今回の記事は、『北九州の近代化遺産(北九州地域史研究会編)』P.160-161を、主に参照させていただきました。北九州市の戸畑区にある日本水産の事務所棟を訪ねました。2021年時点では、85年の歴史をもつ建物です。この建物にどのような歴史があるのか調べてみました。 昭和初期に建てられた年季が入った建物 場所:福岡県北九州市戸畑区銀座2-6-27 座標値:33.900176,130.817209 人工島「一文字島」 洞海湾口には昔、中之島をはじめ、いくつかの島々がありましたが、現在は船の運行に支障をきたすために浚渫(しゅんせつ)されてしまいました。 その結果、洞海湾の底からでた浚渫土(しゅんせつど)によって人工島がつくられました。人工島の名前は一文字島(いちもんじとう)といいます。 大正11年の地図 この島は1926年(昭和元年)に戸畑側と陸続きになりました。そして事業用地として売り出される