現場付近に手向けられた花束には「安らかにお眠り下さい」などと書かれたメッセージが添えられていた=8日午前、東京都千代田区外神田、遠藤真梨撮影事件現場の交差点で手を合わせる湯浅洋さん=8日午前5時25分、東京都千代田区外神田、上田潤撮影 東京・秋葉原は8日、無差別殺傷事件から1年の朝を迎えた。7人が死亡、10人が重軽傷を負った現場にある交差点には、花束やペットボトル入りのお茶などが並べられ、道行く人が手を合わせた。加藤智大(ともひろ)被告(26)の同級生や事件の被害者らは、あの事件とは何だったのか、考え続けている。 加藤被告の小中学校の同級生の男性(26)=青森市=は、事件の1カ月半後に1人で秋葉原を訪ねたことを思い出す。 「行ったことねえ」という加藤被告を初めて秋葉原に連れて行ったのは自分だった。03年ごろ、モデルガンの店などを紹介して回った。事件はそこで起きた。その現場を、記憶に刻