ん @coolbizhead 憲法も物理法則も無視する「景観条例」はそれまで京都に封じ込められていたはずだった。二条城の大屏風からから飛び出た金魚の群れが日本中に「景観条例」をばら撒いた。「美しくない」事物が消え失せる。翌朝日本列島は沈黙した。金魚達は海を渡り、新大統領は叫ぶ。"Save the world from Kyoto!" twitter.com/ninja_padrino/… 2020-11-08 17:40:39
現在、新型コロナウイルス感染症による不安や恐怖を抱えながら自宅での生活を強いられている人は多いことと思います。新型コロナウイルスの感染拡大による様々なメンタルヘルスの不調が海外では報告されています。また、政府が要請している外出自粛対策は、行動制限やつながりの低下によりメンタルヘルスを損なう恐れもあります。しかし現在までに新型コロナウイルス感染症の個人・集団のメンタルヘルスへの影響についての調査は我が国では行われておらず、早急に状況を把握する必要があります。 そこで今回我々は、新型コロナウイルス感染症に関するメンタルヘルス調査を行うことにしました。 主な質問内容は、性別や年齢、職業、地域などの基本的な項目と、新型コロナウイルス感染症に関する不安などの心理状態をお尋ねします。またコロナ差別や自粛など社会問題への考え方についてもお尋ねします。最後に皆さんが自宅で生活する上で健康を維持するためにど
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して世界中で様々な対策がとられていますが、未だ十分な治療や検査が実施できる状況にはありません。感染の集団発生は国際的には災害の一つとされ、テロや戦争、自然災害と同様にこころの問題を引き起こすことが知られています。そこで、災害時の精神医療に携わる医療チームとして、一般の方、メディアの方、および支援者の方に、COVID-19に関するこころのケアについて知っていただきたいことをこの文書にまとめました。感染症災害対策の一助になれば幸いです。 引用元(筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学講座)を明示していただければ、ご自由に再配布・転載していただいて結構です。 » 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するこころのケアについて 感染の拡大は、人のこころに不安や恐怖、強い怒り、興奮、不眠など様々な気持ちを生じさせることがあります。 さ
本研究会 2024/03/10 192回21世紀構想研究会のご案内「能登半島地震から原発問題を考える ~賛否を超えて現実を直視する」 2024/01/05 第191回21世紀構想研究会のご案内陳腐化する日本の教育現場 立て直しと教育改革を基礎データから説き起こす 2023/11/20 25周年記念シンポジウム最終第4回報告 その2 2023/11/14 25周年記念シンポジウム最終第4回 報告その1 2023/10/06 10/25開催・25周年記念シンポジウム最終第4回「日本の科学立国の実像 -復活か失速か徹底討論- 委員会 2024/04/01 第67回知財委員会のご案内「知財敗戦の本質 ソニーで識った経営戦略と知財」 2023/02/11 【生命科学】黒木登志夫先生から新型コロナウイルスに関するレポート 第46報です 2022/05/23 元ウクライナ大使が語るウクライナ戦争の深層
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新型コロナウイルス感染症 病原体検査の指針 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 全国保健所長会 地方衛生研究所全国協議会 日本感染症学会 日本環境感染学会 日本臨床衛生検査技師会 日本臨床微生物学会 厚生労働省健康局結核感染症課 第 1版 (COVID-19) 全国保健所長会 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 病原体検査の指針 (第1版) 2 はじめに ──────────────────────────────────── 2 Ⅰ 検査種類と各種検査の意義 ────────────── 4 1. 検査の種類 2. 検体の種類と採取 3. 検体の取り扱い、 保管と輸送 4. 検査の解釈や検査精度など 5. 検査の流れ Ⅱ 状況に応じた適切な検査実施 ────────── 11 1. COVID-19を疑う有症状者 2. 濃厚接触者 3. インフルエンザ流行期 4. 無
専門家有志の会の中島です。 PCR検査の対象を無症状の市民にも拡大すべきとの声をよく聞きます。 しかし、感染症の危機管理の立場からすると、このアイデアには多くの問題があります。ここでは、感染防止対策と検査の考え方について、ぜひ知ってもらいたいポイントをお伝えします。 (本記事は、BuzzFeedの岩永記者による取材記事 ・10/7更新の要約版となります。よろしければ元の記事もご覧ください) 検査対象者の3つのカテゴリー 政府に対策を助言する専門家組織「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、PCR検査の対象者を議論するときに、次の3つのカテゴリー(7月6日・第一回分科会資料)にわけて考えることを呼びかけています。 ①新型コロナらしい症状がある方 ②無症状だが、感染者と濃厚接触した、集団感染が起きそうな環境に身を置いていたなど感染の確率が高い方 ③無症状で、特に濃厚接触などしておらず、感染の
1 COVID-19 検査法および結果の考え方 (2020 年 10 月 12 日) 1.はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの同時流行の可能性が否定できない中、検査実 施キャパシティの増加や新しい検査法の開発・普及が急ピッチで進行中である。感染症の制圧において迅速 かつ正確な診断は必須であり、その結果に基づく適切な治療と効果的な感染対策が重要になる。COVID-19 の診断においては、検体採取者にとって感染リスクを伴う鼻咽頭拭い液を使用しなければいけないことが検査 実施の高いハードルとなっていた。しかし、本ウイルスが唾液中にも高濃度に存在することが明らかとなり、唾 液を用いた検査法の開発が大きな変化をもたらしている。さらに最近では、鼻腔(鼻の入り口)から患者自身が 検体を採取する方法も承認された。本提言では、COVID-19 の診断に用いられる検査に関す
「COVID-19検査法および結果の考え方」の発表に際して COVID-19検査法に関する新しい情報をアップデートする目的で「COVID-19検査法および結果の考え方」を発表させていただきました。COVID-19の検査に関しては、新規検査法の導入、使用できる検体の追加、さらには検査結果の解釈についても、新しい情報が次々に発表されているところです。また、PCRなどの遺伝子検査においては、いったん陽性となってしまうと数週間にわたって陽性が持続する症例も多く、いつまで患者を隔離しておく必要があるのかなど、難しい問題もクローズアップされています。このような背景の中、退院の基準に関してはTest-based strategyとSymptom-based strategyを組み合わせた対応が提案されています。特に、遺伝子検査で陽性を示す患者の感染性をどのように評価していくのかがこれからの検査の重要な課
今回のキーワードは,退院後の症状の持続,空気感染とその対策,スペインの抗体保有率,血小板に生じる変化,COVID-19感染後に発症した多発性硬化症とパーキンソニズム,脳出血を伴う急性散在性脳脊髄炎,血栓性微小血管症,神経免疫療法のコンセンサスです. 入院患者の長期的経過については分かっていませんでしたが,退院2ヶ月後,完全に症状が消失する人はわずか12.6%という結果が報告されました.また空気感染はほぼ間違いないこと,集団免疫は不可能であることも報告されています.COVID-19は決して甘く考えてはいけない疾患であり,特効薬もない現状では,改めて感染予防対策を徹底する必要性があります. ◆COVID-19では退院後も症状は持続する. イタリアの単一施設からの報告.COVID-19患者の退院後の状況を確認するため,WHOの検疫中止基準(3日間連続発熱なし,その他の症状の改善,PCRが24時間
今回のキーワードは,院内ユニバーサル・マスキング,肺外症状,ICUにおける死亡の危険因子,COVID19感染重症筋無力症,壊死性出血性脳症における未知の自己抗体,垂直感染(母子感染)しない理由,小児多臓器系炎症性症候群の成人例,重症例におけるI型インターフェロン反応の低下,トシリズマブ(抗IL6受容体抗体)の観察研究,Moderna社mRNAワクチンの安全性です. 連日,感染者数の増加が報道され,院内感染のリスク増加を考えるととてもストレスを感じます.しかし患者数の増加する今こそ,第1波の際にできなかった日本発の臨床研究や臨床試験を行うべきと思います.しかし世界の臨床試験が登録されるClinicalTrials.govを調べると,直近500のCOVID19関連試験のうち日本発のものは大阪のDNAワクチン(NCT04463472)1つだけでした.英国のRECOVER試験などを手本として,目標
今回のキーワードは,嗅覚障害の長期間の持続,事前指示書記載の増加,抗体半減期はわずか73日,重症化する若者男性の遺伝的背景,人工呼吸器管理後の意識障害に対する治療,COVID-19関連ギランバレ-症候群37例,頭部MRI所見で分けた3病型,英国・中国2つのワクチンです. 中枢神経症状に関するカナダからの総説も印象に残りました.そのなかにウイルス感染の長期的影響についての議論がありました.コロナウイルスは神経向性をもち(図1),例えばHCoV-OC43や229Eは多発性硬化症やパーキンソン病への関与が指摘されています.動物実験レベルですが,MHVウイルスは嗅神経から感染し,黒質ドパミン系神経細胞を含め広く感染伝播します.よって神経向性を持ち,嗅神経から感染するSARS-CoV-2も自己免疫や神経変性機序を介して,遅発性に神経疾患をもたらす可能性があると指摘しています.このため政府に対し患者登
今回のキーワードは,COVID-19感染の影響は長期間持続する(心筋障害および呼吸障害),成人の10~100倍高い小児のウイルス量,脳神経内科医による患者100名の診察,IVIG反応性急性炎症性多発神経根炎,過去の風邪コロナウイルスへの感染が防御因子になる可能性,2つのワクチンのアカゲザルでの効果です. 前回,COVID-19では遅発性ないし長期潜伏性の神経障害を引き起こす可能性があることを紹介しました(doi.org/10.1111/ene.14442).今週は①持病のない若年成人でも,症状が長期化する可能性があること,②診断後2~3か月経過しても高率に心筋損傷がみられ,将来,心不全や心疾患が生じる可能性があること,③退院時においても肺の拡散能障害や拘束性障害が認められることが報告されました.やはりこの感染症は急性期が過ぎればそれで終わりという疾患ではないようです.若者であっても感染すべ
今回のキーワードは,無症状感染者のウイルス量は発症者と同等,遅れる新規がん患者の発見,遠隔医療導入の必要性とその限界(デジタルデバイド問題),COVID-19と医療従事者のバーンアウト,神経合併症(回復患者の脳微細構造と機能の異常,思春期患者の脳症,多発microbleeds),正常肺にウイルス受容体はない,ウイルス反応性CD4+ T細胞続報です. 今週は2つの問題を考えさせられました.1つ目は「COVID-19に関連した医療従事者のバーンアウト(燃え尽き症候群)の顕在化」です.医療従事者はこの問題に苦しんできましたが,聖路加国際病院からの論文はCOVID-19がこの問題にさらなる拍車をかけている状況を如実に示しました.2つ目は「データ公表に関する科学者の道義的責任」です.コロナ前は査読を経て論文化したデータのみプレスリリースし,社会に周知していました.しかしコロナ後は迅速なデータ共有を目
今回のキーワードは,第2波における予後の改善の理由,個人防護具使用と抗体陽性率,N95マスクが枯渇したときの対処法,後遺症としてのLong-Haul(長期間)COVID,パンデミック期間中のパーキンソン病患者,多彩な神経合併症,頭痛外来に紛れ込むCOVID-19,ロシアでのアビガン臨床試験成功,ロシアでのワクチン開始が避難される理由です. 8月2日に「若者であっても感染すべきではない」と記載しましたが,さらにそれを肯定する論文が多数報告されています.今回紹介するのは「Long-HaulないしLong-tail COVID」と呼ばれている筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(ME/CFS)様の後遺症と,感染後・免疫介在性に生じる神経合併症(重症筋無力症,遅発性運動異常症,ギラン・バレー症候群)です.脳神経内科的には極めて多彩な病態を来すため,感染者が急増する現状では,日常診療の場においてCOVID
今回のキーワードは,飛沫を増やしてしまうマスク,フェイスシールドの威力,母乳は感染源とならなそう,糖尿病と肥満の死亡に対する相対リスク,パンデミックによるてんかん発作の頻度増加,COVID-19脳症の特徴的FDG-PET所見,抗体は存在すればよいわけでない,ヒトにおける中和抗体の感染予防効果の初めての証明,抗体反応が長期に持続しない理由,微妙な抗ウイルス薬レムデシベルの効果です. 主に米国からの研究により,着実に病態機序が明らかになってきた印象があります.とくに抗体の効果と限界については理解する必要があります. ◆感染防御(1)飛沫を増やしてしまうマスクがある. 会話中の飛沫の程度を可視化できる光学測定法を開発し,入手可能なマスクの種類により,飛沫の抑制効果に違いがあるかを調べた米国からの報告.結果として,二層の綿製マスクは標準的なサージカルマスクとほぼ同程度に飛沫を抑制した(→アベノマス
今回のキーワードは,ソーシャル・ディスタンス=2メートルは間違い,2度目の感染症例,弱毒化を呈するウイルス変異体,中国におけるアウトブレイク封じ込め成功,男性が重症化する理由,高齢者が重症化する理由,神経合併症(致死性壊死性脳炎,上肢の多発神経障害,脳波モニタリング,ミクログリア活性化),重症例の死亡を顕著に抑制するヤヌスキナーゼ阻害薬です. 「男性が重症化する理由」では,男女のウイルス感染に対する免疫反応の違いが提唱され,また「高齢者が重症化する理由」では,気道を支配する迷走神経が,神経伝達物質の放出を介してマクロファージと連絡するという「神経免疫ユニット」の概念が提唱されています(肺脳免疫連関とも言えるかもしれません).これらはCOVID-19によりもたらされた新しい学問領域と言えると思います. ◆ソーシャル・ディスタンスの距離は状況で変わる. 「ソーシャル・ディスタンスは2メートル」
今回のキーワードは,空気再循環バスにおける空気感染,気管支喘息は重症化の危険因子ではない,重症COVID-19の病態はサイトカインストームとは言い難い,COVID-19脳症における血液脳関門の破綻,COVID-19関連ギラン・バレー症候群における抗ガングリオシド抗体測定,単独顔面神経麻痺の初めての報告,高齢者へのBCG接種の効果,重症患者に対する全身性ステロイドのメタ解析,突然変異によるウイルス多様性は乏しい,です. 治療に関する良いニュースがありました.国別の致死率の違いに影響する可能性が指摘されてきたBCGワクチン接種が,高齢者において実際にウイルス性呼吸器感染症に対し予防効果をもつこと(ただしCOVID-19への効果はまだ不明),ステロイドの全身性投与は重症例における28日間の死亡率を41.4%から32.7%に低下させたこと(ただし軽症例は避ける),急速にウイルスの感染拡大が広がった
2020年9月2日,第61回日本神経学会学術大会@岡山において,シンポジウム「働き方改革:今,必ず押さえるべきこと」が行われ,武田篤先生(国立病院機構仙台西多賀病院),三澤園子先生(千葉大学)の座長のもと,下記の3つの講演が発表されました. ① 脳神経内科の状況(燃え尽き症候群のアンケート結果を踏まえて):下畑享良(岐阜大学) ② 女性脳神経内科医における働き方の現状と課題(バーンアウトのアンケート結果から見えてきたもの):饗場郁子先生(国立病院機構東名古屋病院) ③ 医師の働き方改革を巡る医療現場の実際:小野賢二郎先生(昭和大学) 私は以下のことを解説しました. ◆ 米国神経学会の燃え尽き症候群に対する取り組みは,2014年から開始され,主に医師のQOL改善,リーダーシップ教育,政治への働きかけの3つが行われていること. ◆ 日本神経学会も2018年から本邦における先駆的な取り組みを開始
今回のキーワードは,増殖するウイルスの形態とD614G変異体,2例目の再感染例,若年入院患者の重症化の危険因子,黒人で感染・死亡が多い理由,COVID-19診療に使用されるポータブルMRI,パンデミックがパーキンソン病や脳卒中に及ぼす影響,ワクチンの第3相試験の保留とワクチン誘発性横断性脊髄炎,小蛋白質を用いた新しい治療アプローチです. 今週の一番の関心事は,ワクチンの第3相試験の一時中止ではなかったかと思います.詳細は不明ですが,Nature誌はワクチンの安全性の評価の重要性をあらためて強調しています.有害事象と噂される横断性脊髄炎とワクチン接種の関連についても既報のまとめがありますのでご紹介したいと思います. ◆ウイルスの構造(1)気管支線毛細胞で増殖するウイルスの姿. SARS-CoV-2ウイルスをヒト気管支上皮細胞に接種し,96時間後に,細胞を走査型電子顕微鏡を用いて観察した写真が
今回のキーワードは,冬における感染増加の可能性,2ヶ月間での抗体価の低下,眼鏡の感染予防効果,日本における低いワクチン信頼度,アスリートの突然死に関わりうる心筋炎,院内死亡を予測する4Cスコア,ARDSに対する仰臥位による末梢神経損傷,嗅覚障害と嗅裂の閉塞,脳卒中による死亡の危険因子,咽頭頸部上腕型ギラン・バレー症候群,ウイルス同定を1時間以内に完了する新しいアッセイ系,ヘパリンが新たな治療薬となる? です. 東京ではなかなか感染者数が減少せず持続していますが,これから冬に向かって感染者数が増加する可能性が,他の4種類のコロナウイルスの過去の解析から指摘されています.気が重いですが,今後,改めて感染予防対策をしっかり行う必要があります. ◆季節性コロナウイルスに対する防御免疫の期間は短く,早ければ半年で再感染する. オランダからの報告.COVID-19の将来の波(感染増加)に備えるため,他
今回のキーワードは,若年でも重症化するひとの原因,重症患者における消化器合併症の特徴,長期化する嗅覚障害と嗅球の萎縮,パンデミック後に片頭痛発作が減った患者,肺病変を伴わないCOVID-19髄膜炎,パンデミックが脳神経内科研修医に及ぼした影響,オペレーション・ワープ・スピードとワクチン開発成功の条件です. 7月に,重症化する35歳未満の男性の遺伝的要因として,X染色体上のTLR7遺伝子の機能喪失変異が同定されていました(JAMA. July 24, 2020. doi.org/10.1001/jama.2020.13719).この遺伝子変異により,ウイルス防御を司るⅠ型インターフェロン(IFN)反応が抑制されてしまうため,COVID-19に対する十分な免疫が働かないものと推測されていました.今回,Science誌に2つの論文が報告され,TLR7遺伝子以外の13の遺伝子変異により,もしくは自
Brain Nerve誌10月号にて標題の特集を企画させていただきました.COVID-19では,めまい,頭痛,筋障害,嗅覚・味覚障害,意識障害などの神経筋症状を36.4%~57.4%と高頻度に認めます.診療において知っておくべき知識を,ご教示いただきたいと思う先生方にご執筆いただきました.また下記目次のように,脳神経内科医のみならず,内科医,救急診療医,リハビリテーション医,そして多くの医療者が共有したい内容になっています.ぜひご一読いただければと思います. Amazonへのリンク. --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 総論─C
今回のキーワードは,飛行機の感染リスクは低い,日本人が重症化しない2つの遺伝要因?,感染封じ込めのための適切な検査感度,米国の大学における感染爆発,スワブ検査後に生じた髄液漏,脳梁膨大部病変,片頭痛患者のCOVID-19感染後の頭痛変化,髄液バイオマーカー,高齢者におけるワクチン後反応は若年者と同等,です. ◆飛行機での感染リスクが低い理由. 機内でのCOVID-19感染リスクは,オフィスビルや教室,通勤電車などよりも低いとされている.事実,疑い例を含めても,世界で42名のみという報告がある.この理由についてJAMA誌に掲載されている.まず空気感染に関しては,機内の空気は頭上の吸気口から客室に入り,床の吸気口に向かって下に流れるため,空気は同じ座席の列またはその近傍を出入する(図1),よって列の前後方向の気流は比較的少なく,列間にウイルス粒子が拡散する可能性は低い.また空気の流れのスピード
今回のキーワードは,N Engl J Med誌の怒り,ウイルスは皮膚上で9時間生存する,肺を満たすゼリーの正体,無症状感染者を生み出すウイルスの巧妙な企み,神経合併症と転帰,オプソクローヌス・ミオクローヌス症候群,筋障害と影響因子,脳におけるウイルスの証明と脳損傷への影響,脳症患者における髄液高力価抗体,レムデシビル試験最終報告です. ◆アメリカにおける失敗とN Engl J Med誌の怒り. 「Dying in a Leadership Vacuum(リーダーシップの真空状態がもたらす死)」というタイトルの論説は,医学雑誌として前例のないものとなった.冒頭に「COVID-19による危機は,各国のリーダーシップを試すものとなったが,ここ米国では,私たちの指導者は対応を失敗し,危機を悲劇に変えてしまった」と書かれてある.実際に米国の死者数は中国をはるかに上回り,カナダの2倍以上,日本の50倍
今回のキーワードは,Nature誌がバイデン氏を支持する理由,政治による科学の蹂躙に抗する署名活動,2度目の感染でも重症化する,突発性感音性難聴,脳波と予後,欧州神経学会のエキスパートによるコンセンサス声明の発表,感染から回復しても長期に症状が持続する理由,血管病変や血栓形成機序を明らかにするアカゲザル・モデルです. 最初の2つのトピックスから「政治と科学」がきわめて緊迫した状況にあること,11月3日は世界の科学にとって重大な意味を持つことが分かります.欧州神経学会によるコンセンサス声明は量が多く,全項目は日本語訳できませんでしたが,脳神経内科医は目を通しておくべき内容です.また重症COVID-19に見られるB細胞反応は自己免疫疾患SLEと似た特徴を示し,免疫寛容が破綻し,自己免疫疾患類似の症状をもたらしうるという驚くべき内容です.多彩な神経合併症や,Long-Haulと呼ばれる症状の長期
今回のキーワードは,免疫療法が有効な脳炎患者の特徴,意外な画像所見を呈した急性出血性白質脳炎,3つのトシリズマブ臨床試験の結果です.このところ興味を引くCOVID-19関連論文は減ってきた印象で,今回紹介する論文はいつもより少なめです.神経疾患合併症も出尽くしたかなと思っていましたが,不思議な疾患Baló病が出てきました.また脳炎,脳症の診断の区別がよく分からない印象を持っていましたが,自己免疫性脳炎で使われる診断基準,「Grausの基準」を導入した論文が出てきました.COVID-19でこれほど脳神経内科の勉強をするとは思いませんでした(笑).そして5月に「個人的に重症化阻止に一番期待を寄せている治療」として紹介したトシリズマブのランダム化比較試験の結果が複数発表されました. ◆同心円状脱髄パターンを示す急性出血性白質脳炎. ギリシアからの症例報告.57歳男性.呼吸不全に対し人工呼吸器管理
今回のキーワードは,英国ワクチン・タスクフォース議長による見通し,軽症・中等症COVID-19に対する治療薬,COVID-19関連筋炎は皮膚筋炎?,川崎病類似小児例における脳梗塞,ニューロピリン-1を介したウイルス感染,回復期患者血漿療法は無効,C型肝炎特効薬がメタ解析で有効です. ワクチン開発の見通しの厳しさが示され,回復期患者血漿療法も有効性を示せませんでした.やや明るいニュースは,ウイルスが嗅神経細胞に侵入する仕組みとして,ニューロピリン-1の重要性が明らかになり,新たな治療標的が見いだされたこと,C型肝炎の特効薬ソホスブビルが少人数の臨床試験のメタ解析で有効性を示したことです. ◆ワクチンができるかどうかは全くわからない. 日本政府は英国の製薬企業「アストラゼネカ」から少なくとも6000万人分のワクチンの供給を受けることで基本合意し,うち1500万人分については来年3月までの供給を
今回のキーワードは,「反科学的思考」をもたらす神経機構,こうもりポケモンとハゲタカ・ジャーナル,スパイク蛋白質D614G変異の臨床的意義,好中球の自殺と血栓形成,70日間も感染力のあるウイルスを排出した患者,回復スピードとウイルス特異的抗体の関係,中和抗体の臨床試験の中間解析です. 新型コロナ論文に関する投稿を続けてきた理由はいくつかありますが,ひとつはCOVID-19に伴う神経筋合併症を理解して,見逃さずに院内感染を防ぐべきと考えたためです(今後,感染者が増加し,改めて重要になる可能性があります).もうひとつはテレビやネットにて,後述する「反科学的思考」を見聞きし,正確な科学的事実を共有する必要性を感じたためです.前者についてはだいたい出尽くし,現在,まとめとなる総説を執筆していますが,そろそろ役目を果たしたように感じています.後者に関連して次のような論文を読みました. ◆パンデミックに
新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(10月31日) ...
【全文】金正恩委員長が「総聯分会代表者大会―2020」の参加者に祝賀文 2020年11月02日 10:42 主要ニュース 在日同胞 11月1日発朝鮮中央通信によると、金正恩委員長が1日、「総聯分会代表者大会―2020」(新たな全盛期第3回大会)の参加者に祝賀文を送った。全文は、次の通り。 日本 東京 「総聯分会代表者大会-2020」(新たな全盛期第3回大会)の参加者に 私は、わが共和国の強大さと不敗さが全世界に誇示されている意義深い時期に、内外の大きな関心と期待の中で開かれる総聯分会代表者大会を熱烈に祝い、大会参加者をはじめ全ての総聯活動家と在日同胞に温かい同胞愛をこめた挨拶を送ります。 総聯分会代表者大会は、在日朝鮮人運動発展の歴史的段階ごとに各階層の広範な同胞大衆の愛国の熱意を大いに発揮させて総聯の大衆的基盤を拡大強化し、多くの愛国課題の遂行において驚異的な成果を収めた誇るべき歴史と伝
2020年11月09日06:36 カテゴリ NHKスペシャル #新型コロナ全論文解読 #AIで迫る今知りたいこと AIによる新型コロナ研究のヒットチャート解析 トップ研究者の収束予想もバラバラ! NHKスペシャル、#新型コロナ全論文解読〜 #AIで迫るいま知りたいことをリアルタイムでみました。 #NHKスペシャル 「 #新型コロナ全論文解読 ~AIで迫る いま知りたいこと~」 再放送は11(水)午前0時30分〜(火曜深夜)[総合]です。 番組は #NHKプラス で見逃し配信中。視聴にはID登録が必要です。 #爆笑問題 #桑子真帆 https://t.co/2pBH3tE4sr— NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) November 8, 2020 番組みながら私も5連続ツイートしました。 番組は今まで出た様々なコロナ関連論文をAIが分析して、 1 この冬日本の感染者が急増する?
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