仙台市、26万トンのがれき処理完了 焼却炉で火納め式 残ったがれきを焼却炉に入れる作業員=29日午前10時15分、仙台市若林区井土 仙台市が行う東日本大震災で発生したがれきの焼却処理が29日、完了した。処理したのは、石巻ブロック(宮城県石巻市、東松島市、女川町)からの受け入れ分を含め約26万トン。火納め式では、復興の一端を担った関係者が作業完了を祝った。 若林区にある井土搬入場の仮設焼却炉で29日にあった式典には関係者約20人が出席した。市環境局の大友望局長は「関係者の真摯(しんし)な取り組みによって、作業を完了できた。ご協力いただいたことに感謝したい」とあいさつした。 市は、焼却炉の設置と運営を担ったプラントメーカー3社に感謝状を贈った。 市は、井土と荒浜(若林区)蒲生(宮城野区)の各搬入場に仮設焼却炉を設置し、2011年10月から順次、24時間稼働させてきた。石巻ブロック(石巻市