「最近一番驚いたのは、学生から『個人年金を掛けている』って聞いたことです」。中央大学教授で社会学者の山田昌弘氏はそう語る。山田氏は若者の結婚や仕事に対する意識、幸福度などに関する調査研究を重ね、実態を世の中に伝えてきた。『パラサイト・シングルの時代』『希望格差社会』『「婚活」時代』などの著作は、書名の一部が流行語にもなった。間もなく終わろうとしている平成。山田氏が語る「平成の若者」の変遷とは。(Yahoo!ニュース 特集編集部)
![若者を覆う「希望の格差」への懸念――社会学者が語る平成の若者 - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aaae8ccf7754e56dc259e0bb9a2ba92fce92dadd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-tpc%2Fimages%2Fstory%2F2019%2F4%2F25%2F1556163177_1556163164_N01_2267-x828-y552.jpg)
総計6000万点にも及ぶコレクションを所蔵するニューヨーク公共図書館(略称NYPL)は、同時に、超人気の観光スポットでもある。年間来館者数は1700万人。マンハッタンの5番街と42丁目の交差点にある図書館は、42丁目を少し東に歩いたパークアベニューにあるグランド・セントラル駅と同じく、荘厳なボザール様式建築が旅人を別世界へ誘う。館内を埋め尽くす白い大理石や、美しい壁画に囲まれたリーディングルームは、さながら美術館のようだ。ついでに言うと、館内のギフトショップにはニューヨークに関する書籍や写真集は勿論、図書館オリジナルグッズやおしゃれ雑貨が並べられていて、NY土産としての付加価値が高い。 だが勿論、本当の意味で図書館の恩恵を受けているのは、当然の如く閲覧者たちだ。そこを徹底リポートしてくれるのがドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』だ。カメラはニューヨーク市内にある
「友人の出川哲朗くんです」と内村が照れくさそうに紹介すると出川は「正直『紅白』の審査員より、学生時代からの親友の、司会のチェンの応援に来ました。頑張れよ!」と返した。出川が「チェン」と呼ぶ内村とは、横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)時代からの親友同士だ。そんな2人がそれぞれの道で人気絶頂となり、『紅白』の司会と審査員として相まみえたのだ。 一昨年、チェンが『紅白』の司会に選ばれたのも「ちょっとすごいところまで行っちゃったなあ」って周りの芸人とも話したんですけど、ほんだら、今回も司会をやると。みんなから冗談半分に「内村さん司会だったら、出川さんも応援とかあるんじゃない?」とか言われてたんですけど、「いや、ムリムリ!」って。僕には『(ダウンタウンの)ガキの使い(やあらへんで!大晦日年越しスペシャル!)』という一大イベントがあるから。でも、調整していただいて『紅白』と『ガキ使』両方出られた
2018年12月26日放送のTBS系列「ビビット」に収録で出演した。テーマは「クリスマスケーキ大量廃棄の実態」。 一日400〜500kgのケーキがリサイクル工場に運ばれ、破砕処理されブタのエサにある食品リサイクル工場に、一日400〜500kgものケーキが、ケーキ工場や百貨店、スーパーなどから、食べられることなく運ばれてくる様子が放映された。 このリサイクル工場では、2017年度の受け入れ量が一日平均32トンだった。クリスマスケーキが大量に運ばれてきた日は、一日34トンと、平均を上回る処理量となった。 内容は、ショートケーキやチョコレートケーキ、チーズケーキ、モンブラン、紅芋タルト、スポンジの台など。140リットル入るゴミ箱が次々一杯になり、溢れていった。 リサイクル工場の社長によれば、クリスマスの時期、ケーキやローストチキンが増えるそうだ。普段の2倍以上の食品が運ばれてくる。2月になれば、
卒論を書くゼミ生に先行研究を探させていて、その関係で文献指導をする機会がありました。学生は、初めはなかなか「斬新」な本――要するに、入門書としてはお薦めしないクセの強い文献――を選んできます。これは初学者なので無理もないことですが、私が驚いたのは、自分自身が「なぜそれが斬新な選書なのか」を説明するのにけっこう頭をひねったことです。 なお、その本が「斬新」であることは前提です。私以外にも多くの研究者が直感的に「クセが強い」と感じる本だと思ってください。研究者はみな無意識的にその手の本を避けられるけれど、そう言えばなぜ避けるべきなのかは、いまいち言語化されていない。なんとなく「これは地雷だろう・・・」とわかる文献です。 当然ながら、「地雷かそうじゃないか」という感覚は多くの文献を読んでいく中で徐々に身についていくものなので、初学者がその違いがわからなくても無理はありません。 しかし、どうやった
記者にセクハラ発言を行い辞任した財務次官「おっぱい次官」や司会にもかかわらず記者に向かって指図し笑いものになった「(日大ブランド)落ちませんおじさん」、選手へのパワハラで対戦相手に怪我をさせた日大アメフト部前監督に、くだらない質問を浴びせるワイドショーの記者たち…。今の時代こんなこと言ったら、やったら問題になるのになぜ分からないのか、と呆れている人も多いでしょう。しかし、これら時代錯誤おじさんは、OS(昭和)をアップデートしなかった組織の被害者かもしれません。 仕事の評価が社会とズレた要因時代錯誤おじさんは、いずれも仕事では高く評価されています。 財務次官は東京大学を出て、キングオブ省庁とも呼ばれる財務省のトップに上り詰め、アメフト部前監督は、甲子園ボウルを制し、大学の常務理事も務めています。日大の記者会見で司会を担当したのは、共同通信の元記者で特派員や経済部長や論説委員長も務めたとのこと
入試シーズンが本格化し、私が所属する法政大学も入試の真っ只中。ありがたいことに2017年入試で首都圏の大学で志願者数トップとなり、人気が上昇しています。しかしながら、大学人気が高まったからといって、学部・学科が選ばれるかは別の話。いかに社会学部を選んでもらうか考えた結果が、パンフレットを「ざらざら」にすることでした。なお、この記事は大学や学部の見解ではなく、パンフ制作に関わった一教員としての考えを示したものです。 学部・学科で選ばれる難しさ大学の志願者トップは近畿大学。「マグロ大学」や大学の枠組みを「早慶近」と打ち出すなど刺激的な入試広報が話題です。 「攻める広報・広告の理由は危機感 近大総務部長、世耕石弘さん」(産経新聞)「法政、なぜ関東の志願者トップ 和服総長の勝利宣言」(NIKKEI STYLE)上記の記事のように、各大学の取り組みは注目されてマスメディアに紹介されることも多くありま
投票年齢の18歳への引き下げに関連して、若年世代の投票率の低下が話題になっている。関連して、よく耳にするのが、まことしやかに語られる「若者が投票に行かないから、若者向け政策が実現できない」という言葉である。したり顔で、このようにいう政治家さえいる。 先日の衆院選では、戦後最低(つまり、過去最低)の52.66%を記録した。なかでも、20代の投票率は37.89%を記録し、確かに世代別で見ると最も低い。 明るい選挙推進協会 衆議院議員総選挙年代別投票率の推移 http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/ だが、20代の投票率が30%代になったのは現在に始まった話ではない。衆院選に限定すると、概ね1996年の衆院選以来、郵政選挙や政権交代といった特別な例外を除くと、一貫して同様の傾向にある。20年前の20代、つまり現在の40代が20代
この一件の幕引きは“前例”となる 5月24日、「人工知能学会全国大会」において発表された、立命館大学情報理工学部に所属する3人の研究者の論文が、議論を呼んでいる。なぜならその論文が、自作イラストやマンガを中心とするSNS・pixiv(ピクシブ)に投稿された一般ユーザーの小説10作を分析材料として扱っていたからだ。これが多くのユーザーの反発を買い、現在はその論文PDFが非公開となっている。 「ドメインにより意味が変化する単語に着目した猥褻な表現のフィルタリング」と題されたこの論文は、「猥褻表現」(論文中では「有害情報」とも表記されている)のフィルタリングを目的とした研究だ。 一方、この論文で研究対象とされたのは、性表現が多く含まれ、当初から作者が「R-18」(18歳未満閲覧禁止)にカテゴリーしていた小説だった(同時に、その多くは「二次創作」だ)。pixivでは閲覧制限の設定があり、デフォルト
今年3月、日本アカデミー賞授賞式に森山未來の姿があった。映画「怒り」の演技で優秀助演男優賞を受賞。さかのぼること2カ月前。その姿は舞台の上にあり、変幻自在なダンスパフォーマンスを見せていた。俳優か。ダンサーか。カテゴライズを振り切るように、森山未來は疾走する。 (ノンフィクションライター・歌代幸子/Yahoo!ニュース 特集編集部) 自身が企画したパフォーマンス作品「JUDAS, CHRIST WITH SOY~太宰治『駈込み訴え』より~」の森山未來。2017年1月に横浜赤レンガ倉庫1号館で上演された(撮影:matron、写真提供:横浜赤レンガ倉庫1号館) この1月、森山未來は横浜赤レンガ倉庫1号館の舞台に立っていた。自身が企画・制作するパフォーマンス作品「JUDAS, CHRIST WITH SOY~太宰治『駈込み訴え』より~」。ライトで浮かび上がるのは、たくましい森山の肉体だ。赤ワイン
先進国で稀な研究論文数の減少・大学ランクの退潮と科学技術立国が危ぶまれる事態の中、間もなく18歳人口減少で大学淘汰が起きます。政府の失政による若手研究者のポスト不足に、研究職激減の大波が加わります。2018年以降の大学淘汰時代が見えやすいよう、文部科学統計要覧・学校基本調査など公開資料からグラフを作りました。平成に入った1989年から2024年まで35年間の18歳人口の推移と、2015年までの4年制大学進学率の実績です。 18歳人口は団塊ジュニア世代がピークを作った1992年に比べると半減する勢いで減っています。2024年以降さらに18歳人口減は加速しますが、2024年に限っても2015年から14万人も減ります。大学進学率は男女合計で51.5%と頭打ち状態になり、これから伸びる余地はほとんどありません。減少分14万人の半分、7万人が大学に進まなくなると仮定して、現状に比べて学年定員1000
安保法制関連法案の参議院での論戦始まった。だが、7月15日の衆議院での採決の際に安倍晋三首相自身が認めた通り、法案に対する国民の理解は進んでいない。というのも、賛成派の説明も反対派の追及も、枝葉にこだわるばかりで肝心なことが議論されていないからだ。参院での実のある議論を進めるために、いま一度、頭を冷やして考える必要がある。 例えば、野党や反対派が唱える「安倍さんは戦争をやりたがっている」という言説があるが、本当だろうか。私はこれは間違いだと思っている。なぜなら、動機がないからだ。進んで戦争を始める理由がない。少なくとも日本の政治家で、周辺諸国に対して勇ましいことを言っている人はある程度いても、本気で戦争をやりたいと考えている人はいないだろう。 戦争とは、武力を用いてさまざまな政治目的を達成しようという行為のことだ。戦争というリスクと犠牲を払ってまで達成したい政治目的とはいった何なのか。そん
4月初め頃に北九州・小倉で撮影された街中で野球をするトヨタのCM(G’s Baseball Party)がすごいと話題になりました。CBSsport.comなどの米メディアも取り上げ、当時で300万回再生でいきました。現在は、それがさらに伸びて、約500万回再生となっています。 演出としては、ARを意識したような感じになっており、街中のいろんなところに設置されたG'sボタンを押すと、街中はそのままでいきなり野球対決が始まるというものです。 冒頭のイチロー風の動きをする女性バッターからはじまり、明らかに野球経験者と思われる人たちが次々に登場します(47秒から出てくるおばちゃんかっこいい)。そして、野球で見られる様々なシーンやクロマティまで登場して、1分38秒からはじまる最後のエースと4番の対決までなだれ込んでいきます。 先ほど、エースと4番の対決と書きましたが、そう言い切ってしまえるのは、ピ
政府 レバノンと交渉「当然」[写真] 日軽金 水利権を目的外使用か[写真] 女医殺害 被告「女性に興味」[写真]NEW! 餅詰まらせる 都内で4人重体NEW! 50年前 万博で描かれた2020年[写真] 綾瀬はるか 司会者の新境地[写真]NEW! 売名だよ 杉良太郎が語る福祉[写真]NEW! 新春かくし芸大会 なぜ消えた[写真]
「骨太の方針」が決定された後、読売新聞が再来年から国立大交付金を重点配分する政府方針を報じました。手を出すべきでない愚策であり、先進国で唯一、論文数が減少中の日本の研究体制が崩壊する日が見えてきました。2004年の国立大学独立法人化からボタンの掛け違いが始まっています。独立法人にすることで大学の裁量幅が広がるどころか、人件費・諸経費を賄っている国立大交付金を絞り続けて10年間で13%も減額され、研究費を外部から獲得する競争に研究者は追われるようになりました。人件費縮小は若手研究者ポスト縮小に直結しました。「重点配分」を求める財務省は大学教員は多すぎると考えているのですが、研究を担うのは人である点を忘れています。 「骨太の方針」には「国立大学法人への運営費交付金を抜本的に見直す」と書かれており、読売新聞は1兆1千億円の4割を「学長のリーダーシップや学力向上などを評価の基準に使い、改革に積極的
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