父の誕生日に父の顔がプリントされたTシャツを贈ろうと制作会社に画像を送り依頼したところ、添付画像を誤り近所のオヤジの顔がプリントされたTシャツが届いた。 父に贈る訳にもいかず、かといって近所のオヤジに「あなたの顔のTシャツです」などと何の前触れもなく押し付ける訳にもいかず、Tシャツはその行き場を無くした。 その後、長雨により洗濯物を溜め込みすぎ、近所のオヤジTシャツはあれど長袖の服が無いという危機を迎えた。 半袖で震えながら部屋中を探し回ったところ昔父が買ったサンタの衣装が出てきたので、それで凌ぐ事にした。 しかし部屋は寒く、激しく動き回る事で暖をとっていると友人から美味しい唐揚げを作ったのでお裾分けすると電話が入った。 私は舞い上がり唐揚げの到着を玄関で待機し、インターホンが鳴ると共に扉を開けた。 しかし、そこには友人の姿はなく警官が立っていた。 警官もまさか民家から妙に汗で湿ったサンタ