Xデーは2012年12月21日。地球が滅びるというのだ。何をバカなと思う方もいるだろうが、この"地球の終わりの日"は全世界を揺るがしている。 フランス南部にある、人口わずか200人の小さな山村ビュガラッシュ。予言者・ノストラダムスも訪れたこの地に現在、世界各地から"終末論者"が大挙押し寄せてきているという。 「その数、実に3000人。ここは、"世界の終わりを逃れる聖地"といわれており、ホテルは満室。平地はテントやキャンピングカーで埋め尽くされています」(在仏の全国紙記者) 地球の終わりを予言するのは、"マヤ文明"の暦だ。 「マヤ文明とは、中央アメリカのメキシコを中心に、3~9世紀に最盛期を迎えた古代文明。太陽暦や太陰暦、金星暦を組み合わせた複雑な"暦法"が古くから発達し、神話を用いた知性的な文化を発展させてきました」(歴史ライター) マヤ文明では、地球が太陽を1周するのは、365・2420