そういえば、自分が好きなモチーフに、閉鎖世界からの脱却、というものがあります。物理的、認識的、心理的に閉鎖世界をつくりあげ、そこに安住/拘束されたキャラクターが、そこから脱出/追放される、というものです。シナリオレベルのものもあるし、作品レベルのものもあります。また、ゲームシステムレベルで行われるものもあって、ループとかループとかループとか。 こういう趣向を持っていると、つい作品をそういう目でみてしまい、TH2(X)などは、「閉鎖世界をつくりあげ、あえて世界観に目を向けさせない」すばらしい作品設定だと勝手に感動してしまいます。びっくりするほどユートピアです。智代アフターは、無理やり閉たら窒息死してしまった、観があります。開けておけば感動が逃げ出すし、閉じると窒息死するし、難しいものです。 ライトノベルでは、サマー/タイム/トラベラーと、スラム・オンラインを比較した書評がありました。前者はパ