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ブックマーク / 0xcc.net (16)

  • iPodは何を変えたのか? 人が問題にぶち当たったときには、どうするか? - bkブログ

    iPodは何を変えたのか? 人が問題にぶち当たったときには、どうするか? iPod が巻き起こした奇跡的な成功をテーマとした、『iPodは何を変えたのか?』を今頃になって読みました。 書は iPod に関するさまざまストーリーをまとめたです。たとえば、iPod 以前の音楽プレーヤはどういうものだったのか、 iPod がどのような社会現象を引き起こしたのかiTunes がいかに生まれたか、といったストーリーが合計で9つ収録されています。 個人的にとりわけおもしろかったのが、iPod がなぜクールなのかを扱った4章です。デザイナーのジョナサン・アイブ氏にインタビューして、 iPod のデザインで目指していたゴールとは、なぜ白なのか、といった質問をぶつけます。それらの回答もおもしろいのですが、特に印象に残ったのが、スティーブ・ジョブズ氏が自分のデザイン観についてアイブ氏に語ったという次の言

    KoshianX
    KoshianX 2010/11/05
  • Unicode の雪だるま - bkブログ

    Unicode の雪だるま Unicode Snowman for You というサイトを知りました。Unicode の雪だるま (U+2603 SNOWMAN ☃) が表示されるだけのサイトです。が、ソースを見ると font-face で EOT 形式のウェブフォントが使われていることに気づきました。 この EOT (Embedded Open Type) 形式のウェブフォントは IE しか対応していないようです。IE で表示するとこのような雪だるまが表示されました。これはおそらく Arial Unicode MS の雪だるまです。ちょっとこわいような。。 一方、他のブラウザで表示すると、このような雪だるまが表示されました。これは私がデフォルトのフォントに設定しているメイリオの雪だるまです。これはかわいい。意外なところにも力が入っています。

    KoshianX
    KoshianX 2009/12/28
  • GNU diff の地味だけど便利な機能 - bkブログ

    GNU diff の地味だけど便利な機能 最近になって GNU diff の地味だけど便利な機能を2つ知りました。調べてみると、いずれも昔からある機能でした。 --side-by-side は2段組で結果を表示するオプションです。変更されていない行を含めて2つのファイルの内容全体と変更点が表示されるのがポイントです。変更された行の前後数行だけでなくファイル全体をまとめて読みたいときに使えます。デフォルトの表示の横幅は130文字です。必要に応じて --width オプションで変更できます。 こういった用途には meld などの GUI の diff ツールを使えばいいのですが、 ssh 端末しかないような状況で重宝します。 --strip-trailing-cr は行末の CR を無視する機能です。改行コードが CRLF と LF でい違っているけど、中身はほぼ同じ、というファイルを比較す

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    KoshianX 2009/05/07
  • yak shaving で人生の問題の80%が説明できる問題 - bkブログ

    yak shaving で人生の問題の80%が説明できる問題 つい最近、 yak shaving (ヤクの毛を刈る)、という言葉を知りました (原典)。これは「一見無関係に見えるけど、真の問題を解くのに必要な問題を解くのに必要な(これが何段階も続く)問題を解くのに必要な活動」という意味の言葉です。 yak shaving は、ようするに「ある問題を解こうと思ったら別の問題が出てきて、それを解こうと思ったらさらに別の問題が出てきて…」ということが延々と続く状況を表しています。ちなみに、ヤクとは毛が長い、牛の一種です。 yak shaving は、以前に覚えた bikeshed と同じくらい便利そうな表現です。というもの、プログラムを書いていると yak shaving 的な状況がすぐに発生するためです。 たとえば、「Amazon のほしい物リストを CSV 形式に変換して Excel で読み

    KoshianX
    KoshianX 2008/06/21
    うへー、これはマジにズバリいわれた感じw yak shavingね、覚えておこう……。日本語だと「相撲を取るつもりが土俵作りで終る」みたいな言い回しがあったかな
  • 誤った判定 - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #13 - bkブログ

    誤った判定 - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #13 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の13回は、誤った判定(間違った判定)に関する表現を取り上げたいと思います。 スパムフィルタによるスパムの判定や、メモリチェックツールによるメモリリークの判定など、コンピュータの世界では、ソフトウェアを用いて何かを自動で判定することがよくあります。 ここで問題となるのが、誤った判定です。スパムフィルタの例で言えば、「当はスパムじゃないのにスパムと判定された(大切なメールがスパムフォルダに行ってしまった)」と「当はスパムなのにスパムじゃないメールとして判別された(スパムが受信箱に入ってきた)」という2つの場合があります。 英語では前者の場合を false positive、後者の場合を false negative と呼びます。日語では偽陽性、偽陰性となりますが、基的に医学用語な

  • 信じ込ませる - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #11

    信じ込ませる - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #11 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の11回は、 hoge を取り上げたいと思います。 hoge は日のプログラマの間で、「何か適当なもの」を指す変数として親しまれています。英語圏では hoge の代わりに foo がよく使われます。このような変数は、メタ構文変数(metasyntactic variable) と呼ばれ、ソフトウェアに関する議論や文書などで広く用いられています。 hoge は日ではなぜかメタ構文変数として定着していますが、英語では「信じ込ませる」という意味のれっきとした単語 (ホウジと発音) です。日人以外に対して hoge を用いると誤解を生じる可能性があるため注意が必要です。hoge は通常、動詞として用いられます。 例) Please don't hoge me about the sto

  • 重箱の隅をつつく - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #10 - bkブログ

    重箱の隅をつつく - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #10 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の10回は、 nitpick, cherrypick という、ともに pick で終わる表現を取り上げたいと思います。 "nitpick" は「あら探しをする」という意味の表現です。動詞にも名詞にも使われます。nit はシラミの卵という意味で、シラミの卵を摘み取るのはいかにも小さなこと、という響きがあります。コードレビューの際に、重箱の隅をつつくような指摘をするときにぴったりの表現です。nit-pick とハイフンが入る場合もあります。 例) It's just a nitpick but I think "file_name" is better than "filename". 重箱の隅だけど、 filename より file_name の方がいいと思うよ。 Please

  • ファイル記述子をUnixドメインソケット経由で渡す - bkブログ

    ファイル記述子をUnixドメインソケット経由で渡す Unix 系の多くの OSには、ファイル記述子を別のプロセスに Unix ドメインソケット経由で渡す機能があります。一見、何のために使うのかよくわからない機能ですが、 glibc の nscd はこれをうまく使っています。 nscd (name service caching daemon) は glibc 内で行われる名前関連の問い合わせをキャッシュするサーバです。NIS や LDAP などを用いてネットワークベースでユーザ管理を行っている場合、 getpwuid() などの関数はユーザ名の取得にネットワークアクセスを必要としますが、 nscd を立ち上げておけば、二度目からの同じ問い合わせはキャッシュから得られます。 nscd を立ち上げている GNU/Linux システムでは、キャッシュファイルが /var/db/nscd 以下に作

  • 特別扱いする - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #9 - bkブログ

    特別扱いする - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #9 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の9回は、special case ~という動詞の表現を取り上げたいと思います。 "special case" は通常、「特別な場合」という意味の名詞として使われます。しかし、英語も日語と同様に、名詞は動詞化する傾向があるため、"special case" は「特別扱いする」という意味の動詞としてもよく使われます。 例) I didn't want to special case IE4 but I had to... IE4 を特別扱いしたくなかったんだけど、避けられなかったよ。。 Would it be possible to special-case this file so that we don't have to worry about it? このファイルのことを気にし

  • 数字に関する短縮記法 - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #8 - bkブログ

    数字に関する短縮記法 - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #8 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の8回は、数字に関する短縮記法を取り上げたいと思います。 2x, 10x, ... ソフトウェアの開発では、性能が2倍になった、などのように数字が何倍になったかを議論することがよくあります。このようなときに便利なのが数字の後ろに x をつける記法です。 例) C++ is 10x faster than Perl for this kind of application. この手のアプリには C++ の方が Perl より10倍速いよ This simpler code gained a 5x performance improvement. もっと単純なこのコードで 5倍の性能改善が得られたよ。 上の例は x を使わない場合、 ten times faster や five-

  • いやなブログ - スクリプト言語用のデバッガの使い方 - Ruby, Python, Perl

    スクリプト言語用のデバッガの使い方 - Ruby, Python, Perl スクリプト言語用の CUIのデバッガの使い方を簡単にまとめました。対象言語は Ruby, Python, Perl です。 私は C, C++ でプログラムを書いているときはデバッガ (主に GNU/Linux 上の gdb) を頻繁に利用します。しかし、スクリプト言語ではそれほどでもありません。これはおそらく次のような理由によります。 ビルドが不要なので printf デバッグが容易 (ある程度大きい C++ のプログラムではビルド時間が長いので printf の挿入はしんどい) 異常終了時にスタックトレースが表示される (Ruby, Python なら自動、Perl の場合は use Carp; $SIG{__DIE__} = \&Carp::confess; など) オブジェクトのインスペクトが簡単 (Ru

  • やっとくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #2 - bkブログ

    やっとくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #2 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の2回は、"Will do." を取り上げたいと思います。主語も目的語もなく Will と do とピリオドだけで構成される、テストでは 0点をもらいそうな表現です。 この表現に初めて出くわしたのは、私が出した "I think it would be good to handle this case (この場合も処理したらいいと思う)" といった感じのメールに対する返信の中です。 そのときの返事は "Will do." の一文しかなく、主語が省略されているため、肝心の「誰がやるのか」という点がはっきりせず、もしかして、 "You will do that (お前がやる)" だったらどうしようとかなり焦りました。結局、省略されていた主語は "I" で、 "I will do that (

  • こうすればうまくいくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #1 - bkブログ

    こうすればうまくいくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #1 宮川さんの人気企画「学校では教えてくれないエンジニアリング英語」に便乗して、私もソフトウェア開発に使えるフレーズ、とりわけバッドノウハウ的な場面において役立つフレーズを紹介していこうと思います。第1回は "do the trick" です。 do the trick は「こうすればうまくいくよ」というときに使えるフレーズです。日常会話にも使えますが、とりわけ「うまくいかない」「うまくいった」という場面が多く発生するソフトウェア開発では特に便利なフレーズです。 例) In that case, setting LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19 should do the trick. それなら、 LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19 をセットすればうまくいくはず。 Heh, this seem

  • 自転車置場の議論 - bkブログ

    自転車置場の議論 人が集まると、なぜかどうでもいいようなことほど議論が紛糾してしまう傾向がありますが、このような現象のことを、FreeBSD のコミュニティでは自転車置場の議論 (bikeshed discussion) と呼んでいることを知りました。 この、「瑣末なことほど議論が紛糾する現象」はパーキンソンの法則というの「議題の一項目の審議に要する時間は、その項目についての支出の額に反比例する」という法則として知られています。 このの中で著者は、原子炉の建設のような莫大な予算のかかる議題については誰も理解できないためにあっさり承認が通る一方で、市庁舎の自転車置場の屋根の費用や、果ては福祉委員会の会合の茶菓となると、誰もが口をはさみ始めて議論が延々と紛糾するというストーリーを紹介しています。 このように、「瑣末なことほど議論が紛糾する現象」はパーキンソン氏によって見事に説明されているの

  • いやなブログ - スルー力カンファレンス (スルカン) 開催決定!

    スルー力カンファレンス (スルカン) 開催決定! ものごとをやり過ごしたり見て見なかったことにしたりすることを「スルーする」と呼ぶようになって久しい今日この頃ですが、このたび「スルー力」、すなわち、スルーする力に関する、 ITエンジニアのためのカンファレンスを開催することになりました。ユニークな下でおなじみの某社CTOをはじめとする豪華なスピーカ陣による講演が行われる予定です。 「人生の大半の問題はスルー力で解決する」とはスルー力研究の専門家の間では共通のコンセンサスですが、昨今頻発するネット上での炎上事件、人間関係上のストレス問題、あるいは仕事上での燃え尽きの多発などの事情から、スルー力に対する社会的、特にITエンジニアの間での認知度が足りないのではないか、という問題意識が今回のカンファレンス開催の背景にあります。 現在、スピーカは調整中の段階にありますが、スルー力のベストプラクティス

  • 月のオリジン - bkブログ

    スクリプト言語の挙動について、コマンドラインから試すには次のように実行します。 % perl -le 'print((localtime)[4])' 0 % echo "print ((new Date).getMonth())" | js 0 % ruby -e 'p Time.now.month' 1 % ruby -rdate -e 'p Date.today.month' 1 % perl -MDateTime -le 'print DateTime->now->month' 1 % perl -MTime::Piece -le 'print Time::Piece->new->mon' 1 % python -c 'import time; print time.localtime()[1]' 1 % python -c 'import datetime; print datet

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