タグ

ブックマーク / ides.hatenablog.com (5)

  • ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート

    鈴木裕美(香川大学医学部助教) 鈴木裕美さんは「過剰なドーパミン放出が報酬系を壊し、神経を死滅させる」と述べている。 観音寺市議会の合田隆胤議員のページ(参照)で紹介。 一応、注釈を入れておくと、報酬系が壊れる?のはダウンレギュレーション仮説であり、神経を死滅させるは神経変異仮説である。鈴木裕美さんは別のものをごちゃごちゃに理解しているようだ。鈴木裕美さんはつっこみどころが満載なので、また後日エントリーを入れたい。 香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」 また、香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」(参照)では下記の写真が使われている。 この画像は久里浜医療センターの樋口進さんもよく引用している画像である(参照)。 この脳萎縮が起こるとして画像が引用されているYaoらによる論文はどういった内容なのだろうか。 Yaoらによる論文 pubmed.ncbi.n

    ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート
  • アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート

    ゲームメディアNMEの記事。 www.nme.com ゲーム障害の導入に慎重な立場のアンドリュー・シュビルスキーが、ゲーム障害がICD-11に採用されたのはなぜか? それほどエビデンスが積み重なっていたわけではないのに、どういう過程で採用されたのか? 自分が知らないだけで実はエビデンスがあるのか? とTwitter上で、先月くらいに、情報提供を呼びかけていたことから始まる。 シュビルスキーはTwitter上で満足な情報が集まらなかったこともあり、WHOに直接問い合わせることにした。 WHOに返事は「根拠を示すことができない」というものだった。 その上、そのやり取りの後、WHOはWHOのウェブサイト上にあったゲーム障害の解説ページを削除した。 ページは現在も削除されているが、アーカイブ・サービスで、以前掲載されていたものを確認できる。 https://web.archive.org/web/

    アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート
  • ゲームをしすぎると自殺につながるのか - 井出草平の研究ノート

    2021年1月に話題になっていたらしいのだが、気づかずに流してしまっていた。 togetter.com こと発端は葛飾区が「自殺対策予算」で久里浜医療センターの人を読んで「ゲーム障害」の講演をしていたというものだ。自殺とゲーム障害が関連するなら、その予算の使い方もアリだが、そもそも関連しているの?という疑問があるわけだ。 葛飾区は動画を期間限定で公開していたようなのだが、気づいたのが遅すぎたので、当然みれなかった。ところが、この件について問題を感じた栗下善行議員が書き起こしをしてくれていたので、内容をしることができた(栗下議員ありがとうございます)。 ameblo.jp 自殺に関する講演内容 講演会の名前は「自殺対策講演会「ゲーム依存症をもっと知りましょう」」というものだったらしい。自殺とゲームが関連付けられていることが確認できる。 講師は独立行政法人 国立病院機構久里浜医療センターの三原

    ゲームをしすぎると自殺につながるのか - 井出草平の研究ノート
  • 疑似相関 - 井出草平の研究ノート

    全く関連が見いだせないが、データ上は相関関係のみられる変数について。 も出版されているようだ。 Spurious Correlations 作者:Vigen, Tyler発売日: 2015/05/12メディア: ハードカバー このエントリの元ネタはこちら。 www.tylervigen.com Gigazineでもこれらの疑似相関が取り上げられている。 gigazine.net 「米国の科学・宇宙・技術への支出」と「首吊り、絞め殺し、窒息死による自殺」 「プールに落ちて溺死した人の数」と「ニコラス・ケイジの出演作品」 「一人当たりのチーズ消費量」と「ベッドシーツに絡まって死亡した人の数」 「メイン州の離婚率」と「マーガリンの一人当たり消費量」 「ミス・アメリカの年齢」と「蒸気、高温の蒸気、高温の物体による殺人」 「アミューズメント施設事業の売上高」と「米国で授与されたコンピュータサイエン

    疑似相関 - 井出草平の研究ノート
  • 「ゲームと覚醒剤は同じ」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート

    タイトルにあるのは、香川県のネット・ゲーム条例の素案に関わった大山一郎議員の言葉を要約したものである。大山議員は「香川県議会ネット・ゲーム依存症対策議員連盟」の会長であり、県議会議長も務めている(参考) 香川県議の大山一郎議員はゲーム依存について次のように述べている。 この依存症の原因のドーパミン量が、最近の研究ではゲームをしたときと覚醒剤を一定量投与したときと同じであるという研究結果まで出てきているわけでございます。昔はテレビゲームとかポータブルゲームとか、親が管理のきく範囲内でのゲームが主流でありましたけれども、現在は、皆様方御存じのとおり、スマートフォンというものが大量に出回っておりまして、このスマートフォンは完全にインターネットと同じ機能を持っておりますので、これを子供たちが持つことによって、その中にオンラインゲームというものが潜んでおりまして、これが依存症の大きな原因になっており

    「ゲームと覚醒剤は同じ」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート
  • 1