安井至氏による書評の方を前に取り上げたが、恥ずかしながらやっと買ってきた。 誤解だらけの「危ない話」―食品添加物、遺伝子組み換え、BSEから電磁波まで 作者: 小島正美出版社/メーカー: エネルギーフォーラム発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 307回この商品を含むブログ (12件) を見る 安部司および、安部の主張を無批判に広めた者を批判している部分は、こうだ。 安部氏が脚光を浴びたのは、添加物のリスクが高いという事実よりも、ニュース性があったからだ。ニュースを構成する「おもしろ要素」がそろっていたのが安部氏のケースなのだ。 そのニュース性を構成する要素や言葉は、「内部告発」「便利さへの代償(文明への批判)」「白い粉」「子どもや家族への愛」「複合汚染」である。 安部氏は添加物の製造・販売メーカーの社員だった。その会社員が、“内部告発”という形で添加物の危