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ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (17)

  • 論文捏造で3年総額1億7000万円の研究費をせしめる? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 元熊大の准教授らを処分 論文捏造で名古屋市大 – 熊日 Retraction Notice to: The Chromatin-Remodeling Complex WINAC Targets a Nuclear Receptor to Promoters and Is Impaired in Williams Syndrome / 告発サイト / 筆頭著者の受給グラント詳細 , その受給額詳細 , その告発内容 2つの論文捏造事件に関する情報が飛び込んできました。まず1つ目は主に熊大で起きた論文捏造をわざわざ被疑者の現在の所属先である名古屋市大が調査した上、処分するという事態に発展したもの。19という捏造論文の多さが目を引く事件だというのが僕の印象です。 そして2つ目が、実は研究者コミュニティの間では口コミで囁かれ続け、有志による告発サイトが立ち上がって以降は海外

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    REV 2012/04/11
    これから、「捏造を防ぐために、文部科学省予算を使う場合には、実験ノートは直筆、もしく当局に認可された記録システムを使用すること」なんてへっぽこな指針が出てきたら、研究者は石を投げる権利を得てもいい。
  • Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」 — 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 Numbers of young scientists declining in Japan – Nature News “Government policies are hampering the country’s next generation of research leaders, advisory body says.” もう見たまんまです。詳しくはリンク先の文及びこの後に続く日語訳をお読み頂きたいのですが、端的に言えば 過去30年間で大学教員全体の人数は50000人から63000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10000人から6800人へと大幅に(30%以上)減った 40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また65歳以上の人数も増え続けている。 同時期に日のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける

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    REV 2012/03/22
    おやつの300円を自由に使う決定権や裁量権はありそうな気がしたが、しかし麦茶に砂糖を入れるのは不許可になりそうw
  • 対岸の火事と呼ぶには生々し過ぎる:スペインで科学研究管轄省庁が廃止&科技予算も6000億円以上カット – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Spanish changes are scientific suicide – Nature News, 15 February 2012 海外の話ですが、とんでもないニュースが突然舞い込んできました。非常に大事な話題だと思いますので、全文を(意訳だらけですが)要約しておきます。 スペインからついに科学政策担当省庁が消える。昨年(2011年)末、新政権は科学政策を経済競争省に移管することを決定した・・・最も科学政策を担うにはふさわしくない省庁に、である。スペインでは今や科学研究予算の増額は望まれていない。実際、現在予定されている108億ユーロもの予算支出削減のうち、半分が科学研究に関するものだ。近日中に発表される2012年度予算でも削減の的となるのは容易に予想がつく。 国の方針は明確だ。スペインにおいて、もはや科学研究は優遇されない。確かに、スペインは今や深刻な財政危

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    REV 2012/02/17
    コスト削減にセンシティブな民間企業では、R&D部門は独立採算なんだよね?社の予算を投じたりはしてないよね??
  • ポスドクからテニュアの大学教員になれるのは毎年2%弱だけ:不完全ながらも重要なデータとなったポスドクの実態調査より – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【ポスドク問題】 ポストドクター等の雇用・進路に関する調査-大学・公的研究機関への全数調査 (2009 年度実績) – NISTEP ニュースでは微妙に耳にしていましたが、実際にこういう詳しい資料がリリースされていたというのを実は僕は全く存じておりませんでした。  ということで取り上げてみようと思います。ちなみに記事タイトルの「不完全ながらも」という但し書きは、「究極的には機関ごとの集計値を各機関が自己申告したもので構成されるデータなので当の全数調査であるかどうかは保証できない」という内部情報に基づいております。 ところで、まず最も大事なのはこの調査での「ポスドク」の定義です。概要PDFには、以下のように冒頭に書いてあります。 ポストドクター等: 博士の学位を取

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    REV 2012/02/15
    続ければ続けるほど当たりに近づく賭けでは「ない」ような気がする
  • 世界規模で縮減するバイオ系サイエンス:米は壊滅、欧州も衰退、日本は横這い、中国とインドだけが伸長 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Funding in 2012: “great recession” starts to bite (Macilwain C, Cell. 2012 Jan 20;148(1-2):14-6) Biomedical research budgets are frozen or falling in developed countries. Can expansion in developing nations continue as economic contagion spreads? 当blogでCellの記事を取り上げるのは珍しいのですが、今後の世界レベルでの科学技術予算動向を占う上で大変重要な資料なので取り上げてみました。 Cellにアクセスできる方には是非お読みいただきたいのですが、これはもう見たまんま。ズバリ「天気予報に喩えて」2012年のバイオ系サイエンス

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    REV 2012/02/08
  • 「研究も教育もしない教員に経費が回り、予算を拡充しても国際競争力は低下」と財務省主計官が日本の大学を批判 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&大学・大学院】 法科大学院をたたけばいい?「大学版」政策仕分けの波紋 – 朝日 そういえば政策仕分けなんてものがしばらく前にあったわけですが、結果から言うとそこまで極端な大鉈振るいには発展しなかったので何となく我々研究者としては忘れたつもりになってるんじゃないかと思います。 ただ、その仕分けの席上で「運営費交付金削減&改革を断行する大学にご褒美予算」という流れの再確認があったのも事実で、 「世界に通用するのか」というテーマでは、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)のランキング東大がアジアのトップながら世界の30位、京大の52位を含めて100位以内が2校という結果をもとに、国際競争力の有無や、世界の大学との財務体質の比較などがされた。 ランキングについては、指標次第で順位も変わり、日の大学の実力を正しく反映していないのではないか、という冷静

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    REV 2012/01/12
    じゃあ、官僚も、予算を拡充しても仕事をしない職員に経費が回り、予算を拡充しても成果が低下するわけかな。
  • 過当競争に喘ぐ日本のアカデミアと、その明るくない展望と – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと – bluelines 大学の教員になりたい全ての人のために – 生駒日記 日のアカデミアの将来はきっと明るい – むしブロ+ 日のアカデミアの将来は明るい、か? – lochtextの日記 公募のしくみ – bluelines 上記リンク筆頭のgorotakuさんの記事が大変な反響を呼び、それに連なる反応エントリが続々と出てきているようです。それらのエントリを既にお読みの方も多いと思いますが、1センテンスずつでまとめるとこんなところでしょうか。 大学教員(研究者)になる=応募者の中で絶対に1番になることであり、絶望的なぐらい困難で覚悟の要る挑戦 大学教員公募を勝ち抜くのは大変だし、ノウハウも要る 就活競争激化によって競争原理が働き、近い将来日のアカデミアは優秀な研究者だけが残るはず (3.への反論)むしろ過当競争

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    REV 2012/01/09
    社会が多産多死から少産少死へと移行し、しかし、少産少死から多産多死へと移行した分野について
  • やっぱり浮上した「そのまま科研費3割カット」の危険性:厚労科研費は満額支給されたが文科科研費は文科省レベルで見通し立たず – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 東日大震災:科学研究費補助金が減額される可能性 – 毎日 「震災復興で予算が足りないから科研費3割カット」とは一体どういうことか? 科研費は無事今年度分が満額支給されるか?特例公債法案がようやく可決へ – 当blog 我々研究者がうかうかしている間に、危惧していた事態が迫りつつあるようです。読んで字の如し、先に7割が支払われたまま滞っている科研費の支給が、そのまま震災復興財源確保のために差し止められ、最終的に3割カットされる可能性があるというお話です。要点だけ書くと、 厚労省の管轄である既に厚労科研費は全額が支給された にもかかわらず文科省の管轄である文科科研費は未だに文科省レベルで見通しが立っていない 満額支給になるかどうかは文科省でも10月にならないと見極めがつかない ということのようです。ここから色々なことが考えられますが、個人的な推測としてはやはり財務省レベ

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    REV 2011/08/22
  • 「震災復興で予算が足りないから科研費3割カット」とは一体どういうことか? – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【研究 – 全般】 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(特別推進研究、基盤研究、挑戦的萌芽研究、若手研究、研究活動スタート支援))の交付決定について 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(学術創成研究費))の交付決定について いきなりこんなニュースが飛び込んできてびっくりしたのが先週末。僕も若手Bの継続分を持っているので、決して他人事ではありません。 なお、平成23年3月11日に発生した東日大震災により甚大な被害が生じたことから緊急に財源確保が求められる可能性があり、今後の状況によっては交付額の減額変更を行う可能性があります。この場合、各研究課題の年度交付する補助金の額は、今回の交付決定額にかかわらず減額されることとなりますので、当面、各

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    REV 2011/07/13
     科学技術セクターの支持政党が気になった。
  • 放射能汚染レベルを「隠し」「無理矢理にでも」売ろうとするから「風評被害」になるという事実を農水省は理解していない – 大「脳」洋航海記

    【放射線・放射能対策】 基準値超のお茶、出荷停止できず 農水「飲用は薄い」VS厚労「検査必要」 – 産経 via Yahoo!ニュース 当の「風評被害」を避けるために必要なこと – 当blog 何というか、「作物を売らなければ生産者の生活が成り立たない」のは理解できるんですが、その余計な後押しがさらなる深刻な「風評被害」を招く危険性があるということを農水省は全く理解していないようです。 何度でも書きますが、ここで無理矢理にでも基準値を超えた茶葉を出荷すれば確実に消費者全体に疑心暗鬼が広がって、基準値を超えた産地以外から出荷された茶葉も売れなくなります。そうして放射能汚染と全く無縁の産地までもが巻き添えをってしまえば、これは立派な「風評被害」です。「茶業界は商売を優先して情報を隠蔽する」という認識が広がれば、以後二度と日の茶葉が売れなくなる危険性すらある愚行だと思います。 大事なことは

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    REV 2011/05/22
  • Nature曰く「日本の博士課程制度は存亡の危機に瀕している」 – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 Education: The PhD factory - 20 April 2011, Nature472, 276-279 (2011) Japan: A system in crisis Of all the countries in which to graduate with a science PhD, Japan is arguably one of the worst. In the 1990s, the government set a policy to triple the number of postdocs to 10,000, and stepped up PhD recruitment to meet that goal. The policy was meant to bring Japan’s science capacity u

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    REV 2011/04/24
    ロースクールも存亡の危機に。
  • ドクター・ポスドク問題その後(完):ついに自分が「当事者」になった – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? – DISCOVERサイエンス via Amazon 私事ですが、先日ようやく次のポジションが決まりました。さすがにまだまだ修業が必要な状況ですので勿論任期制なのですが、ともあれこれで研究者キャリアを継続させていくことができそうです。 当blogを始めたのが、ちょうど今のポスドクの職に就く3ヶ月前のこと。あれから5年、ついに僕がポスドク問題の「当事者」になりました。 思い起こせば、事実上内々定をいただいて決まりかけていた次のポジションが「予算計画変更」によってちょうど1年前のこと。その時は事業仕分けの余波もあり、「現政権ならいきなり引っくり返すこともあり得るな・・・」と警戒して現在のポジションの契約を任期満了まで延長しておいたことで、辛うじて失業は免れたのでした。かくして、普通の「研究者の就活」を始めることに。 しか

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    REV 2011/03/03
  • 「5%有意水準のもとで有意」を日本の法廷は「5%も例外があるならそれは重要だ」と曲解する(追記あり) – 大「脳」洋航海記

    【科学】 2010年8月25日 司法関係者が統計学を理解できないと – サイエンスポータルレビュー この記事にはちょっとびっくりしました。何がびっくりしたって、記事中で紹介されている法廷の現場における科学者の証言の扱いについてです。 最初の基調講演者、津田敏秀・岡山大学大学院環境学研究科教授の指摘からも事態の深刻さが読み取れた。津田氏は疫学が専門の医師として、水俣病を初めとする多くの環境裁判の法廷で証言してきた経験を持つ。 氏の指摘の中で、多くの人がありそうだと感じるだろう、と思われることがあった。裁判官を含む司法関係者の多くが、疫学の基である統計学を理解していないということだ。確率というものが理解できない結果、「95%の確率でこれこれのことが言える」という科学者の証言に対し、「では残り5%はどうなのか」といったやりとりにしばしば論点が移され、結果的に「5%」の方が勝ってしまうことが「日

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    REV 2010/08/27
    で、別の例では「5%は例外的である」と言い出す予感
  • 「ポスドクからポストポスドクへ」:嘘八百とは信じ難い名コラム – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 ポスドクからポストポスドクへ(<シリーズ>”ポスドク”問題 その12) – 日物理学会誌(CiNiiデータベース) / PDFファイル 2年前に話題になったと聞いていた円城塔氏の日物理学会誌掲載コラムがPDF化して、CiNiiのデータベースに収録されたとTwitter上で知ったので読んでみました。これがまぁ・・・面白いといいますか、読ませる内容といいますか。 「嘘八百」と自称しておられますし、程度の多寡や諸現場における事情の差異はありますが、ポスドク問題の何たるかをわかりやすく知るためのエピソードがたくさん書かれていますので、興味のある方にはぜひ一読をお薦めいたします。 全文引用するのは大変なので、興味深いと思ったところを少しだけ抜粋。句読点が違うのはご容赦を。 長い大学での生活で代え難く得たものは様々ある。学恩が第一のものであり、第二、第三と続くのだが、

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    REV 2010/07/28
  • 日本でも現実味を帯び始めた「ニュージーランド型の大学改革」 – 大「脳」洋航海記

    【大学・大学院】 草の根から見たニュージーランドの行政改革 ニュ-ジ-ランドの行政改革と高等教育および科学研究への影響・予備調査報告 昨年の事業仕分け直前のエントリでだいぶ詳説しましたが、今ちょうど運営交付金の削減談義が降って湧いてきているところですので、再掲してみることにしました。 ちなみに、昨年のエントリで引用して反響を呼んだ下りはこの辺り。 科学研究で何が起こっているかは、王立協会(日の学士院に相当)会長のブラック教授が昨年オーストラリア国立大学とネーチャー誌主催の討論会「研究において創造力をいかに育てるか」で講演したときの演題「文化大革命下にあるニュージーランド科学研究の現状」4)がよく示していると思われる。科学研究分野においても、キーワードは「自由化」、「競争」、「受益者負担」となり、経済に直接有用な研究のみに予算が与えられるようになった。国立研究所は再編縮小され、あるものは廃

  • 日本の科学研究業績はこの10年に渡って低迷し、衰退の兆候すら見せている – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&科学】 日の科学研究動向レポート、『グローバル・リサーチ・レポート:日』を発表~日の論文数はほぼ横ばい、中国など新興国の台頭もあり論文数の世界シェアは低下~ – トムソン・ロイター 2010年7月7日 論文から見た日の研究業績低迷明らかに – サイエンスポータル 日は「質」の低い基礎科学研究論文を「量」産する国でしかないのか:ISIトムソン・ロイターズのデータが示すもの / ついに日のサイエンスの「老化」が始まった?:相対的のみならず、絶対的な生産性の低下という事実が示すもの – 当blog 今年の春にかなり集中的に議論されていた、「日のサイエンスの老化」問題。当時はEssential Science Indicatorのデータに基づいて研究者同士で議論を交わしていたのですが、今回ついにそのESIの総元締めであるトムソン・ロイター自身が定例リリースしている”

  • 臓器移植に関する僕個人の意思表明:自分と家族に対する脳死判定は拒否し、仮に自分が脳死判定されても、家族が脳死判定されても、臓器提供は全面的に拒否します(追記あり) – 大「�

    臓器移植に関する僕個人の意思表明:自分と家族に対する脳死判定は拒否し、仮に自分が脳死判定されても、家族が脳死判定されても、臓器提供は全面的に拒否します(追記あり) 【私事】 提供年齢制限を撤廃=衆院、移植法改正A案を可決-与党・民主、党議拘束外す 「D案賛成」でA案に反対票=「脳死は人の死」難点-麻生首相 小児脳死移植、解禁へ一歩=「死」論議や救急医療、問題山積 成立12年、ようやく改正へ=「脳死は人の死」に懸念も-臓器移植法 「脳死を一律死にしないで」=慎重な議論求める-移植法A案反対の遺族ら - 時事 『同じ境遇の子 日でも救える』 臓器移植法改正『A案』可決 – 東京新聞 臓器移植法案 A案が衆議院で可決されました。 – 今日の小児科医の日記 (注:私事のエントリですので、申し訳ありませんがコメント・トラックバックは受け付けておりません。予めご了承ください。もちろん、言うま

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    REV 2010/06/03
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