シリコンバレーのサムライ・ウルフが、イノベーションについてつぶやきます。(時々吠えることもあります。) シリコンバレーの中心にあるサンタクララ大学で起業論を研究している教授とのランチでこんな話題になった。「研究によれば、成功するベンチャー企業の創業者は、大学を出てすぐの若者よりも30-40歳代がむしろ多い」そうだ。学生の延長で創業されたヤフー、グーグル、フェースブックといった超成功企業の印象が強いが、多くのベンチャー企業が、既存企業で経験を積んだ30-40歳代前後の「働き盛り世代」の人たちによって興されていることにも注目すべきだろう。世界最大のeコマース企業となったアマゾンの創業者ジェフ・ベソスは30歳の時に起業したが、元々IT技術者だったベソスは、起業する前にはすでにヘッジファンドの技術担当役員になっていた。ベソスほどではないにしても、私の回りには40歳くらいで起業してそれなりの成功をし