが弱点になった可能性 だが一方には、この減速は長引くだろうし、さらに悪化する恐れもあるとの指摘がある。見過ごすわけにはいかない懸念である。これによれば、恐ろしいことに、米国が経済成長の牽引役として頼りにしてきた特性――労働市場の柔軟性と高い生産性伸び率――が毒性を帯びた

    JULY
    JULY 2011/06/21
    未だ雇用状況が楽観視できないアメリカ。世界でも有数の流動性を誇る労働市場でもこの有様。
  • SPEEDIで明日、明後日の放射能予報を! なぜ政府はきめ細かい予測ができる装置を活用しないのか | JBpress (ジェイビープレス)

    2011年6月14日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)は、文部科学省管轄の財団法人原子力安全技術センターが運用しており、SPEEDIに関するパンフレットを公開しています。このパンフレットには、次のような記述があります。 大気中の放射性物質の濃度から計算できる内部被曝量 ●降雨および乾燥沈着ならびに放射能の減衰を考慮し、放射性物質の大気中濃度および地表蓄積量の予測計算を行います。 ●放射性物質の大気中濃度および地表蓄積量の計算結果から、空気吸収線量率を計算します。空気吸収線量率は、各核種からの複数のγ線による寄与を個別に計算して合計する詳細な手法により計算されます。 ●空気吸収線量率の計算結果から外部被ばく実効線量を計算します。 ●放射性物質の大気中濃度の計算結果から、吸収による臓器等価線量や内部被ばく実行線量等を計算しま

    SPEEDIで明日、明後日の放射能予報を! なぜ政府はきめ細かい予測ができる装置を活用しないのか | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/06/15
    「実際の放出量と気象データを用いた予測が必要だと思います。」その実際の放出量が正確に把握できないから、5000 枚もの試算が行われたんだと思うけど。建屋があんなに吹っ飛んだ状態で放出量をどうやって計測する?
  • 知らないのは日本人だけ?(Part2)「原発は安い」という作られた神話 | JBpress (ジェイビープレス)

    (Part1)の記事「知らないのは日人だけ? 世界の原発保有国の語られざる音」はこちらです。 人類はエネルギー源として、石油、石炭、天然ガス、原子力などを用いている。ただ、石炭を使うようになったのは、ここ200年のことだ。石油は100年、天然ガスは60年、原子力は40年ほどの歴史しかない。それまでは、燃料として木材を使ってきた。 技術の進歩によって、次々に新たなエネルギーが出現したが、それが広く使われるかどうかは、コストが関わっている。産業界は安いエネルギーを求める。 日は戦後の一時期まで石炭を使用していたが、昭和30年代に石油に転換した。中東から大量の石油が供給されるようになり、石炭より石油の方かコスト面で有利になったからだ。 日は戦後の焼け野原から新たに産業を立ち上げた。そのために、自由にエネルギーを選択することができた。そして、いち早く石油に切り替えたことが高度成長をもたらし

    知らないのは日本人だけ?(Part2)「原発は安い」という作られた神話 | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/06/14
    ものすごく残念な記事。諸外国でのコスト計算の数値が書いてあるだろうと期待して読んだら、「それは、多くの国が、心の底では「原発は高い」と考えているためと思われる。」というのが結論。
  • 震災後の日本の政治:大連立か選挙か  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年6月11日号) 菅首相の反対派は大連立を望んでいる。それはとんでもない考えだ。 1年前、菅直人首相が首相官邸に引っ越した時、の伸子さんは、政権が長続きしないかもしれないから夏服しか持ってきていないと冗談を言った。 実際には、菅首相は前任の4人より長く総理の座にとどまり、3月11日の大震災以降は第2次大戦以来最悪の災禍にあって日の舵取りをしてきた。しかし、首相に残された時間は少ない。策士たちは今、菅内閣に代わる政権として「大連立」を模索している。 大連立は、菅首相率いる民主党に実権を奪われた旧支配層にとっては名案かもしれない。旧来勢力は、再び権力を味わうという考えを楽しんでいる。しかし、そうした人々に政権の座を与えることは、日にとって大変な後戻りだ。 現在の政治的な混乱の責任は、菅首相を含むすべての関係者にある。地震と津波、原発事故の最中において、菅首相の

    JULY
    JULY 2011/06/13
    「自民党は戦術的優位に立つために国益を犠牲にした。」自民党に限らず、既存政党はみな、という感じがするなぁ。
  • 若者よ、原発なんかで稼ごうと思うな | JBpress (ジェイビープレス)

    5月8日に、政府が浜岡原子力発電所の全面停止要請を行い、中部電力も受け入れを決定したことで日の原子力事業は新たな局面を迎えた。 今後は、「最も危険な浜岡」だけを止めて原発推進の国策維持を図る経済産業省および電力会社と、浜岡の停止を将来的なエネルギー政策の転換に繋げようとする官邸との間で、双方の面子を懸けた壮絶な争いが繰り広げられるのだろう。 脱原発か、それとも原発を維持するのか? 国の基政策を巡って侃々諤々の議論をするのも大いに結構だが、震災から2カ月が経過してもなお、福島第一原発の1号機から4号機までの4機のうち、1機の冷却化にも成功していないことを、我々は忘れてはならない。 まず達成すべきなのは、福島原発の冷却化であり、今後発生するであろう作業員の不足や作業に携わる人たちの将来的な健康問題にいかに取り組むのかを話し合う方が先だと、私は考えている。 脱原発か、それとも原発を維持するの

    若者よ、原発なんかで稼ごうと思うな | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/05/19
    タイトルを見て「かなり前から原子力工学は不人気で、これはこれで問題なんだよなぁ」と思ったら、そういう話ではなくて、原発の事故処理要員として働くのは、若者はやめておけ、という話。タイトルは不適切。
  • 政府の避難計画は机上の空論だ、放射線量は高くないのに南相馬はゴーストタウン | JBpress (ジェイビープレス)

    地震・津波被災地を取材したあと、次は原発事故の被災地を訪ねなくてはならないと思った。そうしないと、地震・津波に原発災害が重なった「3.11クライシス」の全体像が見えてこない。 取材場所に選んだのは太平洋岸の街、福島県南相馬市である。福島第一原子力発電所から真北の人口約7万人のこの街は、まるでフランス国旗を縦にしたように、市域が3つに分断されているのだ。原発に近い南から順に「20キロメートルライン以南の無人地帯」「20~30キロメートルラインに挟まれた中間地帯」「30キロメートルライン以北の安全地帯」である。 この3つのうち、ちょうど私が現地に入った4月22日午前零時から「20キロライン南側」は、住民が避難した上に立ち入りが法律で禁止され、完全な無人地帯になった。一方、一番北寄りの「30キロライン北側」は、平時と変わりない安全地帯である。 そして市役所を含めた市の中心部(住民は約4万5000

    政府の避難計画は机上の空論だ、放射線量は高くないのに南相馬はゴーストタウン | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/05/09
    避難には、今の線量だと住み続ける事が健康被害につながるから、というのと、まだ事態が収束したとは言えないので、何か事が起きた時に備えて離れる、という2つの面があるんだけど、その区別が付いていない?
  • 放射線量の正しい認識を持とう ベクレルとシーベルト、その違いと歴史的経緯 | JBpress (ジェイビープレス)

    今回は、ニュースで目にすることの多い2つの「放射線量」の単位について、測定器の動作原理にさかのぼってお話ししたいと思います。 4月12日付で原子力安全委員会は3月11日から4月5日までの間、大気中への一部の核種の放出総量として、 ヨウ素131が1.5×1017ベクレル セシウム137が1.2×1016ベクレル 相当が出ている、という、測定値を基にする試算結果を発表しました(PDF)。 実はここで「ベクレル」単位で「放射能の量」を示すことには、原理的に無理があるのですが、このあたりのことを、きちんとお話ししておきたいと思うのです。 定義に帰って:「打率」と「打点」の違い 原発内部の状況や、各地の放射線量を表す単位として、先ほどから使っている「シーベルト」という言葉が登場します。また、水道水中の放射性物質や野菜の放射能汚染などの話では「ベクレル」という単位が使われます。 「ベクレル」と「シーベ

    放射線量の正しい認識を持とう ベクレルとシーベルト、その違いと歴史的経緯 | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/04/15
    ざっくりとは分かっていたけど、この説明は非常に良い。
  • 今こそ「電力の道」を開放せよ 地域独占から「電力のインターネット」へ | JBpress (ジェイビープレス)

    東日大震災の影響は長期化しそうだ。特に経済的に大きな影響を与えている計画停電は、4月以降は暖房が減って緩和するが、夏のピーク時には東京電力の管内で1600万kWが不足すると予想され、政府は電力の利用規制を検討している。 このようなリスクは、以前から警告されていたことだ。原発が特定の「原発銀座」に集中立地しているため、「原発が危ない」となると、一挙に大量の電力が失われるのだ。 福島第一・第二原発だけで910万kW、新潟県の柏崎刈羽原発は821万kWだが、2007年の新潟県中越沖地震で止まったまま運転が再開できない。この3カ所だけで1730万kWも電力を失ったままでは、電力不足は数年続くと予想され、日経済には大きな打撃となろう。 大震災で露呈した「原発銀座」への集中立地のリスク この背景には、政治的に無理を重ねてきた日の原子力政策の問題がある。1970年代に石油危機で日経済が大きな打撃

    今こそ「電力の道」を開放せよ 地域独占から「電力のインターネット」へ | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/04/06
    相変わらず、誰かを貶めないと文章を書けないのかなぁ。趣旨は同意なんだけど、タイトルにしても最後の「光の道はナンセンス」にしても、ただ下品な文章になるだけだと思うんだが。
  • 放射能は妖怪ではない 「目に見えない恐怖」を無用に恐れるな! | JBpress (ジェイビープレス)

    その気持ちはよく分かるのですが、専門家が一体何を伝えているのか、それを正確に理解しないまま活字や放送にしている場合が少なくない気がします。 人が納得せずに伝えれば、仮に正しいことを言っていても、きちんとした内容が伝わるか定かではありません。また随所にミスがあってもおかしくない。 第2の「断層」は報道される内容と、それを理解、あるいは誤解する多くの国民との間にあります。これははっきりしていて、同一の科学的な内容を伝えていても、全くおかしな誤解をしてしまう人がたくさん出てきたりする。 ここは報道機関や出版社など、マスメディアの努力によって改善が図れる部分と思います。またツイッターのような個人のメディアでも、一定の情報周知が期待できます。 私自身、ツイッターで情報発信し、その経験を踏まえて、より精選された情報を、この原稿のようにメディアに載せるということをしています。 「断層」はこれだけではあ

    放射能は妖怪ではない 「目に見えない恐怖」を無用に恐れるな! | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/04/01
    かなり良い解説。だけど、これでも一般の人には分かりづらいかも。これをベースに池上彰さんに解説してもらうと良いかも。
  • 福島原発事故の影響はまだこれから広がる エネルギー「適材適所」「地産地消」のグランドデザインを描け | JBpress (ジェイビープレス)

    今回の地震・津波による発電所の壊滅や損傷は、東京電力とその供給エリアだけ(それだけでも大変だが)の問題にはとどまらない。ここから日の社会全体にどのような影響を及ぼすことになるのか、検討してみたい。 我々の生活と日の経済活動は、原子力発電に多くを依存している。「もちろんそれは知っている」と思うかもしれない。しかしマクロな指標として「日で1年間に使われている電力の約3割が原子力発電によるもの」と語られる以上に、原子力発電への依存度は高いのである。 それは、原子炉(核分裂炉)を動かし始めたら簡単には停止できないし、その出力、つまり炉で発生する熱の調整も細かくはできないことに起因している。つまり原子力発電は、長時間にわたって一定かそれに近い電力を送り出す、という使い方になるわけだ。 一方で、電力の消費量(需要)は1日の中でも変動するし、もちろん1年を通しても変動する。そこで最も電力需要が低下

    福島原発事故の影響はまだこれから広がる エネルギー「適材適所」「地産地消」のグランドデザインを描け | JBpress (ジェイビープレス)
    JULY
    JULY 2011/03/27
    非常に良い文。