ツイッターでつぶやいた、『トイレットペーパーも温水洗浄便座もない異世界に転移したので俺のケツが大変なんだが』という異世界ファンタジーのネタを調理してみました 俺が異世界に転移して、ずいぶんと時が過ぎた。 最初は、えらく苦労したものだ。二十一世紀の日本に住んでいた文明人が、いきなり右も左もわからないファンタジーっぽい世界に転移したのだから。 ここは野蛮な、力こそパワー、魔法こそマジックな異世界である。ゴブリンもいれば、ドラゴンもいる。むしろ人間の方が少ない。 俺が死なずにすんだのは、異世界転移と同時に目覚めた魔法の力のおかげだ。 《モンスターの調教》。 これが、俺の持つ魔法だ。 ちなみに、ここでいうモンスターは、人間以外全部、だ。 犬や馬もモンスターだ。調教できる。 エルフやドワーフもモンスターだ。調教できる。 ドラゴンや天使もモンスターだ。調教できる。 無敵じゃないか、と思うだろう? 実は
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