厚生労働省の中央社会保険医療協議会は、2012年1月27日、先進医療として承認されている技術のうち23技術を、同年4月から健康保険の給付対象とすることを了承した。「根治的前立腺全摘除術における内視鏡下手術用ロボット(da Vinci S)支援」など、デジタルヘルス分野の技術も含まれている。 「da Vinci S」は、米国のIntuitive Surgical社が製造する手術支援ロボット。内視鏡により得られた画像を10倍に拡大してディスプレーに表示し、術者はそれを確認しながらレバーを動かし、ロボットアームを遠隔操作して手術を行う。内視鏡下手術なので患者の体への負担が小さい上、遠近感のある3次元画像が得られる、細かな手術操作ができる――などの特徴を持つ。 世界では全機種合わせて既に約2000台が売れ、うち半分以上は米国での販売実績。日本では、ジョンソン・エンド・ジョンソンが2009年に「da