一の宮というのは、各地域のNO1の神社です。一の宮、二の宮、三の宮くらいまで、各国(阿波国とか長門国とかの旧国)にあります。 ただ、国が指定した制度ではないので、昔は一の宮だった神社も、その後の盛衰によって、ほかの神社に奪われてしまうことも多々あります。 世の中的にほぼ完全に奪われてしまったのが、陸奥国と武蔵国です。 たとえば、武蔵国というのは、東京、埼玉、神奈川北部という日本の人口的に圧倒的な巨大な国ですが、そこの一の宮は、小野神社。 東京の多摩川沿いにひっそりとある宮司さんが常駐していない小さな古社です。 ふつう武蔵一の宮は、JR大宮駅の名称の由来である大宮こと氷川神社(さいたま市)です。 武蔵一宮氷川神社 でも、ここは本当は三の宮です。下克上ってことで。 同じように陸奥一の宮も、ふつうは陸奥国府のあった多賀城を守る塩釜神社とされています。 陸奥国一宮 塩釜神社 - Shiogama
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