鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が5日夜と6日朝に市の防災行政無線で年頭のあいさつを放送し、障害者を巡る自身のブログ記述にふれ、「ブログ記載から1カ月近く遅れて騒動が始まった。新聞社が文章の言葉尻だけをとらえて意図的に誤解を誘導するキャンペーンを行った」とマスコミ批判をした。 竹原市長は医師不足に関する昨年11月8日付のブログで「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述。12月に新聞が報じたことで問題化し、障害者団体などから抗議を受けた。 年頭のあいさつは録音放送で3分程度。市民によると、「明けましておめでとうございます」で始まり、「新聞記事と日教組などの組織行動には悪意を感じている」などと批判した後、「給与削減などにもかかわらず、市役所職員の態度は良くなった」などと続けたという。 防災行政無線を使った市長のあいさつは約8600世帯にある受信機から流された。防災情