タグ

ブックマーク / www.isas.jaxa.jp (4)

  • 木星高層大気の温度分布をあらためて観測し、その異常高温の原因を解明 | 宇宙科学研究所

    概要:惑星大気を加熱するオーロラ 木星と太陽の距離は地球のそれと比べて5倍以上もありますが、そのことは木星大気が温度の高い状態にあることを期待させません。実際、太陽光の入射量を基に計算すれば、この巨大惑星の高層大気の平均温度は約200K(ケルビン)、つまり摂氏 -73℃ほどと推測されます。しかし実際の観測値は約700K、摂氏で420℃にも及んでいることが分かっています。なぜこれほどまでに木星高層大気の温度は高いのか。これは50年来の謎であり、科学者たちはこの謎を「エネルギー危機 (energy crisis)」と呼んできました。 今回、JAXAのジェームズ・オダナヒュー(James O'Donoghue)が主導する研究が、木星大気の高温状態を説明すると考えられる原因を特定しました。研究チームは、木星高層大気の全球温度マップを最高分解能で作成することにより、木星大気の異常高温をもたらす熱源が

    木星高層大気の温度分布をあらためて観測し、その異常高温の原因を解明 | 宇宙科学研究所
  • ISAS | 宇宙開発における標準化と情報化 ~Faster Better Cheaperを実現する方法~ / 宇宙科学の最前線

    Faster Better Cheaperとは? Faster Better Cheaper(以下ではFBCと略す),すなわち「より早く,より良く,より安く」は,NASAのゴールディン前長官が提唱したスローガンです。これが提唱された当時から「この三つを同時に満たすなんて不可能だ」とか「自己矛盾したスローガンだ」と悪評を買ってきました。「FBCのおかげでNASAは失敗が増えた」とさえ言われました。確かに,FBCの三つを同時に満たすのは容易ではありませんし,FBCを適用したために失敗することもあるでしょう。 しかし,私はFBCを実現する方法はあると思っています。「うんと早く,うんと良く,うんと安く」は困難かもしれませんが,「ちょっと早く,ちょっと良く,ちょっと安く」程度ならば,うまく工夫すれば実現できます。私は,宇宙開発でFBCを実現するための方法として,標準化と情報化の研究を行っていますが,

  • 技術者よ、設計しよう、仕様書を書こう | 宇宙科学研究所

    私は、昨年度、工業標準化事業に対する貢献により経済産業大臣から表彰を受けました。編集委員会から私に与えられたテーマは、それについて解説せよというものです。しかし、その技術的な内容については既にニュースの2004年6月号において「宇宙開発における標準化と情報化」という題名で執筆しています。そこで、今回は、私が標準規格などの文書の作成に力を入れている理由についてお話ししたいと思います。なぜならば、その理由をお話しすることは、「人工衛星のような複雑なシステムをいかに効率的に開発するか」という私のシステム工学的な研究の成果を解説することになるからです。 人工衛星のような複雑なシステムの開発は、必然的に大人数のチームで行うことになるのですが、効率的に開発を行うための一つの原則は、「チーム構成員の誰もが何かしら具体的な作業を担当し、その作業結果を文書などにまとめ、プロジェクトの中で機能させること」だ

    技術者よ、設計しよう、仕様書を書こう | 宇宙科学研究所
  • ISAS | 金星探査機「あかつき」の金星周回軌道再投入に向けての軌道修正制御の実施結果について / トピックス

    金星探査機「あかつき」は、平成27(2015)年12月7日に予定している金星周回軌道への投入に向け、7月下旬に軌道修正制御を実施しました。8月2日までに取得したテレメトリデータの解析結果により、8月4日17時30分(日標準時)をもって、軌道修正制御が計画通りに実施されたことが確認できました。関係各方面の方々のご協力に感謝申し上げます。 以上

  • 1