相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われ、1審で死刑判決を言い渡された元職員の植松聖被告が、弁護士が行った控訴を30日取り下げました。これで植松被告の死刑が確定することになります。 被告の弁護士は1審で「当時、被告には責任能力はなく無罪だ」と主張しましたが、横浜地方裁判所は今月16日、被告の責任能力を認め「19人もの命を奪った結果は、ほかの事例と比較できないほどはなはだしく重大だ」として検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。 被告の弁護士は判決を不服として今月27日に東京高等裁判所に控訴していましたが、裁判所によりますと30日、植松被告本人が控訴を取り下げたということです。 これによって植松被告の死刑は、控訴できる期限を過ぎる31日午前0時に確定することになります。 植松被告が控訴を取り下げたことについて、殺害された19歳の美帆さんの母親は代理人の弁護士を通じて「死刑
![植松聖被告の死刑確定へ 控訴取り下げ 相模原 障害者殺傷事件 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90b0fad14a932aaa5ad30be2be9739d289804061/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20200330%2FK10012357981_2003301744_2003301744_01_02.jpg)