東日本大震災の津波に襲われ、壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町。死者・行方不明者の数は800人以上に上りました。骨組みだけになった防災庁舎は、震災遺構として保存すべきかどうか検討されましたが、年内をめどに解体が決まり、作業に入る前の今月2日、慰霊式が行われます。 この日を特別な思いで迎える1人の女性、遠藤美恵子さん。遠藤さんの娘、未希さんは当時、津波が押し寄せるなか、最後まで無線で避難を呼びかけ亡くなりました。 決して戻ってこない娘に対し、美恵子さんは、みずからの思いを日記を通して語り続けてきました。 その日記が今回初めてNHKに紹介されました。日記を通して、悲しみを乗り越えるため一歩一歩前へ進もうとする母親の思いを紹介します。 <関連番組> NHKジャーナル 11月1日(金)22時00分〜 [ラジオ第1] おはよう日本 11月3日(日)7時00分〜 [総合テレビ] 最後まで避難