二酸化炭素(CO₂)や二酸化硫黄(SO₂)、窒素酸化物(NOₓ)の主要な排出源の1つが、重油を燃料とする海運です。各種ガスの排出量は船を電化すれば削減可能ですが、これまで船の電化ついては活発に議論されていませんでした。カリフォルニア大学バークレー校のジェシカ・カーシー氏らは、船の電化に関する議論が進んでいない理由について「過去の研究がバッテリーのコスト、エネルギー密度、利用できる船内スペースについて時代遅れの仮定をしていたためだ」と指摘し、新たな条件での試算を行って世界の海上輸送の40%以上は十分にバッテリー推進に置き換え可能であることを示しています。 Rapid battery cost declines accelerate the prospects of all-electric interregional container shipping | Nature Energy ht