早起きは本当に必要なのだろうか。明治大学の堀田秀吾教授は「学校の始業時間を約1時間遅らせると、成績が平均4.5%向上したという報告がある。夜型人間に無理に早起きさせても、注意力が散漫になり、睡魔に襲われやすくなる」という――。(第1回) ※本稿は、堀田秀吾『「不安」があなたを強くする』(日刊現代)の一部を再編集したものです。 始業時間を遅らせると成績が平均4.5%向上 働き方が多様化し、「始業時間が遅くなった」「ランダムになった」という方は少なくないかもしれません。 午前9時の始業が午前10時に後ろ倒しされるだけで、時間の使い方は大きく変わるでしょう。 実際、後ろ倒しにするメリットが報告されています。 ワシントン大学のダンスターらは、「学校の始業時間を約1時間遅らせると、生徒の睡眠時間が30分ほど長くなり、成績の向上にもつながった」と報告しています。
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