反・石原の立場を鮮明にしている「週刊金曜日」の連載に、共産党がかみついた。都知事選について論評したもので、「(石原追い落としのため)幅広く市民の支持を得られる候補にまとまることが必要で、共産党は独自候補を擁立すべきではない」という論陣をはった。共産党は反論文書を作成、週刊金曜日側の姿勢を「民主主義を語る資格が問われる」と非難している。 独自候補の擁立は自民党や石原の増長をもたらす 東京都知事選は2007年3月22日告示され、4月8日の投開票日まで2週間にわたる選挙戦が始まった。14人が立候補の届出をしたが、石原慎太郎氏と浅野史郎氏の一騎打ちになる、という見方が有力だ。政党の推薦を受けない候補者が多いなか、吉田万三氏が共産党の推薦を受けている。そんな状況に対して批判的な論評を掲載したのが、「週刊金曜日」だ。同誌は、3月から「石原慎太郎の本性」という連載を始め、「つきまとうのはきな臭い利権」「