『北朝鮮を正しく理解するためのチュチェ思想入門』連載第8回 <文/篠原常一郎:元日本共産党国会議員秘書> 日本のチュチェ思想を学ぶ人々も知る北朝鮮民衆の惨状 日本のチュチェ思想研究会およびその周りの人たちは、しばしば平壌に行っていろいろな説明を受けています。きれいな所を見させてもらってご馳走も食べさせてもらって、何だ報道と違うじゃないか、北朝鮮は割と発展している、と思っているそうです。 しかし、地方ではとんでもない実態があります。いつまでも農民は苦しいままで、50〜60年の間、変わらない生活をしています。下手すれば電気も十分来ておらず、交通機関も少なく、列車ものろのろ遅いというような環境で、民衆は呻吟しながら暮らしているのです。民衆としては、たまったものではないでしょう。 金一族としては、民衆に逆らわれては困る。そこでどうしたのかというと、チュチェ思想で唯一思想体系というものを決めて、この
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