長野県のシンポジウムで、私がこの話を聞いたときに感じたのは 「この先生の実践例を、会場の方々だけが知っておしまいにするのは、あまりにもったいない」ということでした。 ですから、この記事が大きな反響を呼んだこと、本当に嬉しく思いますし、トラックバック等で紹介してくださった方や、実践に生かそうと仰ってくれた先生方には心から感謝しております。 また、本ブログのコメント欄やブクマークでのコメントなどで貴重なご意見をいただき、さらに議論が発展している点は、1ブロガーとして嬉しい限りです。 そこで、改めてコメント欄等の様々な考え方に対する私の意見を、拙書『いじめの構造』(新潮新書)で書いたことや講演等で話している内容も交えて表明しておきたいと思います。これがきっかけでネット内の「いじめ議論」がより高度なものとなり、リアル社会に良い影響を与えることを切に願うからです。 1 理念が整理されていないことによ