生活保護の不正受給316件 県内、前年度の1・5倍に 県内で2012年度、生活保護の不正受給が316件、7679万円に上ったことが11日、県の調査で分かった。11年度の217件、4902万円から件数、金額とも約1・5倍に増えた。賃金収入を申告していないケースが146件を占めた。 県内17福祉事務所(県4、市13)別の不正受給は秋田市が件数、金額とも最多の103件、2345万円。大仙市53件(1043万円)、横手市37件(843万円)、能代市29件(792万円)、湯沢市26件(740万円)と続いた。残る12事務所は1〜10件、2万3400〜425万円。 不正の内訳は、賃金収入の無申告に次いで多かったのが、年金収入などの無申告98件、賃金収入の過少申告21件、資産収入の無申告10件—などだった。