昨今の車と比べると、昔の車といっても1960年代頃の車は、扱いが非常に難しかった。自動変速機(AT:オートマチックトランスミッション)も殆ど普及しておらず、手動変速機(MT:マニュアルミッション)が一般的だった。もちろん、「AT限定免許」なんてものは存在しなかった。 【こちらも】赤い車の魅力 そしてそのミッションも、ローギアはノンシンクロ。つまりシンクロメッシュでは無いので、回転数が合っていないと、回転数を合わせるためにダブルクラッチなる作業が必要だった。 当時一般的だった3速のミッション車なら、普段は停止状態で、ローから動き出して、セカンド->トップとシフトアップして行くので、ローがシンクロで無くても支障は無い。しかし、トップ->セカンド->ローとシフトダウンする場合、セカンドからローにギアを落とす際には、一度セカンドからギアを抜いて、ニュートラルで繋ぎ、アクセルで回転数を上げてやってか