26日夜に宮崎県日南市のホテルで開かれた東国原英夫・宮崎県知事の政治資金パーティー。次期衆院選に自民党から「条件付き」出馬の意欲を見せている知事に対して、集まった約300人の支援者からは国政転身へ背中を押す声のほか、批判的な意見も聞かれた。 東国原知事は自民党側に、立候補の受諾条件として自分を総裁候補にすることなどを提示。一方で、県民の意向も重視しており、この日はその反応を確かめる機会ともなった。 知事は講演で、「(知事任期の)1期を務めろとおっしゃる方もいるが、その後に国政がこんなに動くチャンスがあるだろうか」と語気を強め、国政転身へ理解を求めた。 参加者は知事の主張をどうとらえたのか。 県歯科医師会長の田島逸男さん(58)は「一生懸命頑張っているのをずっと見てきた。一知事としてできることには壁もあったのだろう。(出馬で)歴史が変わるかもしれない。日本を任せられる人材だと思う」と