新日本監査法人の荒尾泰則・経営専務理事は12日、外部有識者を集めて設置したオリンパス監査検証委員会の終了後の記者会見で、同社の損失隠しについて11月8日に初めて知ったことを明らかにした。同日はオリンパスが損失隠しを公表し、高山修一社長が記者会見したが「この時点でオリンパスから報告を受け、初めて過去の損失先送りを認識した」と話した。併せて、マイケル・ウッドフォード元社長によるオリンパス取締役会に
印刷 外来患者に受診のたびに窓口負担に上乗せして100円を求める「受診時定額負担」について、厚生労働省は9日の社会保障審議会医療保険部会で、低所得者は50円にする案を示した。ただ、民主党内には定額負担の導入自体に反対論が強く、理解が広がるかは不透明だ。 厚労省の試算では、市町村民税非課税の低所得者の負担を50円、それ以外を100円とした場合、2015年度時点で約1100億円の公費が浮く。同省はこの財源を使って、中・低所得層の医療費の月額負担上限を引き下げたい考え。 一方、定額負担の代わりに保険料引き上げで財源を確保した場合、一人当たりの年間平均負担額は、協会けんぽで約4600円、企業の健康保険組合で約4400円、市町村国保で約1400円、後期高齢者医療制度で約350円増えるとの試算も示した。 関連記事介護保険料、最大月900円増 「総報酬割り」で試算(11/1)国保運営の広域化、知事
NTT西日本の回線に接続してADSLなどのサービスを提供している接続事業者ら15社は2010年11月16日、総務省に「公正な競争環境の実現に向けた対応に関する要望書」を提出した。これは、NTT西日本が他事業者の利用者情報を不適切に使用したと2009年11月に発表した件について、事件発覚から1年近くが経過したにもかかわらず、NTT西日本から接続事業者らに対して明確な説明がない状況の解決を目的としたものである。 13回文書送付、3回の合同説明会開催も… 接続事業者らは要望書提出後に会見を行い、経緯の説明や記者の質問に答えた。会見で接続事業者らは事件発覚以降、合同で状況説明を求める文書を13回、NTT西日本に送付したと説明した。NTT西日本はいずれについても文書で回答し、また関係する接続事業者らを集めた合同説明会も2010年4月、8月、10月に計3回開催した。しかしいずれにおいても、「今回不正利
[東京 3日 ロイター] 野田佳彦財務相は3日午後、衆議院の財務金融委員会・経済産業委員会連合審査会に出席し、世界の為替取引総額は輸出額の約100倍の規模に膨らんでいるとの認識を示した。 世界の為替取引は国際決済銀行(BIS)によると2010年4月時点で1日当たり5.1兆ドル。一方、世界の輸出総額は、国際通貨基金(IMF)統計によると2010年で年間15兆ドル、1日当たり400億ドル程度となる。 また、出席した内閣府の鈴木明彦大臣官房審議官は、対ドルでの円の購買力平価は、経済協力開発機構(OECD)によると2010年時点1ドル111.40円、と説明した。いずれも共産党の佐々木憲昭委員への答弁。
(上)「怪vol0034」に掲載された新作漫画の表紙((c)水木プロ)(下)古代出雲をテーマに新作漫画を執筆中の水木さん(左、2009年10月、隠岐の島町で) 古事記の編さん(712年)から来年で1300年を迎えるのに合わせ、漫画家水木しげるさん(89)が、古代出雲の謎に迫る新作漫画「水木しげるの古代出雲王朝盛衰記(仮題)」を執筆している。少年時代から構想を温めてきたという大作で、来年3月に出版する。(南暁子) 水木さんは鳥取県境港市出身。出雲神話の舞台となった島根県東部には、幼い頃から祖母に連れられて何度も訪れており、「僕は古代に生きていて、この道を通ったことがある」などと感じていたという。 節目の年を機に、作品を残そうと決意。出雲大社(出雲市)や美保神社(松江市)など神話の舞台を改めて歩き、古事記や日本書紀の出雲神話を読み直した。作品では、大量の青銅器を残した古代出雲勢力について独自の
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