2007年ごろ、経済誌やネット関連メディアを大いににぎわせ、「次のインターネットの主役」とまで言われた3次元仮想空間「Second Life」が、メディアの表舞台から姿を消して久しい。 Second Life内に「SIM」(島)を構えて参入していた大企業も、ほとんどが撤退。「Second Lifeは失敗だった」――そんな論調で語られることもある。 だがSecond Lifeは終わっていない。企業の参入は急速に減ったが、アクティブユーザー数は着実に伸びている。日本のアクティブユーザー数は、ブーム当時の2~3倍。Second Life内の経済も成長しており、2008年年間で3億6000万ドル(約360億円)分の仮想通貨が流通している。経済メディアや大企業の失望とは裏腹に、コミュニティーは成長を続けているのだ。 07年当時のブームは何だったのか、今Second Lifeでは何が起きているのか。S
Second Lifeがメディアで話題になり、企業参入が盛り上がり始めた2007年3月、ITmedia Newsは「Second Life“不”人気、7つの理由」という記事を掲載した。Second Lifeは話題先行で、メディアや参入企業が期待するほど利用されていないという内容で、その理由を (1)始めるまでの手続きが面倒 (2)要求PCスペックが高い (3)操作が難しすぎる (4)何をしていいか分からない (5)何をするにもお金がいる (6)右も左も広告だらけ (7)人気の場所はエロかギャンブル ――と7点挙げた。 2年経った今、Second Lifeの環境は大きく変わっている。この7点はどう変化したか、1つ1つ検証してみよう。 始めるまでの手続きが面倒 07年3月当時Second Lifeは、クライアントソフトをインストールし、英語インタフェースでプロフィールを入力してアカウントを作成
Googleは米国時間7月8日、3次元(3D)オンラインソーシャルワールド「Lively」(ベータ版)を立ち上げ、「Second Life」への攻撃を開始した。ただしGoogleは、Livelyがユーザーにとって「第2の人生」(second life)ではなく、「第1の人生」(first life)の一部になることを望んでいる。 Second Lifeの場合、オンラインワールドに入るには、別に「クライアント」と呼ばれるソフトウェアパッケージをダウンロードしてインストールしなければならない。Livelyもまた、ダウンロードしてインストールするという操作(現在のところ「Windows」版のみ)が必要になるが、そのあとは「Internet Explorer」(IE)もしくは「Firefox」を使ってバーチャルワールドに入ることができる。 Googleで同プロジェクトを担当するエンジニアリングマネ
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ソニー・コンピュータエンタテインメントが運営を予定している「PLAYSTATION Home」は、3Dのリアルなアバターを使って、テキストチャット、ボイスチャット、ジェスチャーなどさまざまなコミュニケーションが可能なサービス。現状では2008年にサービス開始を予定しているが、今夏にユーザーの一部を対象とする限定的βテストの実施が決定した。引き続きオープンβテストは今秋を予定している。 ニュースリリースの中で同社の代表取締役社長兼グループCEOである平井一夫氏は「PS3ユーザーの皆様にはもうしばらくお待ちいただくことになりますが、さらに開発に時間を費やすことでサービスをより良いものとし、オープンベータサービスの立ち上げに合わせて充実したエンタテインメントを展開してまいります。PLAYSTATION Homeならではの新しいゲーム体験をご提供すべく、さらなる開発および対象者限定のベータテストを
トヨタ自動車は4月17日、3次元仮想空間「meet-me」に、“未来都市”「TOYOTA METAPOLIS」をオープンした。アニメーション監督の押井守氏が監修を務める。 仮想空間上で東京都江東区若洲付近に当たる200万平方メートル・東京ドーム43個分に建設。カーライフをテーマに、トヨタ車を展示する「オートモール」、歴代の名車や未来の車を体験できる「ミュージアム」のほか、他のアバターとコミュニケーションできる「コミュニティ広場」やイベントホール、住居施設の「レジデンス」などを備えた。 ユーザーはポイントと引き替えに、トヨタの新型車やコンセプトカーなどを入手でき、仮想都市内の専用レーン(全長5.65キロ)で運転するなどして楽しめる。 5月12日にオープン記念イベントを開く。限定1000人の参加者に、トヨタの1人乗りの車(パーソナルモビリティ)「i-REAL」のバーチャル版を提供する。 「me
トランスコスモスや伊藤忠商事、フジテレビジョン、スクウェア・エニックス、イオンなど10社が出資するココアは4月8日、昨年12月にα版として公開した3D仮想空間「meet-me」を、「正式版-08’Spring」として正式公開した。ユーザー同士で会話できる「携帯電話機能」などを追加したほか、ゲーム内通貨の発行も始めた。 新機能として、仮想世界内で遠隔地にログインしている友人と会話できる「携帯電話機能」を追加。ランドマークとなる建物の数も大幅に増やして建物を一新。イオンや野村証券が出店した。ユーザビリティを改善し、1000人規模で集まってイベントを開いた際の安定性も向上させた。 「ココア」と「MMP」(meet-me point)の2種類のゲーム内通貨を発行する。それぞれ、イベントやゲームに参加することで無料で獲得でき、「ココア」はゲームアイテム購入に使ったり、ユーザー同士で交換できる。「MM
米Facebookは既に1万7000のアプリケーションをホスティングしているが、このほど新興企業Vivatyのおかげで新しい仮想世界の舞台になった。 Vivatyは3月31日、ユーザーがダウンロードして使えるブラウザベースのウィジェット「Vivaty Scenes」のテストを開始した。ユーザーは自分のFacebookプロフィールページで3次元仮想環境を構築し、友達を招待して参加を促すことができる。 仮想環境でユーザーは、屋上ガーデン、裏庭の景色、倉庫のレコーディングスタジオ、ビーチに面した家など、家の中と外のさまざまな環境のテンプレートを選択できる。家具を選んだり、仮想の壁にFacebookの写真を飾ったり、テレビにYouTubeの動画を流すことも可能だ。 Vivaty Scenesでは自動的にFacebookの友達リストを利用して友達とチャットできる。仮想環境に新しくメモや写真を張り付け
ngi groupは10月11日、ngi groupの子会社である3Diにて、仮想空間のプラットフォームである「Jin-sei」を、独自開発したと発表した。 Jin-seiは、仮想空間のオープンソースコミュニティと連携をとって開発された。Second Life(セカンドライフ)の開発元である、米リンデンラボのオープンソースをはじめ、数多くのオープンソースを活用。開発成果はふたたびオープンソースコミュニティに提供している。 ngi groupでは、3Di分野におけるグループ全体の戦略として、マルチプラットフォームでのビジネス展開を目指している。このたびのJin-seiは、独自の仮想空間を運営したいと考えている、企業や大学等での活用を想定し、OEM(Original Equipment Manufacturer)の形での提供となる。 また、顧客企業のニーズにあわせたカスタマイズ、機能拡張や仮想
ミクシィが11月上旬に招待制の独自3D仮想空間「ミクシィ・リクルーティングオフィス(仮称)」を開設する。海外大生の新卒採用を目的としたもので、同社発行のIDを持つ人だけが利用できるという。 ミクシィ・リクルーティングオフィスでは、会社説明会を放映したり、面接を実施したりするほか、同社スタッフやユーザー同士でのコミュニケーションの場として活用する。 ミクシィは、2009年度の採用活動において、海外の大学院・大学を卒業見込みの学生で、ウェブアプリケーション、検索エンジン、分散システム、 P2P、ユーザーインターフェース等の技術研究に携わった経験のある、コンピュータサイエンス分野の研究開発者の採用を予定している。 ミクシィ・リクルーティングオフィスは、セカンドライフのオープンソースを一部活用した独自のプラットフォームを用いることにより、既存の仮想空間より多くのアバターが同時に参加できるなどの、大
アスク ドット ジェーピーは7月31日、携帯電話向けサイト「Askモバイル」において、3D仮想空間「メタモ」を開始した。ユーザーが好きな場所に建物を建てたり、3Dアバターを使ってほかのユーザーと交流できたりする点が特徴だ。 3D仮想空間は携帯電話アプリを利用する。3D空間上のアバターを利用して街を歩き回れるほか、ユーザーが好きな場所に建物を建てたり、自分の店を持ったりすることが可能だ。ユーザー同士はチャットで交流できる。利用料金は無料だ。当初はNTTドコモからしか利用できないが、1カ月以内にau、ソフトバンクモバイルにも対応する計画だ。 モバイルサイトとしてSNSも開設している。SNSと仮想空間は共通のアバターや仮想通貨「メタポ」を利用する。SNSではアバターを着飾れるほか、日記や無料ゲームが楽しめる。 ユーザーが仮想空間内で建物を建てる場合にはメタポが必要になる。メタポは広告をクリックし
マサチューセッツ州ケンブリッジ発--IBMは、「Second Life」や「World of Warcraft」のような今日の仮想世界が、将来のウェブの様子を示すものであり、ウェブが普及したときと同様にビジネスや社会を改造する可能性を秘めていると考えている。 IBMは米国時間6月15日、マサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Labにおいてイベントを主催した。イベントでは、ビジネスをより効率化し、社会問題に対応させるための仮想世界の利用方法に関して専門家らが見解を示した。 丸1日間の同イベントには、IBM関係者や学者、メディア関係者のほか、エンターテインメント業界、小売業界、ホテル業界の関係者など、仮想世界を利用する企業の関係者が集まった。 一部の参加者からは、仮想世界の誇大広告やセキュリティ上の問題について懸念が示されたが、IBMのデジタルコンバージェンス担当バイスプレジデントで
SBIホールディングスは6月6日、SBIホールディングスおよび同社子会社のSBI Roboが提供する予定の仮想世界「Cyber MEGACITY - 東京0区」の開発運営にむけ、アニメーション企画制作を行う美よんどしい、企画コンサルティング会社アーカイブゲートとのジョイントベンチャー設立について、基本合意したことを発表した。 Cyber MEGACITYはSBIホールディングスグループが構想中の仮想世界サービスだ。東京湾に浮かぶ仮想都市「東京0区」をネット上に用意し、ユーザーに公開。ユーザーには仮想世界上の住所が与えられ、仮想世界の中で生活できるほか、仮想通貨を購入することにより不動産取引や為替取引など、現実世界同様の金融取引が行えるというものだ。世界観の詳細については、SBI Roboが公式のWikiにて公開している。 今後は、設立されるジョイントベンチャーがサービス運営を行う予定で、S
トランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産経新聞の3社は6月5日、インターネット上での3D仮想世界(メタバース)事業を展開する合弁会社として株式会社ココアを設立した。現実世界の東京を再現したメタバース「meet-me」のアルファ版を2007年内にオープンする予定だ。2008年末までにユーザー数100万人を目指すという。 meet-meはWindows Vistaで稼動するソフトウェアとして提供される。携帯電話とも連携し、将来的には東京エリアだけでなく他都道府県エリアのメタバースも展開する計画。欧米やアジアからのユーザーを呼び込むために、英語、中国語、韓国語にも対応していくという。 サービスの大きな特徴は3点。一つ目はリアルな東京を忠実に再現することだ。道路や住宅の区画等にデジタル地図データを使用し、街の主要なランドマークも実在の建物を再現する。季節・天候・地価といった日常生活の構成要素も現
スプリュームは3月20日、3Dアバターを使った仮想世界「splume」のベータサービスを開始した。Second Lifeなどの他社サービスと異なり、ユーザーが自分のウェブサーバ上に空間を開設し、他のユーザーの空間とつながれる点が特徴だ。 「HUB」と呼ばれる3Dアバターを使って空間を移動したり、他のユーザーと会話をしたりできる。アバターは複数の種類が用意され、洋服の着せ替えなどによるカスタマイズが可能だ。 このほか、ユーザーは既存の3Dオーサリングツールを使ってアバターのパーツや自分の空間を作成できる。空間に置かれた家具などの素材は、ユーザー間で自由に取引することが可能だ。「既存のウェブサイトや決済システムと連携可能なため、課金も自由にできる」(代表取締役社長の梶塚千春氏)。空間のファイル形式は専用の「CR形式」にする必要があるが、VRML形式から変換するコンバータは無償で提供される。 た
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