三谷幸喜の脚本で話題を集めているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。キャラの濃い人物が多数登場しているが、中でも注目を集めるのが菅田将暉演じる源義経だ。時代劇研究家のペリー荻野さんは従来の義経とは「一味もニ味も違う」と評する。その理由とは? * * * いよいよ本格的な源平合戦に突入してきた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。そこで頭角を現すのが、菅田将暉演じる源義経だが、この義経はこれまでとはイメージが違って驚くことばかり。その個性を一言で言うなら、“デストロイヤー義経”だ。 源義経といえば、挙兵した兄・頼朝のところに駆けつけ、獅子奮迅の働きで、平家打倒に貢献。しかし、頼朝の怒りを買い、奥州平泉へ逃れたものの、そこで討伐される。悲劇の天才武将として知られる。八艘跳びなどアクロバティックな戦場での大活躍、恋人・静御前との純愛、弁慶ら主従との強い絆など、見せ場はたっぷり。時代劇のアイドルと言っても
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