特殊なメガネをかけなくても見える立体映像を空中に表示する技術を慶應大学の研究チームが開発し、1日、東京の日本科学未来館でデモンストレーションが行われました。 この技術を開発したのは慶應大学大学院メディアデザイン研究科の舘※すすむ特別招聘教授らの研究チームです。 映画やテレビで普及が広がっている3Dと呼ばれる立体映像は、従来、特殊なメガネをかけて見るものが主流でした。 しかし今回開発された装置は、センサーで見る人の目の位置をとらえ、左右の目に向けて違う映像を送るため、メガネをかける必要がありません。 この装置を利用すると、実際にはない物体が目の前の空中にあるように見えるほか、手を使って物体を動かしたり、空中に絵を描くことも可能です。 研究チームは今後、より立体感を高め触り心地も味わえるような技術開発を行うとしていて、映画やゲームのほか、医療機器などへの応用が期待されています。 開発に当たった