地上デジタル放送(地デジ)関連に対する関心が再び高まっている。2011年7月にデジタルテレビへの移行を控えているにもかかわらず、総務省の調べによれば、地デジ対応テレビと地デジチューナーを合わせたデジタル放送受信機の世帯普及率(全国平均)は今年3月時点で60.7%にすぎない。エコポイント効果で、地デジ対応テレビについてはいくらかの改善が見られようが、それでもなお、相当数の未対応テレビが残っているようだ。ピクセラ(6731)の開示資料におけるある試算によると、地デジチューナーの需要は4000万台ともいわれている。同社が9月19日から販売する最安値製品でも5000円弱はすることから、市場規模は2000億円を超えると推定される。 市場規模2000億円争奪 ピクセラ、メルコ上値広がる 受信機普及の緊急度を表すかのように、最近になって地デジチューナーに絡むニュースが相次いでいる。 前週末4日には