日本株、2024年は昇り竜が如き凄まじい上昇劇を演じている。その舞台の中心は、最も流動性が高い先物を有する「日経平均株価」。なんでこんなに上がるんだ? その思いから、日経平均株価をショート(ダブルインバースETFを買うなど)する投資家も急増している。ただ、そうしたポジションが積まれれば積まれるほど、昇り竜は天高く勢い付く…そんな踏み上げ相場の様相も呈している。 グーグルが上場したときに「100万円」買っていたら、今いくらになっている? 株価の水準的には、「約34年ぶり高値…」といった表現も踊る。1月22日終値3万6546円、これは1990年2月21日以来の水準となる。当時とは日経平均株価の構成銘柄も全然違う、日本企業の収益性も比べモノにならない、そんなことは百も承知。チャート上で比較する場所がソコしかないから、みんな意識しているだけである。 当時を経験したことは無いが、バブル相場1989年