今シーズン、記録的な不漁となっていた北海道稚内沖のスルメイカ漁は、先月以降、徐々に水揚げが増えだし、今月は去年の同じ月の3倍を上回る豊漁となっていて、港はにぎわいを見せています。 しかし、先月以降、サハリンまで北上したあと再び南下してきた、いわゆる「戻りイカ」が徐々にとれだし、今月の水揚げ量は27日までにおよそ149トンと去年の同じ月の3倍以上の豊漁となっています。 稚内市の稚内港には、午前9時半ごろから漁を終えた漁船が戻り、鮮度を保つために船上で箱詰めされたスルメイカを次々と水揚げしていました。 漁業者の1人は「小ぶりですが夏のイカよりも身が締まり、おいしいです。水揚げはここにきて増えましたが、全体的にはよくないので、来年はもっととれてほしいです」と話していました。 水揚げされたスルメイカは、主に北海道内に出荷されます。