東日本大震災後にアメリカから移住した日本文学研究者のドナルド・キーンさんが日本国籍を取得し、会見で「これからは同じ日本人として現状に参加していくことになる」と思いを語るとともに、「鬼怒鳴門(きーん・どなるど)」という漢字の名前も披露しました。 コロンビア大学の名誉教授で文化勲章受章者のドナルド・キーンさんは、東日本大震災が起きたあと、長年愛着のある日本に移住することを決め、8日付けで日本国籍の取得が認められました。 キーンさんは8日夕方、住まいのある東京・北区の区役所にあいさつに訪れ、職員などから拍手で迎えられました。 記者会見でキーンさんは「けさ、法務局から電話で『日本国籍の取得が認められた』という知らせを受けたときは、非常にうれしく思いました」と喜びを語りました。 ことし90歳を迎えるキーンさんは「これまでは私はお客さんでしたが、これからは同じ日本人として現状に参加していくと思います。