twitter で「汚名挽回」の名誉回復が論じられている。 誤用ではない?「汚名挽回」「名誉挽回」をめぐる辞書編纂者らの議論 辞書編纂者の方々は文証が多ければ、誤用か否かとは別に「現に用いられる」という理由でまずは用例として取り上げざるをえまいし、そこに誤用であるか否かの判断が必要ならしかるべき基準のもとに判断を下すだろう。以下、手許のカードから。大御所、ベテランから最近のものまで、わりと用例はある: 片山旅団に任務交替の日まで、支隊は九七〇を固守、汚名挽回に努めた。(五味川純平『ノモンハン』下) 田中参謀は、俄かに活気を取り戻した。西安の兵変を汚名挽回の好機として勇み立ったのである。(五味川純平『虚構の大義—関東軍私記—) 警視庁は非難されていたが、これでなんとか表向きは汚名挽回ができた。(勝田龍夫『重臣たちの昭和史』上) 漢中から無念の退却をした徐晃は、汚名挽回の好機とばかり、まっしぐ