最近ネットなどで「ブラック企業」と名指しされることの多いファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正・会長兼社長が15日(月)発売の「日経ビジネス」誌面でインタビューに答えた。新人育成にいくつかの問題があったことを認める一方で、「若い頃は甘やかされず、厳しく育てられた方が幸せ」などと反論している。 大きな話題になることを知りつつ雑誌のインタビューを受けたのは、柳井氏の強い危機感を表すものだろう。一方で、いかにも強気な姿勢は、実質的な創業者として地方の中小企業を世界展開するまでに育てた経営者としての自信を示している。 これまで伝えられてきたことが事実ならば、(少なくとも以前の)ファーストリテイリングに「ブラック企業」と呼ばれても仕方のない側面があったことは確かだろう。その一方で、グローバル企業として「強くなければ生き残れない」との柳井氏の危機感にも理解できる点はある。 いわゆる「グローバルエリ