戦争は最悪の外交手段といわれます。 が、戦が起きるのは対外だけとも限りません。むしろ、内戦のほうが質が悪いことも多々あり、さらに当事者の一方に外国が肩入れした場合などは余計そうです。 本日は外国の関与こそさほどでもなかったものの、10年以上ある国を荒らしまわった、とある乱のお話です。 1851年(日本では江戸時代・嘉永四年)1月11日は、中国で太平天国の乱が始まった日です。 「中国のキリスト教信者が起こした反乱」と記憶されている方が多いかと思うのですが、実はビミョーに違います。どういうことなのかざっくり見ていきましょう。 リーダーの洪秀全はもともと科挙を目指す青年だった太平天国の乱のリーダー・洪秀全は、もともと科挙合格を目指して勉学に励む青年でした。 しかし、科挙の前段階にあたる試験に落第し続けたショックにこの世の終わりのような気分で寝込んでいたところ、ある夢を見ます。 「品の良いお爺さん
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