スマホ決済で大手の一角にくい込む楽天。「ペイペイ」や「LINEペイ」にはない独自の強みはポイント経済圏にある(撮影:大澤誠) ソフトバンクとヤフーの「ペイペイ」、LINEの「LINEペイ」、そしてNTTドコモの「d払い」と、スマートフォン決済サービスの大規模な還元キャンペーンが世をにぎわせている。そんな中、キャンペーンもテレビCMを打ち出さない、一見すると”地味な”展開で勝負しているのが、楽天の運営する「楽天ペイ」だ。MMD研究所が2019年1月に実施した調査によれば、スマホ所有者が利用しているQRコード決済サービス(調査は2019年1月中旬)のトップは「楽天ペイ」(9.4%)だった。これに「ペイペイ」(8.1%)、「LINEペイ」(7.9%)が続く。同調査で最上位に来た利用動機は「ポイントがたくさん貯まるから」。利用率の順位からは、単発の高還元キャンペーンより、楽天が2002年から手がけ